「L・I・J対金剛 シングル5番勝負」の第3試合で、SANADAと征矢が対決。両者はかつて全日本プロレスを主戦場にしており、元タッグパートナーという関係。2010年8月と2011年6月にはアジアタッグ王座にも就いている。
ゴング直後、SANADAはロープ際でクリーンブレイク。その後、征矢がSANADAの左腕を絞り上げ、主導権を握る。
さらに征矢は、ロープ際のラリアットでSANADAを場外へ落とし、鉄柵攻撃を連発。そしてリングへ戻ると、チョップ合戦を制し、串刺しバックエルボー、ブルドッキングヘッドロックへ繋ぐ。
次に征矢はブッコ抜きブレーンバスターを仕掛けるが、SANADAが反対に投げ捨てて逆転。そして、前後の連続リープフロッグからドロップキックを食らわせる。
これで征矢が場外へ落ちると、SANADAはプランチャで追撃。そして、スワンダイブ攻撃にいくが、征矢が強引に捕まえて流れを変え、カウンタースピアーで逆転する。
さらに征矢は、串刺しラリアット、ワイルドスクラップで追い討ち。だが、SANADAは自らエプロンへ飛び出し、スワンダイブミサイルキックで逆襲。そして、TKOで叩きつける。
その後、SANADAはSkull Endを仕掛けるが、征矢がパワーで持ち上げ、アバランシュホールドで叩きつける。そしてロープへ走るも、SANADAがカウンタードロップキックで吹き飛ばし、間髪入れずにマジックスクリューで追い討ちをかける。
続いてSANADAはうつ伏せになった征矢をラウンディングボディプレスで押し潰す。そして、仰向けになったところでもう1度ラウンディングボディプレスを繰り出すが、征矢が両膝を出して身を守る。
その後、征矢がダブルチョップを浴びせると、SANADAはエルボーで対抗。そこから征矢逆水平チョップ、SANADAがエルボーを交互に打ち合う。
続いて征矢がダブルチョップを連発すると、SANADAはエルボースマッシュで対抗。そして、ローリングエルボーへ繋ぐも、征矢がカウンターラリアットで巻き返し、垂直落下式デスバレーボムで突き刺す。
それでもSANADAがフォールを返すと、征矢は弾道を発射。これをSANADAが回避してオコーナーブリッジを繰り出すが、カウントは2。
するとSANADAはムーンサルト式でSkull Endを仕掛けるが、征矢がブッコ抜きブレーンバスターで逆襲。そして、ジャンピングDDTから押さえ込むが、SANADAはギリギリで肩を上げる。
ここで征矢は弾道を放つが、またもやSANADAが回避してオコーナーブリッジを仕掛ける。そして、そこからフランケンシュタイナーへ移行して押さえ込むも、跳ね返した征矢がラリアットでなぎ倒す。
さらに征矢はラリアットを放つが、SANADAもラリアットを繰り出して相打ちへ持ち込む。だが、仁王立ちとなった征矢が今度こそ弾道を炸裂させ、ついにSANADAを葬った。
WRESTLE KINGDOM 17 in 横浜アリーナ
- 日時
- 2023年1月21日(土) 15:00開場 17:00開始
- 会場
- 神奈川・横浜アリーナ
- 観衆
- 5,533人
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第7試合 30分1本勝負
レフェリー|中山真一
MATCH REPORT
COMMENT
征矢学「金剛、2勝目だ。俺は、俺は、やるべきことやった。あとは中嶋、拳王、任せたぞー! それと、ここからは俺個人の話をさして……。今日久しぶりにあいつと肌を合わせて、試合して、いろいろ、いろんな。デビューして15年、一緒にいた期間、15年より短いかもしれない。その間の期間、そのいろんなこと思いだした。俺には同期がいないけど、あいつは同期みたいなもんだし、元タッグパートナーだ。あいつと離れてからも、あいつの行動、活躍、全部、全部見てたよ。全部見てた。
正直、あいつに対する感情は、ジェラシーでしかないよ。真田聖也。今、SANADAか。どっちでもいいよ。とりあえずは、あいつにはジェラシーしかない。だから、今日この試合も、絶対にあいつに負けたくないんだよ! この先もだ、あいつには負けたくない。あいつは、殻かぶってるって言ったよな。じゃあ、その殻、破り捨ててやるよ。そして、俺が先にテッペン行ってやる。次は2月5日、後楽園ホール。俺にはGHCナショナルのタイトル戦がかかってる。俺は必ずベルトを獲って、あいつより先に上行ってやるからな。見とけよ、サナ!」
SANADA「(コメントスペースに現われると片ヒザをついて)この約10年間、征矢と離れて、今日の負けで自分がやってきたこの10年間が覆されたというか、ロスインゴのメンバーにも迷惑かけて。このままじゃいけないなっていうのは凄く痛感してます」