セミファイナル(第8試合)は『KOPW 2023』保持者の鷹木信悟が中嶋勝彦(NOAH)が対決。両者は過去、2005年と2012年に2度シングルで対戦し、いずれも中嶋が勝利。鷹木としては3度目の正直を果たすと共に、明日の1.22相手でのKOPW争奪戦(vsグレート-O-カーン)、そして2.11大阪でのIWGP世界ヘビー級王座戦(vsオカダ・カズチカ)に向けて勢いをつけたいところだが、果たして結末は?
ここで自身が負ければL・I・Jの負け越しが決定する局面。鷹木は気合いの入った表情で花道を進む。
開始のゴング、両者は牽制しながら近づく。そして一旦離れ、再び近づくと中嶋はローキックをお見舞い。
鷹木は組み付いて一気にロープに押し込むと、ヘッドバットから逆水平チョップ。続くパンピングボンバーをかわした中嶋は、早くもバーティカルスパイクの体勢に入るが、鷹木は回避。すると中嶋は不敵な笑みを見せる。
続いて手四つで組み合うと見せかけ、中嶋はキック。さらにフライングメイヤーからサッカーボールキック。
すると鷹木はエルボーを返し、ここから激しいエルボー合戦に。そして中嶋はフロントキックを連発するも、鷹木はショルダータックルでなぎ倒す。
続いて鷹木は串刺しのショートレンジラリアットからブレーンバスターで豪快に叩きつける。そして鷹木は顔面へのステップキックを連発し、バックドロップの体勢に。
中嶋がこらえると鷹木はロープへ。しかし、中嶋は強烈なカウンターのキチンシンク。そしてサッカーボールキックを叩き込むと、鷹木は場外に転げ落ち、うめき声を上げる。
さらに中嶋はエプロンから鷹木の胸板にサッカーボールキック。そして、中嶋はリング中央であぐらをかき、鷹木を挑発するように拝みポーズを見せてニヤリ。
鷹木はカウント16でリングに生還。すかさず中嶋は顔面に串刺しフロントキック。さらに両足で鷹木の顔面を踏みにじる。
続いて中嶋は強烈なミドルキックから、串刺しフロントキック。そしてしつこく両足で鷹木の顔面を踏みつけていく。さらに中嶋は挑発するようにキックとエルボーを乱打し、またも顔面を踏みつける。
中嶋は鷹木に打ってこいと挑発。だが、中嶋は鷹木のエルボーをかわしてミドルキック。続くバックドロップを鷹木がこらえると、中嶋はソバット。そしてロープに走るが、鷹木はバックエルボー、ナックル、龍魂ラリアットをお見舞い。場内は「鷹木」コールが発生。
鷹木は中嶋の腹部に膝蹴りを連発し、エルボーを叩きこむ。さらに追走式キチンシンクからDDT。そしてスライディングラリアットを叩き込むも、腹部を押さえて苦しげな表情。
続くブレーンバスターを中嶋がこらえると、鷹木はネックスクリュー。そして「来た! 来た! 来た!」と叫び、串刺しのパンピングボンバー。
続いて鷹木は中嶋をコーナー最上段に設置し、雪崩式ブレーンバスターを炸裂。鷹木は必死にカバーするも、中嶋はなんとかカウント2ではね返す。
すると鷹木は「オイ! オイ! オイ!」と叫び、MADE IN JAPANの体勢に。中嶋がこらえると、鷹木はバックドロップを狙う。
だが、中嶋は膝蹴りで切り抜け、コブラツイストへ。さらに卍固めに連携する。鷹木はこれを力で跳ね除ける。
そして鷹木は中嶋の背中に強烈なサッカーボールキック。すると中嶋は不敵な笑み。ここから両者は激しいエルボーの応酬に突入。
鷹木はワンツーエルボーで吹っ飛ばすも、中嶋は重いキックで対抗。すると鷹木はダブルチョップ。中嶋もキックを返すが、鷹木はショートレンジラリアット。
壮絶なショートレンジラリアットとキックの我慢比べとなり、競り勝った中嶋はさらにキックの連発でダウンを奪う。
だが、鷹木は追走式ラリアットからのバックドロップで反撃。そしてパンピングボンバーを繰り出すが、かわした中嶋はハイキックを炸裂。ここで共にダウン。
中嶋は鷹木を引きずり起こし、とどめのバーティカルスパイクを狙う。鷹木がこらえると、中嶋は膝蹴り。そして持ち上げるも、鷹木は切り抜けてショートレンジラリアットを狙う。しかし、中嶋はカウンターの張り手。
鷹木がダウンすると、中嶋は引きずり起こして、ついにバーティカルスパイクを炸裂。だが、カバーは鷹木が必死にカウント2ではね返す。
ならばと中嶋は鷹木を肩に担ごうとするも、鷹木はこらえる。すると中嶋はサッカーボールキック。だが、鷹木はその蹴り足を受け止め、起死回生のMADE IN JAPANを炸裂。場内は「鷹木」コールが巻き起こる。
鷹木は先に立ち上がると、自身の頭部をコーナーに叩きつけて気合いを入れ、豪快なパンピングボンバーを炸裂。しかし、中嶋もカバーをカウント2で意地のキックアウト。
ならばと鷹木はグーパンチ、さらにヘッドバット。そして中嶋の打撃をかわしてハーフネルソンスープレックス。続いて至近距離でのスライディングエルボーを食らわすと、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで逆転勝利。鷹木が怒涛のたたみかけで、5番勝負を2-2のイーブンに持ち込んだ。
試合後、中嶋はセコンドの肩を借りて退場。鷹木は脇腹を押さえながら苦悶の表情で勝ち名乗りを受けた。