メインイベント（第8試合）は、オカダ・カズチカ&田口隆祐&YOHvs鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHI。2.11大阪のIWGPヘビー級王座戦で雌雄を決する王者オカダと挑戦者・鷹木、2.5札幌にてIWGPジュニアヘビー級王座戦で激突する挑戦者YOHと王者ヒロムのダブル前哨戦に。

　鷹木はKOPW、ヒロムはIWGPジュニアヘビーのベルトを携え入場。YOHの入場時、田口が「必勝本」「田口隆祐監修」と書かれたスケッチブックを手渡す。YOHはリング上で動揺を見せるヒロムを一瞥してから、必勝本を放送席の後藤に手渡す。最後にオカダがIWGP世界ヘビーのベルトを腰に花道を進み、田口がロープを空けてリングに招き入れる。

　先発はYOHとヒロム。まずはヘッドロックの目まぐるしい攻防となり、続いてチョップの応酬に。ヒロムが場外に下りると、YOHは追いかけて鉄柵に打ち付ける。そしてリングに戻すと、すばやい動きでカニバサミから低空ドロップキックをお見舞い。
　スイッチした田口はヒロムに串刺しヒップアタックを連発。さらにヒロムの頭部を両足ではさみ、屈伸させて臀部に何度も打ち付ける。
　そして田口はオヤァイポーズを見せようとするが、これは鷹木が妨害。そしてヒロムとBUSHIが田口にダブルで低空ドロップキック。
　次は鷹木が田口にショルダータックル。続いてBUSHIがネックブリーカードロップを食らわす。さらにBUSHIは田口に電気アンマを見舞い、ヒロムと交代。
　ヒロムは田口に串刺しヒロムちゃんボンバーから低空ドロップキックをヒット。カバーは田口がカウント2ではね返す。次は鷹木が田口の腹を踏みつけてから引きずり起こしてブレーンバスター。カバーは田口がカウント2ではね返す。
　続いて鷹木は膝蹴りを連発し、ロープに走ると、田口ではなくオカダにエルボー。怒ったオカダはリングに入り鷹木に襲いかかる。だが、鷹木は場外に放り投げる。
　鷹木は田口の後頭部を踏みつけ、さらに顔面を蹴りつける。すると怒った田口はチョップを連発。だが、鷹木はアトミックドロップを食らわせ、さらにロープに走る。田口はヒップアタックで迎え撃つが、鷹木は空中でキャッチ。田口はうまく脱出し、今度こそヒップアタックをヒット。
　スイッチしたオカダは鷹木にランニングエルボーを連発。そして串刺しエルボーへ。これは鷹木が回避するも、オカダはカウンターのフラップジャックからカバー。これはBUSHIとヒロムがカット。
　そしてBUSHIとヒロムはダブル攻撃を狙うも、オカダは切り抜けて両者に順にDDT。さらに鷹木もDDTで突き刺してカバーするが、これはカウント2。
　すかさずオカダは鷹木をマネークリップで捕獲。そして、コーナーに鷹木をぶつけると、串刺しエルボーへ。かわした鷹木が突進するも、オカダはフロントキック。
　しかし、鷹木もバックエルボー、ナックル。そして龍魂ラリアットを繰り出すが、オカダは回避。続いて技の読み合いから、鷹木がネックスクリューを決める。
　そして鷹木は追走式キチンシンクからDDT。さらにスライディングラリアットを決めてカバーするも、オカダはカウント2ではね返す。
　鷹木は「オイ！　オイ！　オイ！」と気合いを入れ、MADE IN JAPANの体勢に。だが、オカダは切り抜け、ここからエルボーの応酬に。
　そして鷹木は追走式の龍魂ラリアットからロープに走るも、オカダはカウンターのドロップキックをヒット。
　次はYOHとヒロムのマッチアップ。YOHはランニングエルボー、ヒロムはショルダータックルを繰り出す。続いてYOHはフライングフォアアームを炸裂。
　そして激しいチョップの応酬に突入。YOHはヒロムをコーナーまで追いやり、串刺し攻撃へ。ヒロムはキックで回避するが、続くロープワークの攻防でYOHはフランケンシュタイナー。
　ヒロムが場外に落ちると、YOHはプランチャをお見舞いし、雄叫びを上げる。YOHはヒロムをリングに戻し、ファルコンアローを炸裂。ヒロムがカバーをカウント2ではね返すと、YOHはDIRECT DRIVEの体勢に。
　だが、ヒロムは切り抜けてロープへ。するとYOHはバク転からトラースキック。この動きはヒロムに読まれるも、YOHはソバットからもう一度ロープに走る。すると、ヒロムはポップアップ式のシットダウン式パワーボムを炸裂。
　スイッチしたBUSHIは、コーナー最上段からYOHにミサイルキックをヒット。そして鷹木とBUSHIがYOHにトレイン攻撃を敢行。そしてBUSHIは延髄斬りを見舞い、鷹木と連携のバッククラッカー。
　しかし、カバーはオカダがカット。すると鷹木がオカダを捕らえ、BUSHIがYOHにMXを発射。だが、YOHはドロップキックで撃墜。
　すかさずヒロムが襲い掛かり、YOHを肩に担ぐ。しかし、YOHは切り抜け、リバースフランケンシュタイナーを炸裂。そのYOHにBUSHIがスピンキック。
　しかし、YOHはBUSHIにトラースキックを決め、牛殺し式のファルコンアロー。そしてYOHは雄叫びを上げ、とどめのDIRECT DRIVEを炸裂。ヒロムの目の前でBUSHIから3カウントを奪取した。

　
オカダ「まあYOHにいい風が吹いているように、僕にもいい風がここに来て昨日もそうだし、今日も熱くしてもらって、いい流れっていうのはもらってますんで」
　

　
オカダ「まあ、鷹木信悟、手強い相手だと思いますけど、しっかりと新日本プロレスの素晴らしいプロレスというものを皆さんにお見せして、防衛して、また次に進みたいと思います」
　

　
田口「怖いね、ヒロムちゃんは。1日1日攻略されていくわけだから。YOH先生のタッチに似せて、絵を描いてみました。毎日描きますんで、1日1日、ヒロム攻略のヒントをYOHさんに伝えていきたいと思います。まあヒロム選手が凱旋帰国してから、シングルで1回も勝ってないんですけどね」
　

　
YOH「全部ひっくるめてさ、全部ひっくるめて高橋ヒロム、テメエからベルトを獲んのがね、一番早いんでね」
　

　
YOH「高橋ヒロム、攻略始めます」
　
　
 
ヒロム「YOH！ YOH！ 元気あんじゃねえか。凄いな、最高に面白え！ 負けてこんなこと絶対言っちゃいけねえと思うんだけどよ、YOH、俺は凄え楽しんでる！」
　

　
ヒロム「そしてあの攻略本が、何だか分かんないけど、人にやられるとあんなにムカつくんだな！ 人の気持ちが分かったぜ、YOH！ ウアァァァァァ！（と絶叫しながら控室へ）」
　

　
鷹木「今日の試合見たろ？ 随分とオカダもスイッチが入ったようだな。そうこなくっちゃ面白くねえよ。やっとたどり着いたんだよ。道のりは長かったぜ？ 1.5大田区で挑戦は受諾されたが、すぐにノアとの対抗戦、KOPWのタイトルマッチが発表された。そのどちらか一つでも落としたら、俺はIWGP戦がなくなると思っていた」
　

　
鷹木「だが俺は横浜での中嶋勝彦戦も、名古屋のKOPW、オーカーンとの異種格闘技マッチも乗り越えた。2つ乗り越えたんだ。3つ目も乗り越えてやるぜ。オカダがどういう思いか知らんがな、俺は俺なりにプロレスを背負ってるつもりだ。その覚悟を2.11大阪で見せてやるよ。何だか俺が挑戦者だからよ、俺が不利なように見えるかもしれんが、バカ野郎！ 俺とオカダのシングルの戦績は2勝2敗だ。面白えじゃねえか。次の大阪は決着戦だよ。もちろん勝つのは……（ためを作ってから）この俺だ」
　
※BUSHIはノーコメント