2.11大阪で行われる「IWGP世界ヘビー戦」オカダvs鷹木、2.5札幌で行われる「IWGP Jr.戦」ヒロムvsYOH、2.4札幌で行われる「スペシャルシングルマッチ」海野vs内藤のトリプル前哨対決。
　
　先発したオカダと鷹木が互角の攻防を繰り広げたのち、ヒロムとYOHが対峙。YOHが放った串刺しドロップキックをヒロムがかわせば、YOHもヒロムの攻撃を回避してみせる。
　続いて矢野対SANADAとなり、矢野がニュートラルコーナーのパッドで殴りかかる。だが、SANADAが身をかわし、パラダイスロックで矢野を固定。そして、無防備になった尻をコーナーパッドで引っ叩いた。
　ここからLOS INGOBERNABLES de JAPONが矢野を捕獲し、鷹木がブレーンバスターで叩きつける。そして、内藤、SANADA、BUSHIもその流れに乗るが、矢野はロープワークのフェイントでBUSHIをリング上から排除。そして、内藤の髪を掴んで引き倒し、赤コーナーへ戻った。
　これで海野対内藤となり、海野が内藤とSANADAにドロップキックをお見舞い。そして、内藤をヘッドシザースホイップで投げ飛ばすと、ヒロムとBUSHIを衝突させ、いずれもリングから追い出す。

　海野の攻勢は続き、フィッシャーマンズスープレックスホールド。だが、内藤が得意の流れに持ち込み、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックをヒットさせた。
　オカダ対鷹木となり、オカダがエルボー連打、ランニングバックエルボー、フラップジャック。だが、鷹木が串刺しラリアットで挽回し、ショートレンジラリアットでオカダをなぎ倒す。
　さらに鷹木は、DDTからスライディングラリアットへ繋いでいく。その後、エルボー合戦から鷹木が追走式ラリアットを見舞うも、オカダがすぐにカウンタードロップキックで報復した。
　田口対鷹木となり、田口がジャンピングヒップアタック、串刺しヒップアタック。そして、海野のアシストからケツイェに繋ぐと、アンクルホールドでギブアップを迫る。
　しかし、鷹木が脱出し、L・I・Jがトレイン攻撃をお見舞い。そして、内藤＆SANADA＆BUSHI＆ヒロムが4人同時に低空ドロップキックを食らわせる。
　続いて鷹木は熨斗紙で田口を叩きつけるが、フォールはYOHがカット。その直後、ヒロムがトラースキックでYOHを蹴散らし、BUSHIは場外の矢野にトペスイシーダを浴びせる。
　ここで鷹木はロープへ走るが、田口がカウンターフランケンシュタイナーからフォール。これを鷹木が返すと、ジャンピングヒップアタックで追い討ちをかける。
　さらに田口は、トラースキックから再びジャンピングヒップアタックをお見舞い。だが、鷹木がカウンターパンピングボンバーで吹き飛ばし、最後はMADE IN JAPANからの片エビ固めで3カウントを奪取した。

鷹木「言いたいことは、リング上ですべて言ったので、今日はノーコメントだ、ノーコメント。ただひとつだけ、ひとつだけ、盛岡、控えめに言っても、お前ら最高だぞ。今日は気分が最高にいいから、久々に冷麺でも食いに行くよ」
　
ヒロム「YOH～！ 元気いっぱいだなぁ。半年前、1年前のYOHと、別人だよ。すごい。正直言って、ものすごい楽しい。YOH、変わったな。変わったよ。お前は変わってないって言うかもしれないけど、変わった。変わった。全員が思ってると思うよ。YOH、お前変わったなって。1年前、2年前のYOHじゃ、こんな攻略本とか作って、持ってこないだろ。いやぁでも、どうなのかな？ やっぱり、横に外道（田口隆祐）がいるからなのかな？ あのスーパーアドバイザー、外道がついているから、お前は変わったのかもしれないな。いや、それはわかんないよ。YOHの意思かもしれないしね。そこは俺にはわかりません。でもYOH、俺に言ったんだ、試合後。このベルトが欲しいと、欲しくてたまらないと。で、もうひとつ、『ベルトさん、しゃべらないんですか？』と。そうなんだよ。俺もさぁ、2年間、ベルト巻いてなかったから、なかなかコミュニケーション取れてなくてさ。しゃべるのかどうかも、わからないんだよねぇ……。なかなか語りかけてくれないんだよ。俺がこうやっても（ベルトを耳に当てても）さぁ、何も返答しないんだ。だからさぁ、YOH……すぐにはわからないよ。ベルトさん、しゃべってくれるかな？ でも確実にベルトさんも、面白い、楽しんでくれてると思うよ。俺とベルトさんはつながってるから、つながってると信じてるから……。（※ベルトを耳に当てて声を聞いてるようなしぐさを見せる。そして細かく何度かうなずくが）………………」
　
内藤「海野翔太との初めてのシングルマッチが行われる2月4日、北海道立総合体育センター大会まで、あと5日。ひとつ気になることがあるんだよね。それは、レフェリー問題。おそらく、俺と海野翔太による初めてのシングルマッチのレフェリーは、レッドシューズ海野なんでしょ？ だとしたら、海野翔太に有利なジャッジをしてしまうんじゃないの？ だって、レッドシューズ海野だよ。信用できないな。そのへんのとこ、ちょっと検討してくださいよ。ま、俺の提案を無視するのは、新日本プロレスなんだけどね。じゃあ、明日は久々の開催となる秋田ふるさと村ドーム劇場で、またお会いしましょう。アディオス」
　
※SANADA＆BUSHIはノーコメント
　
　
YOH「なぁ、見た？ 俺の攻略本、見たでしょ。足が速くて、いつも元気で、紅茶派で、YouTuberの高橋ヒロム……あぁ、気になるだ、その声がさ。声を聴かせてくれよ。テメェのことじゃねぇぜ。そのベルトさんの声を、俺は聞きたいんだ。いつだ？ いつ聞かせてくれる？ 札幌（2.5）は俺も、高橋ヒロムも、ベルトさんも、最高潮でやろうぜ」
　
海野「後楽園から、自分の勢いが、少しばかり失速してるかな。余裕がないのか、焦ってるのかわからないけど。目先の勝利にこだわって、内藤さん、札幌で勝って、あなたを踏み台にして、高～く高～く、飛躍していきます」
　
※オカダ＆矢野＆田口はノーコメント