セミファイナル(第7試合)のスペシャルシングルマッチでは、ウィル・オスプレイとタイチが対決。 タイチは1.5大田にて金丸義信、DOUKI、TAKAみちのくと新ユニットを結成(のちにユニット名はJust 4 Guysと正式決定)。その初戦でUNITED EMPIREと火花を散らすと、タイチは試合後に「このバラけた4人がまたくっついた以上、手土産が一つ必要なんだよ。アイツ(オスプレイ)はユニットのリーダーなんだろ? だったら、そのリーダーの首、差し出してもらおうか」と、オスプレイとの一騎打ちをアピール。新ユニットに勢いをつけるため、そして故郷・北海道に錦を飾るべく、タイチがオスプレイと激闘を繰り広げるのは必至だ。
タイチは新しい白い入場コスチュームで、TAKAみちのくを帯同し入場。オスプレイにはグレート-O-カーンがセコンドにつく。両者はゴング前、鋭い視殺戦を展開。
ゴングと同時に両者は突進。いきなり激しいフロントキックの応酬を繰り広げる。そしてオスプレイがエルボー、タイチがローキックを打ち合う。
タイチはソバットからジャンピングキック。かわしたオスプレイは早くもヒドゥンブレード。だが、タイチも回避し、リストをつかんでのスピンキックをヒット。
続いてタイチはフライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。そしてキチンシンクを決め、もう一度サッカーボールキックを叩き込んでカバー。これはオスプレイがカウント1で意地のキックアウト。
今度はオスプレイがスタンガンからフロントキック。タイチが場外にエスケープすると、すかさずオスプレイはプランチャをお見舞い。
オスプレイは場外で逆水平チョップを叩き込み、さらにタイチをエプロンに固定しニードロップを炸裂。そしてリングに戻りカバーするが、これはカウント2。
するとオスプレイは挑発するようにサッカーボールキックを連発し、さらに逆水平チョップをお見舞い。タイチは一撃で腰から崩れてしまう。
オスプレイはタイチを引きずり起こし、コーナーにハンマースルー。その衝撃でタイチは倒れ込んでしまう。
続いてオスプレイは背中に膝を連発し、スリーパーで捕獲。さらにオスプレイはサイドバックブリーカーからカバーするも、タイチはカウント2でキックアウト。
優勢のオスプレイはパワーボムの体勢で捕らえるが、タイチはショルダースルーで切り返す。そしてオスプレイの串刺し攻撃を切り抜け、ジャンピングキックをお見舞い。
さらにタイチは串刺しアックスボンバーから、正調のアックスボンバーを狙うも、オスプレイは回避しバックを取る。だが、タイチはオーバーヘッドキック。
続くアックスボンバーは、オスプレイがエルボーで腕を撃ち落とし、キックを繰り出す。しかし、タイチはかわし、今度こそアックスボンバーを炸裂。
ここでタイチはパンタロンを脱ぎ、天翔十字鳳の体勢に。だが、オスプレイは切り抜け、ハンドスプリング式のスクリューキックをヒット。
そしてオスプレイはピッピー・チェリオを食らわせてカバー。しかし、カバーはタイチがカウント2でキックアウト。するとオスプレイはオスカッターを狙うが、タイチは回避。
しかし、オスプレイはサマーソルトキックから延髄斬り。そして再度オスカッターを狙うも、タイチはロープに飛び乗ったオスプレイを捕らえ、バックドロップを狙う。
オスプレイは脱出し、ハンドスプリング式のスクリューキックの体勢に入るも、タイチはバックを取って危険な角度のバックドロップを炸裂。
続いてタイチはバズソーキックを繰り出すが、オスプレイは蹴り足を受け止め、そこにエルボー。そして相手のお株を奪うように顔面へのステップキックを連発する。
タイチも同じ技を繰り出し、両者は意地を張り合う。競り勝ったタイチは、オスプレイに対し自らステップキックを促す。
すると、オスプレイもステップキックを食らわせてから、タイチのステップキックを受け止める。続いてオスプレイが逆水平チョップ、タイチはミドルキックの応酬を展開。
そしてタイチは強烈なステップキックからバズソーキック。タイチは雄叫びを上げると、タイチ式ラストライドを狙う。だが、オスプレイは切り抜けてサイレント・ウィスパー。
そしてオスプレイはヒドゥンブレードを狙うも、タイチはカウンターの横綱式カチ上げエルボー。だが、カバーはオスプレイがカウント2ではね返す。
タイチは気合いを入れ、ブラックメフィストを狙う。オスプレイが切り抜けると、トラースキックの応酬に。そしてオスプレイはオスカッターを狙うも、タイチは後頭部にアックスボンバー。そしてオスプレイがロープの反動で跳ね返ると、ジャンピングキックを炸裂。
続いてタイチ式ラストライドを狙うが、オスプレイは切り抜けてストームブレイカーの体勢に。タイチはこらえるが、オスプレイはしつこくストームブレイカーの体勢で担ぎ上げ、そのままタイガードライバー’91のように落とす。タイチは首を押さえて苦悶の表情。
オスプレイはタイチを引きずり起こし、今度こそオスカッターを炸裂。だが、カバーはタイチが必死にカウント2でキックアウト。
ならばとオスプレイはスーパーオスカッターを狙うも、タイチはこらえ、タイチ式ラストライドで持ち上げる。オスプレイが空中でこらえると、タイチはその状態で突き刺す三冠パワーボムを炸裂。オスプレイは首を押さえのたうち回る。
続いてタイチはヒドゥンブレードのようなモーションで、オスプレイの後頭部にアックスボンバー。そしてカバーするも、オスプレイはカウント2でキックアウト。
ならばとタイチは握りこぶしからバックドロップの体勢に。オスプレイが切り抜けてロープに走ると、タイチはカウンターのドロップキックを突き刺す。
そしてタイチは「オー!」と気合いを入れてバックドロップホールドを炸裂。しかし、オスプレイはカウント3寸前でキックアウト。
するとタイチはとどめの天翔十字鳳を発射するが、先にオスプレイがトラースキックをお見舞い。そしてリバースフランケンシュタイナーを食らわせ、スーパーオスカッターへ。
だが、タイチは払い落とし、タイチ式外道クラッチで押さえる。オスプレイはカウント2ではね返すと、すばやい動きでヒドゥンブレードを炸裂。
そしてオスプレイは首切りポーズから、ストームブレイカーへ。だが、タイチは脱出し、ブラックメフィストの体勢に。
オスプレイも切り抜け、バックドロップを食らわす。タイチは気合いで立ち上がって突進するが、オスプレイはジャンピングしてのヒドゥンブレード。しかし、カバーはタイチがなんとかカウント2でキックアウト。
ならばとオスプレイはエルボーを連発。タイチはフラフラになりながらも、前に出る。するとオスプレイは追撃のエルボーを乱打。
するとタイチは渾身のエルボー。しかし、オスプレイはローリングエルボーをお見舞い。タイチが倒れこむと、ここでレフェリーはダウンカウントが数え始める。
タイチはカウント9で立ち上がろうとするも、オスプレイは正面からのヒドゥンブレードをヒット。そして最後はストームブレイカーで3カウントを奪取。粘るタイチを撃沈した。
試合後、大の字のタイチは、セコンドのヤングライオンの背中に担がれて退場。オスプレイはオーカーン、アキラと共に勝利のクラウンズアップポーズを見せた。