メインイベント(第8試合)は『『NJC』』決勝戦、SANADAvsデビッド・フィンレー。
この数カ月、スランプに陥っていたSANADAだが、1回戦(3.5後楽園)でタイチ、2回戦(3.11名古屋)でKENTAを撃破。そして準々決勝(3.17後楽園)で内藤哲也との同門対決を制すと、なんとL・I・J脱退を表明すると共に“Just 5 Guys”への合流を宣言。そして、9.19群馬の準決勝では、デイビスを下し、4年ぶりの決勝進出を決めた。
対するフィンレーは3.6大田区でBULLET CLUBへの電撃加入を明かすと、その日の1回戦で石井智宏、2回戦(3.15岡山)でグレート-O-カーン、準々決勝(3.18静岡)で海野翔太、そして準決勝(3.19群馬)でNEVER無差別級王者のタマ・トンガを、それぞれトラッシュパンダで撃沈。初の『NJC』ファイナリストに。
この『NJC』で大きく立ち位置を変え、結果を残してきた両雄。優勝の栄冠と共に、4.8 両国国技館でIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカに挑戦するのはいったいどっちだ?。
フィンレーは外道を伴って入場。SANADAはJust 5 Guysの面々と花道を進む。
開始のゴング、地元新潟出身のSANADAに向け、場内は大きな「SANADA」コールに包まれる。そして両者はロックアップで組み合うと、SANADAがロープに押し込み、ここはクリーンブレイク。
続くロックアップ、今度はフィンレーが押し込む。そして離れ際に殴りかかるが、SANADAは切り抜ける。
今度はSANADAがヘッドロックで捕獲。ここからロープワークの攻防に移ると、SANADAはショルダータックル。さらにアームホイップからドロップキックでフィンレーを場外に落とす。
そしてSANADAはプランチャを繰り出すも、かわしたフィンレーはSANADAを担ぎ上げて、場外マットにカナディアンロッキーバスターで叩きつける。さらにパンチを連発してから、SANADAの右腕にストンピングをお見舞い。
フィンレーはSANADAをリングに戻してカバー。SANADAがカウント1ではね返すと、フィンレーはSANADAの左手を踏みつける。
SANADAは腹部へのエルボーで反撃。しかし、フィンレーはエルボーアッパー一発でダウンを奪い、馬乗りパンチを乱打。
続いてフィンレーはギロチンドロップを炸裂。そして高速ブレーンバスターからカバーするが、これはカウント2。
するとフィンレーはSANADAの右手をマットに打ちつけてから、チンロックで捕らえる。そしてコブラクラッチにつなぎ、SANADAのスタミナを削っていく。
劣勢のSANADAだったが、ヒザへの低空ドロップキックで反撃。そしてバックドロップで叩きつける。さらにリープフロッグの連発からドロップキックでフィンレーを場外に落とすと、今度こそプランチャをお見舞い。ここでSANADAは場内の歓声を煽る。
SANADAはフィンレーをリングに戻してカバー。フィンレーはカウント1で意地のキックアウト。するとSANADAはTKOを狙うも、フィンレーは回避。そして、スピアーの体勢で無理やりSANADAを場外に落とし、腰を鉄柵に打ちつける。続いてフィンレーはSANADAをバックドロップの体勢で持ち上げ、エプロンに叩きつけるラフファイト。
戦場をリングに戻したフィンレーは、背後からSANADAの頭部に横殴りのラリアットを乱打。そして後頭部にスライディングラリアットを叩き込んでカバーするが、SANADAはカウント2でキックアウト。
フィンレーはSANADAの頭部を蹴りつけてからロープへ。するとSANADAはカウンターで担ぎ上げてTKOを炸裂。
続いてフィンレーがエルボー、SANADAがチョップを繰り出し打撃の応酬に。SANADAもエルボーに切り替えるが、競り勝ったフィンレーはロープへ。
すかさずSANADAはオコーナーブリッジを仕掛けるも、フィンレーは横入り式エビ固めで切り返す。SANADAはカウント2ではね返すと、スタンディングのドラゴンスリーパーでフィンレーを捕獲。そしてSkull Endにつなげる。
フィンレーの動きが止まると、SANADAは一気にラウンディング・ボディプレスへ。しかし、フィンレーはヒザで迎撃。SANADAは腹部を押さえて顔を歪める。
フィンレーはSANADAを引きずり起こし、カナディアンバックブリーカーで担ぎ上げる。SANADAは脱出するが、フィンレーはアイリッシュカースを炸裂。
続いてフィンレーはカナディアンハンマーからカバーするが、SANADAはカウント2ではね返す。
ならばとフィンレーはヒザのサポーターを外し、トラッシュパンダを狙う。SANADAはブレーンバスターで切り返そうとするも、着地したフィンレーは逆さ押さえ込みの体勢から、再度トラッシュパンダへ。
だが、SANADAは回避し、突進してきたフィンレーにポップアップ式のTKOを食らわす。そしてSANADAはタイガースープレックスホールドを決めるが、フィンレーはカウント2ではね返す。
すかさずSANADAはラウンディング・ボディプレスを炸裂するが、フィンレーはカウント2で必死にキックアウト。ならばとSANADAは首切りポーズから、スタンディングのドラゴンスリーパーで捕らえ、そのままブン回す。
しかし、フィンレーは体勢を入れかえ、スタンディングのドラゴンスリーパーでSANADAを捕らえる。そして、そのまま持ち上げて変形のPrima Noctaを炸裂。だが、カバーはSANADAが何とかカウント2でキックアウト。
続いてフィンレーは串刺し攻撃を狙うも、SANADAは回避し、セカンドロープからトンボを切ってフィンレーのバックに周り、ドラゴンスリーパーで捕獲。
フィンレーは脱出するが、SANADAはドロップキックを突き刺し、オコーナーブリッジへ。だが、フィンレーは切り抜け、旋回式のバックドロップを食らわす。
続いてフィンレーはスピアーからカバーするが、SANADAはカウント2でキックアウト。ならばとフィンレーはトラッシュパンダを狙うも、SANADAは回避し、コリエンド式のスタンディングドラゴンスリーパー。
そこからSANADAは必殺の変形DDTを狙うが、フィンレーは切り抜けてジャーマン。しかし、SANADAはすぐに立ち上がり気合いの雄叫び。
フィンレーはラリアットでなぎ倒すも、SANADAは鬼気迫る表情で即座に立ち上がる。ならばとフィンレーはローリングエルボーからヘッドバットを乱打。
しかし、SANADAはローリングエルボーを連発。3発目はフィンレーがヘッドバットで返し、トラッシュパンダへ。だが、SANADAは切り抜け、シャイニングウィザードを炸裂。そしてSANADAは一気に変形DDTでフィンレーを突き刺し、執念の3カウントを奪取。SANADAが『NJC』初優勝を飾った。