第1試合ではIMPACT Xディヴィジョン王座戦 Xディヴィジョン・スクランブルマッチとして、王者のトレイ・ミゲルにフランキー・カザリアン、リッチ・スワン、そして新日本マットで活躍するロッキー・ロメロ、クラーク・コナーズ、ケビン・ナイトの5選手が挑戦。カザリアンはIMPACTが前身のTNA時代にXディヴィジョン王座を5度戴冠した猛者であり、新日本の『WORLD TAG LEAGUE』にクリストファー・ダニエルズと参戦した過去を持つ。スワンはDRAGON GATEでの活躍で知られ、その後はWWEにも進出し同団体のクルーザー級王座を戴冠。IMPACTの強豪たちと新日本のジュニア戦士による王座戦は、目まぐるしい攻防が繰り広げられることだろう。
入場はスワン、ナイト、カザリアン、コナーズ、ロメロ、そして王者ミゲルの順でリングイン。ミゲルはベルトを掲げて場内にアピールする。
開始のゴング、ミゲルは挑戦者たちをそれぞれ挑発する。すると挑戦者たちは一斉にミゲルに襲い掛かり、袋叩きに。そしてコナーズが場外にミゲルを排除する。
今度は挑戦者の5人がヘッドロックの数珠繋ぎに。そして、コナーズがスワンにショルダータックルをお見舞い。するとカザリアンがコナーズにヒップトス。
さらにカザリアンはナイトにもヒップトスを繰り出す。しかし、ナイトはカザリアンにアームホイップで反撃。続いて5人によるアームホイップの応酬となり、さらに5人同時にドロップキックを放って相打ちに。
ここでミゲルがリングに戻り、ロメロに低空ドロップキック。さらに挑戦者の5人に次々とアームホイップを食らわす。しかし、4選手がミゲルをドロップキックで再び場外へ追いやる。
次はナイトとスワンがコナーズにボディスプラッシュの連携攻撃。続いてナイトとスワンは軽快なロープワークの攻防を見せ、スワンがティヘラをお見舞い。
今度はカザリアンがコナーズにスリングショットDDTを炸裂。さらにカザリアンはロメロ、スワンにロープを使用したギロチンドロップを食らわす。
勢いに乗るカザリアンはミゲルに三発目を狙うも、これはナイトが阻止。ここからカザリアンに対し、ほかの選手がカバー&カットを繰り返す。
続いてナイトがコーナー上のミゲルに飛びつきフランケンシュタイナーを仕掛け、その勢いでミゲルはカザリアンとスワンに激突。
さらにナイトはコーナー最上段のコナーズに雪崩式ブレーンバスターを狙う。すると、そこにカザリアン、ロメロも加わるが、これをミゲルがパワーボムのかたちで投げつける。すかさずスワンがコナーズにフロッグ・スプラッシュを炸裂。
今度は串刺し攻撃を巡る攻防となり、ロメロが躍動。次々とフォーエバーラリアットを食らわす。しかし、コナーズがロメロにカウンターのスピアー。さらにミゲルにもスピアーを炸裂する。
続いてナイトがカザリアンに飛びつき攻撃を狙うも、カザリアンはカウンターのカッター。そのカザリアンに、コナーズがスピアーを食らわす。
するとスワンがコナーズにハンドスプリング式ダイヤモンド・カッターを狙う。だが、コナーズはカウンターのスピアーをお見舞い。
そしてコナーズはナイトに突進。これをかわしたナイトは、コナーズをコーナー最上段に設置し、雪崩式ブレーンバスターを狙う。コナーズが振り払うと、ナイトは再度コーナー上のコナーズに飛びつこうとする。しかし、コナーズはカウンターのスピアーを炸裂。
すると、ミゲルがコナーズを場外に放り投げ、ダメージの大きいナイトとカバーし、まんまと3カウントを奪取。王座防衛に成功した。