第3試合は鈴木みのる&エル・デスペラード&成田蓮vsKENTA&チェーズ・オーエンズ&エル・ファンタズモ。3.17後楽園の8人タッグで、鈴木はKENTAにピンフォール勝ちを収めると、STRONG無差別級王座への挑戦をアピール。KENTAは前日の雪辱を果たすべく、鈴木と熱い火花を散らすことだろう。
KENTAはベルトを携え入場。STRONG STYLEはNEVER6人タッグのベルトと共に花道を進む。
すると、KENTAは入場時の鈴木を襲撃。鉄柱、さらに鉄柵に叩きつける。BULLET CLUBはSTRONG STYLEを場外戦で蹂躙する。
KENTAは鈴木の顔面を踏みつける拷問攻撃。リング上、オーエンズがデスペラードの左足を攻め立てる。さらに腰にエルボーをお見舞い。
続いてオーエンズはバックドロップを狙うも、デスペラードは切り抜けて顔面にパンチ。さらに串刺し攻撃を回避し突進するが、オーエンズはカウンターのバックブリーカー。
続いてファンタズモがコーナー最上段に上り、デスペラードの背中に引っかき攻撃。さらに自軍コーナーにデスペラードを叩きつけ、エルボー、フロントキック、延髄斬りを見舞う。
さらにファンタズモはデスペラードをコーナーに逆さ吊りにし、マット運動を繰り広げてから急所を踏みつける。場外ではKENTAが鈴木をDDTで突き刺す。
リング上、ファンタズモはブレーンバスターを狙うが、デスペラードが逆に投げつける。
スイッチした成田はファンタズモに打撃の猛攻。さらにネックブリーカードロップからカバーするが、オーエンズがカット。
成田はオーエンズを場外に排除すると、ファンタズモにハーフハッチスープレックス。これをファンタズモが返すと、成田とデスペラードはトレイン攻撃を敢行。そして成田はファンタズモにフロントスープレックスを炸裂しカバー。
ファンタズモがカウント2ではね返すと、成田はスリーパーで捕獲。これはファンタズモが足をロープにかけてエスケープ。
すると成田はストンピングを連発。だが、ファンタズモはキックの波状攻撃で対抗。次は鈴木とKENTAのマッチアップ。怒りの鈴木はフロントキックからエルボーを乱打。
そして鈴木はKENTAに串刺しフロントキック、サッカーボールキックをお見舞い。KENTAはエルボーでやり返し、ここからエルボー合戦に突入。
そしてフロントキックの応酬を経て、鈴木がスリーパーを狙う。KENTAは切り抜けるも、鈴木はフロントキックで場外に追いやる。
するとKENTAはイスをリングに上げる。だが、鈴木がフロントキックでKENTAを吹っ飛ばし、そのイスを手にする。
ならばとKENTAはほかのイスを手にリングに上がり、チャンバラ合戦に突入。競り勝ったKENTAは鈴木をイスで殴りつけ、さらに注意に入ったレフェリーに暴行。そしてKENTAが鈴木を殴りつけると、ここでレフェリーは試合終了のゴングを要請。KENTAの反則負けに。
KENTA「(※NJPW STRONGのベルトを片手に持ちながら)ふざけんなよ! なんだ、アイツは、オイ! なんだ、あの柴田みてぇなヤツは!? 柴田? ふざけんなよ! なんだ、あのエル・デスペラードってヤツは!? あれ本名? なんだ、もう一人の坊主!? 1年坊。ふざけんなよ! アイツ、1年坊? ふざけんな、アイツよ。ふざけんな。やっと話すことあるっつうんだよ、ハッハッハッハ!
(※特徴のないTVカメラマンに向かって)オメェよ、俺が話すことない中、さんざん俺がずっと勝ち続けてきたのに、なんだよ、昨日? アイツのせいで俺の連続記録が途切れたよ。(※NJPW STRONGのベルトを床に置いて)そうだろ? 俺の連続が途切れたんだよ。(※特徴のないTVカメラマンが無反応だと畳みかけて)途切れただろ?(※特徴のないTVカメラマンがようやくカメラを縦に振ると)誰も気にしてねぇんだよ。首痛ぇよ。アイツのせいでよ、肩も痛くて。
(※右手を自分の頭上に上げて)昨日、ここまで上がっただろ? 昨日はここまで上がったのに、(※右手を胸の下あたりまで下ろして)今日はここまでしか上がんない。(※右手を回しながら)昨日はこうやってできたのに、今日は全然動かねえ……動いてんだよ! ふざけんなよ、アイツ! ほんでよ、あの坊主。アイツのコメント見たことある? ある?
(※特徴のないTVカメラマンがカメラを縦に振ると)あった。アイツよ、なんか、(※カメラの前で舌を出しながら鈴木みのるの顔マネをして)こうやってよくやるじゃん? そうやって言った後に、アイツ、口癖のようになんて言うか知ってる? 知らない? 教えてあげようか?
『殴らせろ』……いや反則なんだよ! アイツ、新人? 何年やってんの? まだルール知らないの? 反則なんだよ。何が『殴らせろ』だ、アイツ。ルール知らねぇの? 殴らせろ、殴らせろって、何アイツ? チャゲアス? アイツ、何? ふざけんなよ。(※床に置いたNJPW STRONGのベルトを拾って)やっと喋ることあるっつうんだよ。オオ、いつでもやってやるよ、アイツ! オマエ、ありがたく思えよ、相手してやってんだから。あんな坊主の1年坊。そうだろ? ルールも知らねえようなヤツ。ありがたく思え。ありがたく思えよ!
(※特徴のないTVカメラマンが無反応だと畳みかけて)ありがたく思えよ?(※それでも特徴のないTVカメラマンが無反応なので)そう、オマエはアイツじゃねぇもんな。昨日、俺がコメントしなくてなんか、な~んか物足りないと思わなかった?(※特徴のないTVカメラマンがカメラを縦に振ると、嬉しそうな表情で)思っただろ。なんか物足りないなと思っただろ。
(※自分の顔を指差し)そう、俺のおかげ。俺のせい。俺がいなかったから。ふざけんなよ。さんざん喋ることないのにずっと喋ってきたのに、昨日はあるっつうんだよ。ふざけんなよ。いつでもやってやるよ、あの坊主。だから結局、俺が何が言いたいかっていうと、(※またもやカメラに向かって鈴木みのるの顔マネをして)……殴らせろ!」
※チェーズ、ファンタズモはノーコメント
鈴木「(※青いフェンスを持ってコメントスペースに現われ)KENTAーッ! KENTAーッ! KENTAーーーッ! オイ! KENTA、この野郎! オイ、どこ行った!? どこ行った、KENTA! オイ!
(※TVカメラに向かって不気味な笑みを浮かべながら)相変わらず、相変わらず、殴りがいのある面してんじゃねえか、KENTA、この野郎。オイ、テメエ、早くやらせろ。いつだ? いつだ? いつだ? いつだ? 今日か? 明日か? どこ行った、KENTA! オーイ!(※と叫びながら、青いフェンスをぶん投げて姿を消す)」
デスペラード「(※少しむせながら)あぁ~……オイオイ、あそこまで鈴木さんに火付けたヤツってのはなかなかいないよ。さすがKENTA“さん”じゃないっすか。ファンタズモ、チェーズ……(※自分の右肩をさすりながら)チェーズ、どうした、これ?
今回はNEVER6(のタイトルマッチ)じゃないから、オマエらをいちいちいちいち追っかけ回したりすることはないけど、別に俺たちだって大人しくしてる義理はねえんだぞ。ファンタズモ、チェーズ、よく覚えとけよ。(成田の方を向いて)なんかあるかい?」
成田「ぜってぇやり返すからな、オイ! 覚えてろ、オイ!」
デスペラード「(※引き上げる成田の背中を指差しながら)しつこいぞ」