第4試合はマーク・デイビス&ジェフ・コブ&グレート-O-カーンvsEVIL&高橋裕二郎&ディック東郷。前日の3.17後楽園の『NJC』準々決勝では、デイビスとEVILが対戦。UNITED EMPIREとH.O.Tが入り乱れる中、最後はデイビスが勝利を収めた。その追撃戦となる6人タッグで、H.O.Tがなりふり構わず仕掛けてくるのは必至だ。
オーカーンはブリティッシュヘビーのベルトを携え入場。H.O.TはToo Sweetサインをかわすと、ゴングを待たずに奇襲攻撃。
EVILと東郷はデイビスにダブルの攻撃を狙う。しかし、デイビスは同士打ちを誘い、EVILに逆水平チョップ。東郷にはフェイントからのパンチをお見舞い。
続いてデイビスはEVILをボディスラムで叩きつけ、セントーンを炸裂。だが、H.O.Tは悪の連携で形勢逆転に成功すると、3人がかりでデイビスを踏みつける。
そしてEVILはデイビスの左腕を捻じ曲げ、金具むき出しのコーナーに叩きつける。次は東郷がデイビスの背中に、ロープの反動を利用してストンピングを連発。
さらに東郷はデイビスの腰にハンマーパンチ、エルボー、サッカーボールキックとたたみかける。そしてスリーパーで捕獲。
続いてデイビスの顔面にパンチを見舞ってから、裕二郎に交代。裕二郎はデイビスを金具むき出しのコーナーに叩きつける。すかさずEVILとセコンドのSHOがデイビスを蹂躙。そして裕二郎はデイビスをカバーするが、これはカウント2。
裕二郎はデイビスにエルボーを連発。さらにロープにはりつけてフロントキックを炸裂。続いてフィッシャーマンズバスターを狙うが、デイビスは回避しショートレンジラリアットをお見舞い。
ようやくスイッチしたコブは裕二郎にショルダータックル、バックエルボー、ドロップキックを炸裂。そして裕二郎の背中で波乗りポーズを見せる。
続いてコブはブレーンバスターの体勢に入るが、裕二郎は手にかみつく反則攻撃で回避。しかし、コブはアスレチックプレックスを食らわせカバー。裕二郎がカウント2ではね返すと、コブはその場飛びムーンサルトプレスを炸裂。裕二郎はなんとかカウント2ではね返す。
ならばとコブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、裕二郎は回避。そしてEVILのアシストを得て、コブにフロントキックをお見舞い。
スイッチした東郷はコブにボディブローを連発。しかし、コブは仁王立ち。すると東郷は飛びつきスリーパー。だが、コブはそのまま平然と自軍コーナーに戻り、オーカーンに交代。
オーカーンは東郷を担いでお尻ペンペンすると、コーナーに追い詰め玉座を狙う。しかし、SHOが妨害し、東郷はオーカーンにサミング。
ここからH.O.Tはオーカーンにトレイン攻撃。そしてEVILがフィッシャーマンズバスターで叩きつけ、東郷がカバー。これはオーカーンがカウント2ではね返す。
すると東郷はEVILがレフェリーの注意を引きつけるスキに、スポイラーズチョーカーでオーカーンの首を締め上げる。
だが、オーカーンは切り抜け、東郷にモンゴリアンチョップ。するとEVILがオーカーンを金具むき出しのコーナーにハンマースルー。ここから両軍入り乱れる混戦模様に。
コブは裕二郎をジャンピングショルダータックルでなぎ倒すと、東郷の前に立ちはだかる。東郷は顔面かきむしりからロープに走りショルダータックルを見舞うも、コブはビクともせず。逆に東郷は前のめりに倒れてしまう。
するとコブは東郷にネックハンギングツリー。ここでSHOがトーチャーツールでコーナーを叩き、コブの注意を引きつける。
そして東郷がコブに背後からローブローを狙うも、オーカーンが阻止。続いてUNITED EMPIREは東郷とSHOの同士打ちを誘うと、オーカーンが東郷を大空スバル式羊殺しで捕獲。東郷はたまらずギブアップ、UNITED EMPIREに軍配が上がった。
試合後、オーカーンはマイクを握り、「ひれ伏せ、静岡の愚民ども!(場内拍手&歓声)。いいか、帝国の灯火は消えてねえんだよ!(場内拍手&歓声)。マーク・デイビスが『NEW JAPAN CUP』を支配して、新日本に革命を起こしてやるよ!(場内拍手&歓声)。いいか、これがグレート-O-カーン、ジェフ・コブ、そしてマーク・デイビス。そう、UNITED EMPIREの力だ!」とアピールした。