メイン(第7試合)の『NEW JAPAN CUP』準々決勝ではIWGPタッグ王者・後藤洋央紀と、現NEVER無差別級王者のタマ・トンガが対決。
1回戦シードの後藤は、3.12滋賀の2回戦でカイル・フレッチャーをGTRで撃破。一方のタマもシード選手として、同じ3.12滋賀の2回戦でアーロン・ヘナーレの猛攻を振り切り、ガンスタンで沈めてみせた。
今年デビュー20周年の後藤が、11年ぶり4度目の優勝に向けて底力を見せるか? それともシングルプレイヤーとして躍進を続けるタマが、勝利で『NJC』初制覇への弾みをつけるか?
後藤はIWGPタッグのベルトを携え、YOSHI-HASHIと共に花道を進む。タマはNEVERのベルトを腰に、邪道を伴い入場。
開始のゴング、両者は力強いロックアップで組み合うも、共に下がらず一旦離れる。再度ロックアップで組み合うと、タマが押し込むも、後藤は体勢を入れ替え、ここはクリーンブレイク。
続いてタマはヘッドロックで捕らえ、ここからショルダータックルの応酬に。競り勝った後藤は串刺し攻撃を狙うも、タマはエルボーで迎撃。
しかし、後藤はヒップトスからエルボードロップ。これをかわしたタマは、ショルダータックルで後藤をなぎ倒し、逆にエルボードロップ。しかし、負けじと後藤も回避する。
次は後藤がヘッドロックで捕らえ、ジリジリと締め上げる。タマはハンマースルーを狙うも、後藤はクラッチを離さない。
タマはようやくハンマースルーで切り抜けるが、ロープワークの攻防は後藤がヒップトスで制す。そして後藤は突進するも、タマはオーバー・ザ・トップロープでエプロンに排除。すると、タマはガンスタンを繰り出し、スタンガンのように後藤の喉あたりをロープに打ちつける。
後藤はカウント18でリングに生還。するとタマはハンマースルーから打点の高いドロップキックを突き刺す。カバーを後藤がカウント2ではね返すと、タマは背後からハンマーパンチを連打。
そしてタマは低空ブレーンバスターからカバーするも、後藤はカウント2ではね返す。すかさずタマはスリーパーで捕獲。そしてタマはパンチ、エルボーを打ち込んでいく。
続いてフロントキックを繰り出すが、後藤は回避し、追走式ラリアットを炸裂。そして後藤は村正からバックドロップを決めて押さえ込むも、タマはカウント2ではね返す。
すると後藤は強烈なショルダータックルをタマに見舞い、すかさずタマは場外にエスケープ。すると後藤は追撃のプランチャを炸裂する。
後藤はダメージの大きいタマをリングに戻すと、コーナー最上段へ。しかし、タマはエルボーで動きを止め、雪崩式ブレーンバスターを炸裂。
そしてタマは串刺しボディアタックからエクスプロイダーを炸裂。後藤もエルボーで反撃するが、タマは強烈なエルボーでダウンを奪う。
それでも後藤は立ち上がってエルボーを繰り出す。タマもエルボーを返し、激しい打ち合いに突入。優勢になったタマはハンマースルーを狙うも、後藤は一気に肩に担いで牛殺しを炸裂。
そして後藤はGTRの体勢に入るが、タマは回避するとSRCを叩き込む。続いてシュプリーム・フローを炸裂するが、カバーは後藤が必死にカウント2ではね返す。
ここでタマは上半身のコスチュームを脱ぎ去り、マットを叩いて場内を煽る。そしてガンスタンを狙うも、後藤は切り抜け、ここからロープワークの攻防に。そして技の読み合いから、タマはヴェレノをお見舞い。しかし、カバーは後藤がカウント2で意地のキックアウト。
すると、タマは再びガンスタンを仕掛けるが、その勢いで後藤はタマの足をコーナーに固定すると、一人消灯を炸裂。
後藤は気合いを入れ、タマに重いキックをお見舞い。そして肩に担ぐも、タマは切り抜けてガンスタンへ。だが、後藤はこらえる。
するとタマはエルボーを打ち込み、一気にブラディサンデーを炸裂。そしてカバーするが、後藤はなんとかカウント2ではね返す。
ならばとタマは気合いの咆哮からDSDを狙うも、後藤はこらえてヘッドバット。そしてラリアットでタマを一回転させ、印を結ぶと強烈なキックでなぎ倒す。
そして後藤はGTRを狙うが、タマは回避し、ヘッドバットでひるませてから一気にガンスタンを炸裂。この一撃で後藤を沈め、ベスト4に生き残った。