メインイベント(第8試合)は『『NJC』』準決勝として、SANADAとマーク・デイビスが対決。
この数カ月、スランプに陥っていたSANADAだが、1回戦(3.5後楽園)でタイチ、2回戦(3.11名古屋)でKENTAを撃破。そして準々決勝(3.17後楽園)で内藤哲也との同門対決を制すと、なんとL・I・J脱退を表明すると共に、“Just 5 Guys”への合流を宣言。
一方のデイビスは1回戦(3.8福島)で矢野通に勝利し、2回戦(3.13愛媛)ではオスプレイとの同門対決が実現。デイビスは敗れるも、この一戦でオスプレイが右肩を負傷し、トーナメントの出場を断念。その代役としてデイビスは準々決勝(3.17後楽園)でEVILと対峙。両ユニットの面々が入り乱れる混戦の中、最後はウォータースライダーでEVILを沈め、ベスト4進出を決めた。
SANADAはJust 5 Guysのメンバーを伴い入場。マスクを取ると、髭をそり落とし、短髪の黒髪姿。そしてTAKAみちのくはマイクを握ると場内を煽り、「オレたち5人の前に立ちはだかるヤツは、YOU ALREADY DIE!!」とアピールした。
デイビスはカイル・フレッチャー、ジェフ・コブ、アーロン・ヘナーレと共に花道を進む。
開始のゴング、デイビスは距離を詰めようとするが、SANADAは牽制。そしてデイビスをヘッドロックで捕らえるも、デイビスはハンマースルーからショルダータックル。SANADAは腕を取りにいくが、デイビスは力ではねのけ、逆水平チョップをお見舞い。
SANADAはヒザに低空ドロップキックを決め、ハンマースルーを仕掛ける。だが、デイビスは側転で切り抜け、ボディスラムからセントーンを決める。
ここから場外戦に突入し、デイビスはSANADAを鉄柵に叩きつける。さらにSANADAをエプロンに固定し、ハンマーパンチと膝蹴りを交互にお見舞い。最後はランニングニーを食らわす。
デイビスはSANADAをリングに戻し、クラウンズアップのポーズでカバー。SANADAがカウント2ではね返すと、デイビスは左腕を捕獲。
SANADAはエルボーで反撃するも、デイビスはエルボー一発でねじ伏せる。負けじとSANADAはバックドロップを狙うが、デイビスは回避し、SANADAに串刺し攻撃へ。
しかし、SANADAはかわすと、再度バックドロップへ。これをデイビスは身体を浴びせかけて回避。だが、SANADAは三度目のトライで意地のバックドロップを決める。
SANADAはネックアップで跳ね起きて気合いを入れると、ドロップキックを連発。しかし、デイビスは倒れず。
だが、SANADAはスキをついてのドロップキックでデイビスを場外に吹っ飛ばすと、プランチャをお見舞い。SANADAは場内を煽り、デイビスをリングに戻すとTKOを狙う。
しかし、デイビスはこらえ、逆にSANADAを肩に担ぐ。SANADAはエプロンに着地し、ロープ越しに飛びかかろうとする。だが、デイビスはこらえると、セカンドロープに飛び乗ってのエルボーでSANADAを場外に落とす。そして豪快なトペ・スイシーダを炸裂。
デイビスはSANADAをリングに戻し、セカンドロープからフライングショルダータックルをヒット。しかし、カバーはカウント2。
デイビスはSANADAを引きずり起こし、バックドロップの体勢に。SANADAがこらえると、デイビスは逆水平チョップ。そして串刺し攻撃を狙うが、SANADAはスワンダイブのミサイルキックをヒット。しかし、デイビスは仁王立ち。
デイビスのラリアットをかわしたSANADAは、チョップから担ごうとする。しかし、デイビスはこらえてバックドロップの体勢に。SANADAはヒザを顔面に打ち付けて回避するが、デイビスはカウンターのラリアットを決めると、今度こそバックドロップをお見舞い。カバーはSANADAがカウント2でキックアウト。
デイビスは首切りポーズからクローズユアアイズを狙うも、SANADAは蹴りつけて回避。だが、デイビスはパンチを決め、再度クローズユアアイズの体勢に。
しかし、切り抜けたSANADAは一気にTKOを食らわすと、ラウンディング・ボディプレスへ。これをかわしたデイビスは、ポップアップからのアバランシュホールドを炸裂。
SANADAがカウント2ではね返すと、デイビスはウォータースライダーを狙う。SANADAは回避し、セカンドロープからトンボを切ってデイビスのバックに周り、ドラゴンスリーパーで捕獲。
だが、デイビスは脱出し、串刺しラリアットを炸裂。そしてデイビスはコーナー最上段からダイビングボディプレス。これをかわしたSANADA、ラウンディング・ボディプレスを繰り出すも、デイビスはヒザで迎撃。そして丸め込むが、SANADAは必死にカウント2ではね返す。
するとデイビスはSANADAを引きずり起こし、ショートレンジラリアットを繰り出す。しかし、SANADAはエルボーで切り抜け、ローリングエルボーをヒット。だが、デイビスは顔面にジャンピングキック。
そしてデイビスはロープで加速し、豪快なラリアットを炸裂。カバーはSANADAがカウント2で意地のキックアウト。するとデイビスはスライディングエルボーを食らわせ、ウォータースライダーの体勢に。
しかし、脱出したSANADAはオコーナーブリッジへ。デイビスは何とかカウント2でキックアウト。そして今度こそクローズユアアイズでSANADAを突き刺してカバー。だが、SANADAはカウント3寸前で跳ね返す。
するとデイビスは雄叫びを上げ、とどめのウォータースライダーを狙う。しかし、SANADAは脱出すると、一気に変形DDTを炸裂。デイビスは返すことができず、SANADAが逆転勝利を収めた。