第7試合ではKENTAのSTRONG無差別級王座に鈴木みのるが挑戦。鈴木は3.17後楽園にて8人タッグながら、王者KENTAにピンフォール勝ち。試合後にはSTRONG無差別級のベルトを掲げてみせた。すると翌日の3.18浜松の6人タッグでは、KENTAが鈴木をイスで滅多打ちにして反則負けに。怒りの収まらない鈴木は、バックステージで「そのベルト懸けて、俺と戦え! 殴り足りねえんだよ」と宣戦布告した。危険な匂い漂う王座戦を制するのは果たして……?
鈴木がリングインするときに、場内は「カゼニナレ~♪」の大合唱で包まれる。KENTAはベルトを携えて入場。
開始のゴング、KENTAはコーナーにもたれかかって様子を伺う。そしてゆっくりと動き出すと、鈴木は手四つの体勢で近づく。だが、KENTAは応えると見せかけ、挑発するように鈴木の頭部を撫で回してから叩いてみせる。
鈴木がイラ立ちを見せると、KENTAはロープに身を預けてエスケープ。すると鈴木はローキックを連発し、ぶら下がり式腕ひしぎ逆十字固めを決める。
そして鈴木は場外にKENTAを連れ出して膝蹴り。さらにエルボーを食らわせる。するとKENTAも応戦し、鈴木の頭部を鉄柱に打ちつける。そしてキック、エルボーを浴びせていく。鈴木もエルボーを返すが、KENTAは顔面かきむしり。
戦場がリングに戻ると、KENTAは鈴木にストンピングを連発。鈴木が下から蹴りつけると、KENTAは顔面に張り手。怒った鈴木は立ち上がり張り手をお返し。しかし、KENTAはサミングで動きを止め、場内のブーイングを煽る。
そしてKENTAは鈴木にフライングメイヤーからサッカーボールキックを連発。続いて鈴木の顔面に挑発するように張り手をお見舞い。
すると鈴木は立ち上がり、ここから張り手合戦に突入。だが、KENTAはサミングでひるませると鈴木をコーナーに押し込み、フロントキックをお見舞い。続いてフライングメイヤーからエルボードロップを連発で落としカバー。
鈴木がカウント2ではね返すと、KENTAはスリーパーで捕獲。そしてフライングメイヤーからサッカーボールキック。さらに顔面にヒザを落とし、フェイントから後ろ足で鈴木の顔面を蹴りつける。
KENTAは鈴木の胸板にキックを連発。鈴木は身体を震わせながらこらえ、蹴り足を受け止めると、そこにエルボーを落とす。そして鈴木はエルボーの乱打から、KENTAの顔面を踏みつける。
続いて鈴木は串刺しフロントキック。さらにフライングメイヤーから、胸板にランニングキック。鈴木の勢いは止まらず、ローキックの連発からアキレス腱固めで捕らえる。これはKENTAがロープエスケープ。
鈴木はKENTAの左足にストンピングを見舞い、顔面を蹴りつけていく。だが、KENTAはスキをついてのチンクラッシャーからDDTで突き刺す。
そしてKENTAはコーナー最上段からダイビングラリアット。カバーを鈴木がカウント2ではね返すと、KENTAは4の字固めを決める。鈴木はなんとかロープに逃れる。
するとKENTAはバックを取るが、鈴木はバックエルボーで切り抜け、さらに追撃のエルボー。ここから両者はエルボー合戦に突入。競り勝った鈴木は、フロントキックをKENTAの顔面に連発。
するとKENTAもフロントキックをやり返し、共にフロントキックで意地をぶつけ合う。競り勝ったKENTAは串刺しフロントキックから、串刺しの低空ドロップキックをヒット。
そしてKENTAはコーナー最上段かダイビングフットスタンプを食らわせてカバーするも、鈴木は必死にカウント2でキックアウト。ならばとKENTAは首切りポーズからgo 2 sleepを狙うも、鈴木は脱出してスリーパーで捕獲。
KENTAはエルボーで脱出し、ロープに走るが、鈴木は追走して再度スリーパー。するとKENTAはレフェリーをつかんで転倒させ、このスキに鈴木にローブローをお見舞い。そして横入り式エビ固めを仕掛け、ロープを踏みつけながら鈴木を押さえつけ、まんまと3カウントを強奪。ダーティーファイトで王座防衛に成功した。
試合後、鈴木はリング下からイスを取り出し、KENTAに襲いかかろうとするが、セコンドとレフェリーが必死に制止。それを尻目に、KENTAはベルトを掲げて勝ち誇った。