ック東郷による8人タッグマッチ。デスペラード&成田とEVIL&裕二郎SHOにとっては、4.3後楽園大会で行なわれるNEVER無差別級6人タッグ選手権試合の前哨戦となる試合だ。
先に入場してきたHOUSE OF TORTUREのSHOは、先シリーズで剥ぎ取ったデスペラードのマスクを見せびらかす。そのHOUSE OF TORTUREに対して、怒りのデスペラードたちはリングに上がると同時に襲撃。すぐさまゴングが鳴って試合開始だ。
しかし、HOUSE OF TORTUREの面々はデスペラードたちを鎮圧。中島をリング上に孤立させると4人で踏みつけて勝ち誇る。試合はSHOと中島の局面となるが、SHOはコーナーで踏みつけ攻撃からリストを固めて自軍のコーナーに連行だ。ここでSHOはEVILにタッチ。
EVILはレフェリーの注意をそらせて反則攻撃を交えつつ、ボディスラムを連発。続いて登場した東郷はストンピング、サミング、ボディスラムと連続で攻撃して中島をいたぶっていく。しかし、中島もエルボーで反撃。東郷にボディスラムを仕掛けていく。
これをサミングで阻止した東郷。だが、中島はめげずに走ってきた東郷を捕まえてカウンターのボディスラムだ。ようやくタッチかと思いきや、EVILたちがこれを阻止。今度はタッチを受けた裕二郎が中島をロープに張り付けた状態でビッグブーツを顔面に叩き込む。
しかし、劣勢の中島も追走式のエルボー、さらにランニングエルボーアタックを炸裂させる。それでもEVILたちが入ってきてタッチを許さない。業を煮やした成田とデスペラードはここでリングイン。EVILとSHOをコンビネーションで排除する。
そこに今度は本間も入ってきて裕二郎にトレイン攻撃。続いてデスペラードのスパインバスター、本間の小こけしが決まる。そして息を吹き返した中島がトドメの逆エビ固めだ。しかし、SHOがレフェリーを引きつけている間に東郷がスポイラーズチョーカーでこれを阻止。その東郷を本間が場外に排除だ。
中島は本間と一緒にダブルのブレーンバスター。そして気合いを入れて裕二郎にミドルキックを連発する。だが、裕二郎は蹴り足をキャッチすると、レフェリーの注意を場外にそらせてから、中島の股間にキックを一撃。最後はピンプジュースを決めて、3カウントを奪ったのだった。
Road to SAKURA GENESIS 2023
- 日時
- 2023年4月1日(土) 16:30開場 18:00開始
- 会場
- 神奈川・トッケイセキュリティ平塚総合体育館
- 観衆
- 1,260人
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第1試合 20分1本勝負
レフェリー|坂本祐哉
MATCH REPORT
COMMENT
SHO「今日もやん! 試合終わってリングに横たわっとるのはあいつらやったやろ!? 明後日もそうなりますよ! はっきり言って余裕です!」
裕二郎「今日は、客がよくないな。俺たちの崇高な試合見たんだろ? ちゃんと、“H・O・T(エイチ・オー・ティー)、H・O・T”のコールで盛り上げてくれよ。あとテメェら、ベルトしっかり磨いとけよ」
※EVIL&東郷はノーコメント
デスペラード「毎度毎度、同じことしか言えねぇのか、テメェら、この野郎。毎度毎度、同じように(やってくるのが)わかってる俺たちも、もうちっと成長しねぇといかんな。試合終わってからわざわざ(凶器を)使ってくるとは思わなかったよ。大したもんじゃねぇか、逆に、あの野郎。チャレンジャーがどうしなきゃいけねぇか、わかってるじゃないか。なぁSHO、そんなに俺のマスクが盗れてうれしいか? よかったな。あさって、返してもらうぞ。あさって? 違うな。明日でもいいんだよな。なに行儀よく振る舞ってんだ、俺は……。いいか、お前らの都合には一切合わせねぇ。お前らが俺たちに合わせろ」
成田「(※崩れ落ちるようにヒザを着き、しばらく無言。そして振り絞るように)覚えてろよ……あぁ、クソッ!」
本間「新日本プロレスの第1試合が、あんな悪いヤツらが、あんな悪いヤツらをのさばらせていいわけねぇだろ。絶対、STRONG STYLEが排除してくれると思うけど、なんなら俺もいくよ。あんなヤツ、ダメだから。絶対ダメ……」
※中島はノーコメント