4.8両国大会でザック・セイバーJrのNJPW WORLD認定TV王座に挑戦する海野翔太が、ヤングライオンのオスカー・ロイベのチャレンジを受ける。タイトルマッチを前にデモンストレーションを行ないたい海野に対し、デビューしてから半年に満たないキャリアのロイベがどこまで食い下がれるかに注目だ。
後から入場の海野は入場口とは真逆の客席から登場。ファンと触れ合いながらリングに上がる。試合が始まると両者手四つの攻防からスタート。まずは海野がオスカーの手首を極めていく。さらに海野は首投げからのケサ固め。だが、オスカーもこれを脱出して一旦ブレイクだ。
ならばと海野はヘッドロック。オスカーはこれを外して海野をロープに飛ばす。海野はショルダータックルを放つが、長身のオスカーは倒れない。海野とエルボーで渡り合うと、逆にショルダータックルでふっ飛ばしてみせた。
オスカーは海野をコーナーに追い込むと逆水平チョップ。そして、対角線のコーナーにハンマースローだ。しかし、海野はコーナーで跳ね返って、先程のお返しとばかりにショルダータックルで一撃。オスカーをふっ飛ばしてみせる。
そして倒れているオスカーにストンピングを連発。左足にダメージを与えてからインディアンデスロックだ。ここはオスカーもロープエスケープ。続いて海野はボディスラム。さらにオスカーの左足にストンピングだ。
だが、オスカーもエルボーで反撃。海野をロープに飛ばしてカウンターで捕まえてのボディスラムを披露する。そしてコーナーでエルボーを連発してから串刺し式のバックエルボー。続いてヒップトスからレッグドロップを投下する。だが、海野はこれを自爆させるとブレーンバスターの体勢に入る。
これをこらえたオスカーは逆にブレーンバスター。そして両足を掴んで逆エビ固めを仕掛ける。これは海野が回避。エルボースマッシュで反撃する。しかし、オスカーはビッグブーツで海野を黙らせ、レッグドロップを投下。そして、今度こそはと逆エビ固めをリング中央で極めてみせる。
ここはロープエスケープした海野。ならばとオスカーは再びボディスラムを仕掛ける。だが、海のもこれを許さない。逆にオスカーの右足を抱えるとニークラッシャー、低空のドロップキック、ドラゴンスクリューを連続で見舞って動きを止めてしまう。そして、片逆エビ固めだ。
なんとかロープエスケープしたオスカー。立ち上がってボディスラムによる反撃を試みるが、海野はすぐさまドロップキックを発射して許さない。そして立ち上がったオスカーをデスライダーでマットに突き刺し、3カウントを奪ったのだった。
Road to SAKURA GENESIS 2023
- 日時
- 2023年4月1日(土) 16:30開場 18:00開始
- 会場
- 神奈川・トッケイセキュリティ平塚総合体育館
- 観衆
- 1,260人
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第3試合 20分1本勝負
レフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
COMMENT
海野「ヤングライオン相手に9分か。ザックとは15分しか時間がないから、そのなかで必ず決め切らないと、勝ちの可能性は低いから。しっかり(4.8)両国まで、モチベーションも、気持ちも、コンディションも、上げていくから。両国にすべて照準を絞ってるから。必ずザック戦、勝ちにいきます」
ロイベ「ショータ、数ヶ月前よりも強くなっているな。お前は新世代の星だ。そう言われるのがわかるよ。新日本プロレスだけでなく世界でプロモーションをしている。今日は勝ちたかったが脚を取られた。俺は練習を重ね、体重を増やした。(※日本語で)115キロ、ナウ(今)。体重を増やして、さらにベターに、より強くなるぞ。次に会ったらショータ、俺のゲームで俺が勝つ。またな」