メインイベントは4.8両国大会でIWGP世界ヘビー級選手権試合を行なう王者のオカダ・カズチカと、『NEW JAPAN CUP 2023』を制して挑戦権を手に入れたSANADAの前哨戦となる10人タッグマッチだ。オカダが率いるのは真壁刀義&タイガーマスク&YOH&マスター・ワトの本隊&CHAOS混合チーム。一方のSANADAはタイチ&金丸義信&DOUKI&TAKAみちのくのJust 5 Guysのメンバーだ。Just 5 Guysにとっては、SANADAが加わってから5人揃って闘うのはこれが初となる。
先に入場のJust 5 Guysはチームとしての新しい入場曲で登場だ。先発は真壁とタイチ。まずはロックアップで組み合うと、真壁がロープに押し込む。そしてヘッドロックに捕獲した真壁。これをタイチが外してロープに飛ばすとショルダータックルで激突だ。
ここでタイチがビッグブーツを放つと真壁もエルボーで応戦。エルボー合戦から、真壁がラリアットでタイチをなぎ倒してみせる。そして両軍、YOHとTAKAにタッチ。リストの奪い合いを展開するが、YOHが投げ飛ばしてみせる。ならばとTAKAは巧みにサミングをするが、YOHも低空のドロップキックを側頭部に食らわせて譲らない。
そしてワトが登場。TAKAはワトにサミングとスネ蹴りを食らわせてDOUKIにタッチだ。DOUKIに対してワトはフェイスクラッシャーを食らわせるとタイガーにタッチ。タイガーはキック攻撃、風車式バックブリーカーでDOUKIにダメージを与えダブルアームスープレックスも炸裂させる。
そしていよいよオカダが登場。オカダはDOUKIの首筋にエルボースタンプを連打。セントーン・アトミコを投下すると自軍のコーナーに連行して真壁にタッチだ。DOUKIも真壁にエルボーで反撃。しかし、真壁もエルボーでDOUKIを黙らせる。
続いてYOHがタッチを受けるとコーナーに追い込んで逆水平チョップ。串刺し式のバックエルボーからスープレックスで投げ飛ばす。続いてワトが登場。しかし、DOUKIはなんとか延髄斬りでワトをダウンさせてタッチを試みる。
だが、オカダが素早くワトからタッチを受けて、リングイン。DOUKIのタッチを阻止する。しかし、DOUKIも必死に一撃を食らわせて、ついにSANADAの登場だ。SANADAはオカダをコーナーで自爆させるとバックドロップで叩きつける。
続いてTKOを狙うSANADA。オカダはこれを阻止してランニングバックエルボーだ。続けて串刺し式のバックエルボーからDDTでマットに串刺しにすると、マネークリップに捕獲する。SANADAが逃げてもすぐに捕まえてフラップジャックだ。
そしてタイガーがタッチを受けて登場。タイガーはキックでSANADAを痛めつけてからタイガードライバーを狙う。しかし、SANADAはこれを阻止して低空のドロップキック。そして金丸にタッチだ。
タイガーはその金丸にバックドロップ。そして本隊チームがトレイン攻撃を食らわせると、最後はタイガーがタイガードライバーだ。さらにタイガースープレックスを狙ったタイガー。しかし、ここはJust 5 Guysが総出でカット。逆にタイガーにトレイン攻撃だ。
金丸のブリティッシュフォール、DOUKIのダイビングフットスタンプなどが決まり、一転してタイガーは万事休すの状態に。オカダもカットに入ってくるがSANADAが捕まえてTKOで排除。最後は金丸がムーンサルトプレスを放って、タイガーから3カウントを奪ったのだった。
Road to SAKURA GENESIS 2023
- 日時
- 2023年4月1日(土) 16:30開場 18:00開始
- 会場
- 神奈川・トッケイセキュリティ平塚総合体育館
- 観衆
- 1,260人
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第7試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
COMMENT
タイチ「(5人揃っての)初陣なのに、(バックステージに)ビデオカメラもないのか?」
TAKA「“SANADAが入って何が変わったか?”って言いたいんだろ? SANADAが入っても、また負けると思ってんだろ? 俺が負けると思ってたんだろ?」
タイチ「すっかり新しいテーマ曲も出来あがって……」
――なんか冒頭、nWoみたいでしたけど……。
金丸「そんなの誰も知らねぇだろ。いつの話だ? 30年前のことなんか、誰も覚えてねぇよ」
TAKA「もう1回言ってみろ! So What!?」
タイチ「So What!?」
TAKA「変わるんだよ」
タイチ「変わってきたろ? (※金丸のコスチュームを見て)お前が変わるんかい!」
――コスチュームの変化など足並みがそろってない感じもしますが……。
タイチ「それがいいんだ。俺らはただの5人組」
DOUKI「別にチームで色を合わせるとかスタイルを合わせるとかじゃない」
TAKA「黒パンとかヒゲとか合わせるとかじゃない」
タイチ「ただの5人組。やりたいようにやる、ただそれだけ。これから変わってくんだ。こっから。sanaやんが優勝したのがスタートだから。あっこでスタートラインに立ったんだから。で次、ベルト獲ることが第一段階。そして俺らは別にsanaやんのサポート役でいるわけじゃない。まずsanaやんにベルトを獲らせてから、俺らも次へいく」
TAKA「誰がリーダーでもないし、誰がボスでもないんだよ」
金丸「狙うものはどんどん狙うぞ」
TAKA「で、SANADAがしゃべるぞ。SANADAがどんどんしゃべるぞ!」
SANADA「よく考えたら、新日出身の人、1人もいないんですよね?」
タイチ「気づいた? だからいいんだ、だからいいんだよ。だからこの5人なんだよ」
――だから新日本の景色が変わると?
タイチ「そう。違うとこから、いろんな経験を積んだ者が集まってんだから。そういう5人組だから、怖いぞ」
TAKA「最初からすべてうまくいったら面白くないからな。そしてSANADAがしゃべる……」
SANADA「もうしゃべりたいことしゃべったんで、どうぞ帰ってください……」
オカダ「まぁいいんじゃないですか。まぁ、最後だと思うなら、たっぷりとこのベルトを担いでるオカダ・カズチカの写真、たくさん収めてほしいし。まぁでも、そのあともずっとチャンピオンで居続けるんで。まぁまぁまぁまぁ、やっとね、闘うことができて。ンー……SANADAから変わってるっていうイメージはしないんで。まぁ、まだ前哨戦もありますし。やっと触れることができたんでね、『NEW JAPAN CUP』覇者に。まぁまだあるんで、しっかりと味わって、どいうやって料理をしていくかリングで考えて、やっていきたいと思います」
ワト「俺にとって3月1日と『NEW JAPAN CUP』開幕戦しか試合がなかった。4月1日になって、やっと(リングに)帰ってきました。これから突っ走っていくんで。『BEST OF THE SUPER Jr.』、“今年こそは俺が!”と思ってるので、しっかりコンディション整えて、走っていきたいと思います」
※真壁&タイガー&YOHはノーコメント