第5試合は期待の大物ルーキーであるボルチン・オレッグがデビュー戦として、海野翔太&田口隆祐とトリオを結成し、ザック・セイバーJr.&ロビー・イーグルス&藤田晃生と激突。オレッグはプレデビュー戦となった今年の1.4東京ドームの第0試合(エキシビションマッチ・3分1本勝負)では、先輩の大岩陵平を相手に、持ち前のアマレスパワーを発揮。期待が高まる中、ついに初陣を飾る。また、この一戦は4.8両国でNJPW WORLD認定TV王座を懸けて激突する抽選者・海野と王者ザックにとっては前哨戦となる。
オレッグは花道を疾走してリングイン。ザックはNJPW WORLD認定TV王座のベルトを巻いて入場し、海野の顔面にベルトをつけて挑発。
先発はオレッグと藤田。オレッグはすばやいタックルを仕掛けるが、藤田はこれを切る。だが、オレッグはファイヤーマンズキャリー、一本背負いで藤田を投げつける。
続いてバックの取り合いから、リストを巡る攻防に。そしてオレッグは一気にフロントスープレックスを炸裂。
次は田口とイーグルスのマッチアップ。まずはロープワークの攻防となり、田口はリープフロッグを連発。そしてイーグルスの低空ドロップキックをかわすと、ヒップバットをお見舞い。だが、ヒップアタックはイーグルスがアトミックドロップで迎撃。そしてバックドロップを見舞うと、「ロビー! ロビー! ロビー!」のコール&レスポンス。
イーグルスは田口の蹴り足をつかむと、そのまま持ち上げてシットダウン式パワーボムのようにマットに叩きつけ、ロン・ミラー・スペシャルへ。これは田口がロープエスケープ。
スイッチしたザックは田口の臀部にエルボーを連発し、「ケツスマッシュ!」と藤田に指導。すると藤田も同じ攻撃を繰り出していく。
さらに藤田はネックロックを決めるが、田口は脱出。すると藤田は強烈な逆水平チョップからネックロックで捕らえ、イーグルスと交代。
イーグルスも田口にケツスマッシュを見舞い、再びロン・ミラー・スペシャルを狙う。田口がこらえると、イーグルスは田口の左足を蹴りつけ、掟破りのヒップバットを連発。
そしてイーグルスはロープに走るが、田口は前方回転地獄ケツ。スイッチした海野はイーグルスを持ち上げて前方に落とすと、低空のエルボーアッパー。さらにザックにエルボーをお見舞い。
勢いに乗る海野はイーグルスに串刺しエルボーからフィッシャーマンズスープレックス。さらにエクスプロイダーを狙うも、回避したイーグルスはソバットからアサイDDTを炸裂。
スイッチしたザックは海野にエルボーを連発。そしてフロントキックを食らわすが、海野は気合いの咆哮。ここから激しいエルボー合戦に。
制したザックがロープに走ると、海野はポップアップからのエルボーアッパーを狙う。だが、回避したザックはコブラツイストで捕獲。
海野がロープに逃れると、ザックはキックを繰り出す。海野は切り抜け、ここから丸め込み合戦に突入。そしてザックはサッカーボールキックを食らわすが、海野もカウンターのドロップキックで反撃。
スイッチしたオレッグはザックにショルダータックル。さらに藤田にボディスラム、イーグルスにヒップトスをお見舞い。
そしてオレッグはザックを投げようとするが、こらえたザックはエルボー。しかし、オレッグは逆水平チョップ一発でダウンを奪う。
ここから海野組はザックにトレイン攻撃。そして、オレッグがザックを肩に担ぎ上げてマットに叩きつけるとカバー。しかし、イーグルスがカットに入る。
ならばとオレッグがザックにエルボーからフロントスープレックスを狙う。しかしザックはネックロックで捕獲。すると、オレッグは強引に投げつけ、逆エビ固めで捕らえる。
しかし、ザックは切り抜けると腕ひしぎ逆十字の体勢に。すると、オレッグが持ち上げようとするが、ザックは巧みにコントロールし腕ひしぎ逆十字を完成。たまらずオレッグはギブアップ、TMDKに凱歌が上がった。
試合後、海野はザックにベルトを渡す。そして両者は挑発合戦を繰り広げる。場内は退場するオレッグに拍手を送る。TMDKは勝ち名乗りを受けると、エプロンに座ってイーグルスを中心に肩を組んで場内にアピール。