セミファイナル(第8試合)はNEVER無差別級選手権試合、王者タマ・トンガvs挑戦者デビッド・フィンレー。
両者は4.6両国にて6人タッグ(タマ&ヒクレオ&マスター・ワトvsフィンレー&KENTA&エル・ファンタズモ)で対決。ファンタズモがワトを仕留めたあと、フィンレーはNEVERのベルトでタマを殴打。さらに不協和音が生じていたファンタズモをBULLET CLUBから追放した。
その後、タマとフィンレーは王座戦が決定すると、激しい前哨戦を展開。『NEW JAPAN CUP 2023』準決勝(3.19群馬)でフィンレーに敗れているタマとしては、ベルトと共に『NJC』の雪辱を懸けた一戦となる。
フィンレーは外道を引き連れ、冷酷な表情で花道を進む。タマはNEVERのベルトを携え、セコンドとして邪道を伴い入場。
フィンレーはゴングを待たずに奇襲攻撃を仕掛ける。だが、タマも応戦し、パンチでなぎ倒す。さらにラリアット、バックエルボーからショルダースルーで投げ飛ばす。
そしてタマはラリアットでフィンレーを場外に追いやると、エプロンに頭部を叩きつけていく。
フィンレーもフェンスに投げるが、タマはフェンスを蹴りつけて回避。だが、フィンレーはタマを肩に担ぎ、相手の喉元をフェンスの上に落とす拷問攻撃。さらに体当たりをブチかわすと、タマは硬いフロアに身体を打ちつけてしまう。
そして両者は客席通路で打撃戦を展開。フィンレーはタマを客席に投げつけ、さらに馬乗りパンチをお見舞い。
続いてフィンレーはタマを蹴りつけ、先にリングへ。タマがカウント18でリングに戻ると、フィンレーはストンピングからチョーク攻撃。さらにブレーンバスターからカバーするが、カウントは2。
するとフィンレーは耳に噛みつく反則攻撃。さらに顔面かきむしりでダメージを蓄積させる。
続いてフィンレーがコーナーに投げつけると、衝撃でタマは倒れ込んでしまう。だが、カバーはニアロープ。
フィンレーはタマの頭部を蹴りつけて挑発。さらに殴りつけていく。タマは気合いの雄叫びから突進するが、フィンレーはカウンターのエルボー。
続いてローリングエルボーを繰り出すが、二発目をタマはエクスプロイダーで切り返す。さらにタマはラリアットを見舞い、勢い余ってフィンレーと共に場外に落下。
タマはフィンレーをフェンスに4度にわたり叩きつける。さらにフィンレーは追加で4連発、フェンスに叩きつけてみせる。
続いてタマはフィンレーをリングに投げ入れる。劣勢のフィンレーはタイムを要求するが、タマは怒りのパンチを乱打。
さらにラリアットでフィンレーをなぎ倒すと、上半身のコスチュームを脱ぎ去り、串刺しボディアタックを炸裂。さらにSRCで叩きつけ、シュプリーム・フローを発射。
だが、フィンレーは膝で迎撃。タマはのたうち回るがフィンレーも膝を押さえて悶絶。続いて両者はエルボー合戦に突入。スキをついてフィンレーはアイリッシュカースを炸裂。
さらにフィンレーは追撃のアイリッシュカースからカバー。これはタマがカウント2でキックアウト。
ならばとフィンレーはタマの顔面に、背後からハンマーパンチを乱打。そして後頭部にスライディングラリアットを炸裂し、カナディアンハンマーの体勢に。
だが、タマはトンガンツイストで切り返す。そしてフロントネックロックで捕らえるが、そのままフィンレーは前進してコーナーに打ちつける。
フィンレーはショートレンジのショルダータックルを連発。だが、タマは押し返し、フィンレーが押し戻そうとしたところをコーナーに打ちつけると、ブラディサンデーを炸裂。しかし、カバーはカウント2。
するとタマはマットを打ち鳴らし、ガンスタンの体勢に。これをフィンレーは逆さ押さえ込みで切り返し、そこから一気にINTO OBLIVIONへ。
だが、タマは切り抜けてDSDを狙う。フィンレーは回避するが、タマは再度ガンスタンへ。これもフィンレーは逃れ、ローリングエルボーからINTO OBLIVION。
しかし、タマも切り抜け、横入り式エビ固めの体勢からシャープシューターへ。フィンレーは抵抗するも、タマは顔面を踏みつけて強引にシャープシューターに持ち込む。フィンレーは必死にロープエスケープ。
ここでタマはコーナーを上ろうとするが、フィンレーはダウンした状態でタマの足をつかむ。しかし、タマは払いのけると、コーナー最上段へ。
フィンレーは妨害しようとするが、タマはヘッドバットで撃墜。しかし、フィンレーは立ち上がり、タマを場外に吹っ飛ばすと、タマはフェンスに激突。
そしてフィンレーは場外のタマをパワーボムで捕らえ、エプロンに叩きつけるラフファイト。さらに肩に担ぎ、そのまま鉄柱に頭部から打ちつける。
タマがカウント19でリングにギリギリ生還すると、すかさずフィンレーはカナディアン式フェイスバスターからカバー。
タマがカウント2で必死にはね返すと、フィンレーはニーパッドをずらし、INTO OBLIVIONを狙う。タマは回避し、ガンスタンで飛びつくが、フィンレーはこの動きを読むと、タマをパワーボムで叩きつける。
さらにフィンレーは追撃のパワーボムからカバー。タマがカウント2ではね返すと、フィンレーに張り手。
するとフィンレーは蹴りつけ、なりふり構わず打撃の猛攻。頭部にナックルを乱打する。そしてフィンレーはまたもパワーボムで叩きつけると、タマはうめき声を上げる。ここで邪道がタオルを持ってエプロンに上がる。
フィンレーは邪道を見やってから、さらにパワーボム。邪道はタオルを掲げるが、一瞬悩んでから首を振って場外に下り、「カモン、タマ!」と檄を飛ばす。
するとフィンレーはINTO OBLIVIONをついに炸裂。そしてカバーするも、カウント3寸前で自らタマを引きずり起こしてニヤリ。
そしてフィンレーはもう一度INTO OBLIVIONを決めると、またもカバーをカウント3で自ら解除。場内はブーイングに包まれる。
フィンレーは3発目のINTO OBLIVIONで、ようやく3カウントを奪取。無慈悲なファイトで、NEVERのベルトを強奪した。