セミ(第9試合)はBブロック公式戦、エル・デスペラード(1勝1敗)とマスター・ワト(1勝1敗)が激突。両者はこれまでも意地をムキ出しにし、バチバチの戦いを展開。ワトとしてはジュニアのトップ争いにさらに食い込むべく、ここで難敵デスペラードを撃破したいところだ。
開始のゴング、ロックアップからワトはヘッドロック。デスペラードはハンマースルーを仕掛けるも、ワトはクラッチを外さない。
ここから目まぐるしいヘッドロックの取り合いとなり、最後はワトがガッチリと捕獲。
デスペラードはようやく切り抜けると、ロープを用いてワトの腕を痛めつける。さらにヘッドロックから、ショルダータックルでワトをなぎ倒す。
だが、デスペラードが足を痛めた素振りを見せると、ワトは低空ドロップキック。すかさずデスペラードは場外にエスケープ。
するとワトは追いかけ、エルボーを連発。デスペラードも逆水平チョップをやり返すが、ワトはネックロックで捕らえ、頭部に膝蹴りを連発。
デスペラードは逆水平チョップを返すも、ワトはエプロンにデスペラードを打ちつけてからリングに戻す。
デスペラードは串刺し攻撃を狙うが、回避したワトはフェイスクラッシャー。そしてスリーパーからネックロックに連携。デスペラードは足をロープにかけてエスケープ。
続いてワトはフライングメイヤーからヘッドシザーズで捕らえる。これはデスペラードは足をロープにかけて逃れ、場外へ。
ワトは場外に下りると、デスペラードにストンピング。そして首筋にエルボーを落とし、さらにキックとチョップをお見舞い。
デスペラードも逆水平チョップを返し、激しいチョップ合戦に突入。ワトはエルボーの連打でデスペラードをねじ伏せると、リングに投げ入れる。
そしてワトはカバーするが、デスペラードはカウント1でキックアウト。ならばとワトは首筋にエルボーを落とす。劣勢のデスペラードだったが、意地のバックドロップをお見舞い。
続いてデスペラードは串刺しエルボーからブレーンバスターで叩きつけてカバー。これはカウント2。
ワトは反撃のエルボーからキックへ。しかし、デスペラードは蹴り足を捕らえ、ストレッチマフラーへ。ワトはロープに手をかけてエスケープ。
するとデスペラードはハンマースルーを狙うも、ワトはロープをつかむ。そして逆にデスペラードをロープに投げ、ゼロ戦キックをヒット。デスペラードは首を押さえて場外へ。
すかさずワトはノータッチ・トペ・コン・ヒーロを炸裂。そしてデスペラードをリングに戻し、スワンダイブ式エルボーアッパーを炸裂。
カバーをデスペラードがカウント2ではね返すと、ワトは気合いを入れ、エルボーをお見舞い。しかし、デスペラードも逆水平チョップを返す。
するとワトはソバットからヨシタニックを決めるが、デスペラードはカウント2でキックアウト。すかさずワトはベンダバールで捕獲。デスペラードは足をロープにかけて何とかエスケープ。
するとワトはデスペラードを引きずり起こし、TTDを狙う。デスペラードは切り抜け、ここからギターラ・デ・アンヘルと通天閣ジャーマンを巡る攻防に。
続いてお互いにブレーンバスター狙いの体勢となり、ワトは機転を利かせて一気にTTDで突き刺す。ここを勝機と見たワトはコーナー最上段からRPPを発射。だが、デスペラードは間一髪でかわす。
デスペラードは気合いを入れ、スピアーを炸裂。そして雄叫びからギターラ・デ・アンヘルで炸裂するが、カウントは2。
ならばとデスペラードはピンチェ・ロコを狙うも、ワトは前方回転エビ固めで切り返す。そして目まぐるしい丸め込みの応酬から、ワトがバズソーキックを炸裂。
ワトは立ち上がると旋風脚を狙うも、デスペラードはカウンターのロコ・モノ。そしてデスペラードは一気にピンチェ・ロコを炸裂し、3カウントを奪取。デスペラードが執念の勝利をつかみとった。
試合後、デスペラードは勝者ながら、セコンドの肩を借りて退場した。