メイン(第10試合)はAブロック公式戦、リオ・ラッシュ(3勝0敗)vs石森太二(3勝0敗)。共にジュニアの中でもとくに小柄ながら、それを感じさせないほどの実力者である両者は、2021年の9.26ダラスで一度対戦し、ラッシュが勝利。石森にとってはそのときのリベンジマッチとなる。全勝同士による対決を制するのは?
開始のゴング、ロックアップで組み合うと、石森はコーナーまで押し込む。ここはクリーンブレイクからマッスルポージングでラッシュを挑発。
続くロックアップも、石森が力で押しつける。今度はバックの取り合いから、ロープワークの攻防に移行。これも石森がショルダータックルでなぎ倒す。
するとラッシュはエルボーを連発。そして石森がハンマースルーを仕掛けると、ラッシュは場外へ。ラッシュは石森を誘い、石森も苛立ちながらリングを下りる。
するとラッシュはすばやくリングに戻り、石森も追いかける。続いてロープワークの攻防から、互いに打撃をかわしあい、丸め込みの応酬に。
さらにラリアットの相打ちから、額を突き合わせ、今度は激しい逆水平チョップ合戦に突入。ラッシュは打撃のコンビネーションで石森を場外に落とすと、空中技を狙う。
石森が身をかがめると、ラッシュは場外に着地。すると石森はラッシュを担ぎ上げ、鉄柱に肩を打ちつける。そしてコーナーパッドを外す。
ラッシュがリングに戻ると、石森はエルボー、パンチ、ストンピングを浴びせていく。そして腕殺しを開始。ラッシュの左腕を変形のアームバーで痛めつける。ラッシュは必死にロープエスケープ。
続いて石森は串刺し攻撃を狙うが、ラッシュは切り抜ける。だが、石森はキックで動きを止め、スライディングジャーマンを炸裂。
石森はラッシュの左腕を捕らえ、金具むき出しのコーナーに肩を打ちつけようとする。ラッシュは踏みとどまると、パンチで反撃。
そしてラッシュはハンマースルーを狙うが、石森は逆に投げつける。だが、ラッシュはジャンピングニー。さらに突進してきた石森を場外に落とすとトペ・スイシーダを炸裂。石森はカウント19でリングにギリギリ生還。
するとラッシュはファルコンアローで叩きつけてカバー。石森がカウント2ではね返すと、ラッシュはラッシュアワーを狙う。
だが、石森は回避し、技の読み合いからハンドスプリング式のスクリューキックをお見舞い。そして今度こそ金具むき出しのコーナーにラッシュの肩を打ちつけ、ショルダーバスターを食らわす。
続いて石森はラ・ミスティカ式Bone Lockで捕獲。ラッシュは何とか切り抜け、石森を担ぎ上げるが、石森も切り返す。するとラッシュは横入り式エビ固めへ。
石森が返すと、両者はラリアットの相打ちでダブルダウン。ここからエルボー合戦に突入。そして、石森は蹴りでラッシュをねじ伏せる。続いて打撃の読み合いとなり、ラッシュがスピンキックをヒット。
石森もラリアットで反撃するが、耐えたラッシュは逆にラリアットで石森をなぎ倒す。そしてラッシュは投げっぱなしのF5から、ファイナルアワーを繰り出す。
だが、石森は両膝で迎撃。そして石森はサイファーウタキを食らわせてカバー。ラッシュは必死にカウント2ではね返す。
すると石森はラッシュを引きずり起こしブラディークロスを狙う。切り抜けたラッシュは、スパニッシュ・フライで反撃。
しかし、石森はラッシュの足を捕獲。これをラッシュはスピンキックで切り抜け、ラッシュアワーを狙う。だが、石森は後頭部にカウンターのジャンピングニー。
そして石森は雄叫びを上げ、リバース・ブラディークロスを炸裂するが、カバーはラッシュがカウント2で何とかはね返す。
ならばと石森はブラディークロスを狙うも、ダメージの大きいラッシュは倒れ込んでしまう。石森は無理やり引きずり起こすと、再度サイファーウタキを狙う。
すると、ラッシュは変形カナディアンデストロイヤーで切り返す。そしてラッシュアワーを決めると、追撃のファイナルアワーを炸裂。続くカバーを石森は返すことができず。全勝対決を制したラッシュが無傷の4連勝を達成した。