メイン（第10試合）はBブロック公式戦、マスター・ワト（3勝2敗）vs ロビー・イーグルス（4勝1敗）。現在単独首位のイーグルスの前に、2位タイのワトが立ちはだかる。昨年の『BOSJ』公式戦ではワトが勝利を収めているが、今年の対戦の結末は？

　イーグルスには藤田晃生がセコンドとして帯同。

　開始のゴングが鳴ると、イーグルスはカサドーラからいきなりロン・ミラー・スペシャルで捕獲。ワトはすかさずロープエスケープ。そして場外に一旦避難する。
　するとイーグルスは「ロビー！　ロビー！ ロビー！」の」とコール&レスポンス。ワトがリングに戻ると、両者はローキックの応酬。
　続いてロープワークのアクロバティックな攻防となり、アームホイップを互いに放つ。さらにドロップキックの相打ちから、イーグルスはピストルサインで挑発。
　ワトはソバットから串刺し攻撃を狙う。イーグルスが逆に投げつけるも、ワトは串刺し攻撃を切り抜けてフェイスクラッシャー。
　イーグルスが場外に下りると、ワトは空中技を狙う。だが、イーグルスは回避し、場外に下りたワトに突進。ワトはケブラドーラ・コンヒーロを仕掛けるも、切り抜けたイーグルスはエプロンを利用したアームホイップ。ワトはマットがない硬いフロアに腰を打ちつけてしまう。
　そしてイーグルスはトペ・コンヒーロを炸裂。続いてイーグルスはイスの上に立ち「TMDK！」コールを煽る。
　イーグルスは「アリガトウ、イワテ！　ゴメンナサイ、ワト！」と、ワトに強烈な逆水平チョップ。
　ワトはイーグルスをリングに戻し、顔面にニードロップ。さらにレッグラリアットからカバーするも、カウントは2。
　するとイーグルスはワトの頭部を撫でて挑発。怒ったワトは顔面に張り手。そしてエルボー合戦に。イーグルスがロープに走ると、ワトはドロップキック。
　その蹴り足をイーグルスは捕らえてヒールホールドへ。ワトは必死にロープエスケープ。するとイーグルスはワトの足を、ロープを用いたレッグロックで痛めつける。さらにロープに固定した左足にサッカーボールキックをお見舞い。
　イーグルスは「ワト」コールを煽って挑発。ワトは打撃のコンビネーションを見せるが、イーグルスは足をキャッチし、グラウンドに持ち込むとその足にニードロップ。
　そしてワトはロン・ミラー・スペシャルを狙うも、ワトはキックで解除。するとイーグルスは「オキロ！」と声を荒らげ、ワトの胸板にキックを連発。
　しかし、ワトはその場飛びのネックブリーカードロップ。さらにイーグルスの突進をかわし、串刺し攻撃を狙う。イーグルスはショルダースルーでエプロンに追いやるも、ワトはスワンダイブ式エルボーアッパー。
　イーグルスが場外に落ちると、ワトはノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。そしてイーグルスをリングに戻し、コーナー最上段からミサイルキックをヒット。
　カバーをイーグルスがカウント2ではね返すと、ワトは通天閣ジャーマンを狙う。イーグルスは切り抜けてアサイDDTを狙うが、ワトも回避。
　そしてワトは十字架固めから一気にレシエンテメンテを炸裂。だが、カバーはカウント2。ならばとワトはベンダバールで捕獲。
　そこからワトは丸め込みに持ち込み、イーグルスが返すと、すかさずワトはベンダバールへ。イーグルスは何とか足をロープにかけてエスケープ。
　するとワトはイーグルスにレシエンテメンテⅡを狙う。イーグルスがこらえると、ワトはエルボーから再度レシエンテメンテⅡの体勢に。
　だが、イーグルスはアームホイップで切り抜け、足への619。そして串刺しダブルニーをワトの顔面に突き刺し、スワンダイブの低空ドロップキックを膝にお見舞い。
　ここからイーグルスはロン・ミラー・スペシャルで捕獲。ワトが必死にロープに逃れると、イーグルスはワトの膝を固定してマットに叩きつけ、Triggerを発射。
　しかし、ワトは両腕でガード。ならばとイーグルスはロン・ミラー・スペシャルを狙うも、ワトはキックをお見舞い。ここでダブルダウンに。
　続いて両者はエルボーの応酬に。そしてイーグルスは逆水平チョップを浴びせるが、ワトもオーバーハンドのチョップで反撃。
　さらにエルボーからローキックの応酬となり、ワトが競り勝つ。ワトはエルボーを連発するが、イーグルスはキックで反撃。しかし、ワトはハイキックから旋風脚。
　だが、イーグルスはキックの相打ちに持ち込み、気合いの雄叫び。そしてアサイDDTからカバーするが、ワトは必死にカウント2ではね返す。
　ならばとイーグルスはターボバックパックを狙うも、ワトは逆に持ち上げてTTDで突き刺す。だが、カバーはカウント2。
　するとワトはコーナー最上段へ。イーグルスは雪崩式攻撃を狙うも、ワトは突き落とす。しかし、イーグルスはジャンピングキックで動きを止め、トップロープからの雪崩式フランケンシュタイナーを炸裂。
　そしてワープ4.5を繰り出すも、ワトは膝で迎撃。ワトも膝を押さえてのたうち回る。それでもワトは立ち上がり、通天閣ジャーマンへ。
　だが、イーグルスは着地し、キックのコンビネーション。続いてTriggerを繰り出すが、かわしたワトは旋風脚。さらにレシエンテメンテⅡを狙うも、イーグルスは回避しロン・ミラー・スペシャルの体勢に。
　だが、ワトは背中を蹴りつけで解除すると、ローリングクラッチホールドの体勢から、一気に通天閣ジャーマンを炸裂。この一撃で激闘を制し、4勝目をゲットした。

　
ワト「やっぱロビー・イーグルス、強いね。アイツがCHAOSにいる時から俺はね、凄くいい選手だなと。手も合うし、やってくる手も分かっている。けれども、けれども、次々と新しい技を出してくるのが、それがロビー・イーグルス、アンタだよ」
　

　
ワト「ただ、俺にはこの『BEST OF THE SUPER Jr. 30』を優勝する、その目標がある。その目標に向かって走り抜かなければならない。だからこそ、1試合1試合、目の前の相手を超えて、俺はグランドマスターになってやる」
　

　
ワト「必ず俺は目標を叶える。そして夢を叶える。そのことをこの『BEST OF THE SUPER Jr.』で実現させてみます（※と言って、ポーズ）」
　
　

　
ロビー「（※コメントスペースに現れると寝転がってしまい）2連戦。クソッ！ このリーグが誰にとっても重要なのは分かっている。だがカネマルのせいで、俺の脚は、必要な時に100％使える武器ではなくなってしまった。そしてワトは、1勝を得るためだけに俺を麻痺させようとしてきた。アァ…OK。それが『BOSJ 30』なんだな」
　

　
ロビー「いいだろう。優しいボブさん（※ロビーの愛称）はここまでだ。ハハハ。残忍な死神のお出ましだぜ。ケビン・ナイト、オマエは好きだ。良いヤツで、見習うべきところもある。だが悪いな、オマエの脚を奪うぜ。そしてダン・モロニー、CROWNS UPと言えるのも今だけだ。オマエの脚も奪う。そして最後、オーサカ、デスペラード。オマエの脚を奪い、オマエが準決勝、決勝に進む可能性を奪ってやる。ボビー（※ロビーの愛称）の弾を守り切る！」
　

　
ロビー「Bブロックは、俺のものなんだ！ （※立ち上がりながら）俺は決してひざまづかない！」