セミ（第9試合）はBブロック公式戦、エル・デスペラード（4勝2敗）vsダン・モロニー（2勝4敗）。初出場のモロニーはここで敗れれば負け越しが決定。デスペラード相手に番狂わせを起こすか？

　開始のゴングと同時に、ショルダータックルの応酬に突入。競り勝ったモロニーはクラウンズアップのポーズでアピール。
　さらにモロニーはドロップキックを狙うが、デスペラードは回避し、足を取りにいく。
　だが、モロニーはロープエスケープ。するとデスペラードはロープ越しのブレーンバスターを狙うも、逆にモロニーが持ち上げ、前方に投げ捨てる。
　続いてモロニーはバックドロップを決めてカバー。デスペラードはカウント2ではね返すと、場外にエスケープ。
　モロニーは追いかけ、強烈な逆水平チョップを連発。デスペラードも逆水平チョップで応戦。両者は場外で打ち合う。
　モロニーは場外でデスペラードにストンピングを見舞い、首元を踏みつける。さらにデスペラードを鉄柱に打ちつけるラフファイト。
　デスペラードがリングに戻ると、モロニーは逆水平チョップ一発でコーナーに押し込む。さらにストンピングを連発し、両足でデスペラードの首元を踏みつける。
　デスペラードはチョップを返すが、モロニーは逆水平チョップで動きを止め、ブレーンバスターの体勢に。
　デスペラードはこらえ、チョップで反撃。モロニーもチョップを返し、デスペラードは崩れ落ちてしまう。
　モロニーは追撃の逆水平チョップを浴びせ、ブレーンバスターを狙うが、デスペラードは逆に投げ捨てる。
　デスペラードは気合いを入れ、モロニーに串刺しラリアット。さらにバックドロップで叩きつける。
　続いてデスペラードはモロニーの左足にボディプレスを浴びせ、ストレッチマフラーへ。しかし、モロニーはロープエスケープ。
　するとデスペラードはギターラ・デ・アンヘルを狙う。モロニーがこらえると、デスペラードは膝を蹴りつけ、再度ギターラ・デ・アンヘルの体勢に。
　だが、モロニーは切り抜けてドロップキックをヒット。そしてモロニーはブレーンバスターを狙うが、デスペラードはこらえて膝にキック。
　続いてデスペラードはブレーンバスターを狙うが、モロニーはフィッシャーマンズバスターの体勢に。デスペラードは踏ん張るも、モロニーは力任せに投げつける。
　そしてモロニーはドリラ・キラーの体勢に。しかし、デスペラードは回避しエル・エス・クレロ。
　返したモロニーはエルボー。だが、デスペラードもエルボーで応戦。しかし、モロニーは延髄斬りを浴びせる。
　続くモロニーの攻撃を、デスペラードはスパインバスターで返すと、さらにギターラ・デ・アンヘルを炸裂。カバーはモロニーがカウント2ではね返す。
　するとデスペラードは気合いを入れ、ピンチェ・ロコの体勢に。だが、モロニーはショルダースルーからフットスタンプ。続けざまにセントーンを浴びせる。
　続いてモロニーはザ・ゴアを炸裂してカバーするも、デスペラードはカウント3寸前ではね返す。
　ならばとモロニーは気合を入れ、ドリラ・キラーを狙う。するとデスペラードは丸め込みで切り返し、そこからストレッチマフラーへ。
　モロニーが逃れようとすると、デスペラードはヌメロ・ドスを完成。モロニーはたまらずギブアップ、デスペラードが勝ち星を5に伸ばした。

デスペラード「（※首を冷やしながら現われて）確かに、確かに言うだけあって、ド迫力のパワーの持ち主じゃないか。ああん？だけど、俺の方がもうちょっとズルかったな。アァ……エンパイア、いいの見つけてくんな、相変わらずな。

（※胸を冷やしながら）うわぁ、キッツ……。少数精鋭……多くなれば烏合の衆になる可能性もあるみたいだ。んなこともあるんだが、人数多くたって、それぞれの能力がありゃあな、烏合の衆なんて言わねえもんな。面白そうじゃねえか。でも、まだまだだったな。（※帰り際に）そもそも俺がマエダアリーナなんつう縁起のいい名前の場所で負けるわけねえだろう」

モロニー「アーッ！フ●ーック！フ●ーック！（※床に転がり息を整える）賢者は言った、数字は嘘をつかないと。この呪文は俺にとっては災難だ！だがクソ良い仕事をしている。俺は読むことができない！

（※左ヒザを指差しながら）俺は負傷しているんだ！だが次の対戦相手のデスペラードと、オマエたちが考えているだろう最悪のことは、この俺が負けるということだ！俺はこのクソトーナメントで優勝することよりも、もっともっと大きなミラクルを起こしてきたんだ！チクショー！」