第4試合はフレッド・ロッサーとジュース・ロビンソンがNO DQ ストリートファイトマッチで激突する。4.16ワシントン大会でのシングルマッチは、ロッサーに妻であるトニー・ストームの名前を出されて挑発されたジュースが入場時にロッサーを襲撃しノーコンテスト。翌日のフィラデルフィア大会では、ジュースに代わってIWGP USヘビー級王座次期挑戦者決定トーナメントの1回戦でランス・アーチャーと対戦していたロッサーを、またもジュースが襲って敗北に導いている。この試合は一連の遺恨の決着戦だ。
ジュースは竹刀片手に入場。リングには赤と青の両コーナーにイス。そして、ニュートラルコーナーには分厚い木の扉が設置されている。しかし、ジュースの入場後、ロッサーはなかなか入場してこない。
すると入場ゲートからLA道場のアカデミーの生徒たちが集団で登場。リングを囲む。そして、首に長いチェーンをぶら下げて、アカデミーの先生でもあるロッサーの入場だ。ゴングが鳴ると、ジュースは竹刀をフルスイング。しかし、これを避けたロッサーはタックルでテイクダウンし、パンチを連打だ。
そして立ち上がるとジュースの股間を掴んで動きを止めて逆水平チョップからヘッドバット。ジュースもコーナーに投げてイスに叩きつけるが、ロッサーは構わずラリアット。さらにラリアットで追撃してリング下に転落させる。
ならばとジュースはサミングでロッサーの動きを止める。それでも止まらないロッサーは鉄柵にジュースを叩きつけて続けてラリアット。そして客席でイスを手に取りリング周りへ放り込む。怒りの収まらないロッサーは花道に連れ出すとジュースを殴りつけ、パイルドライバーの体勢だ。
しかし、ジュースはこれをショルダースルーで切り返して、場外の硬い床の上にロッサーを叩きつける。さらにボディスラムで追撃したジュース。続けてセントーンを投下し、鉄柵の上へのスタンガン攻撃だ。
続いてジュースは鉄柱にロッサーを叩きつけると、ベルトを手に取ってロッサーの首に巻き付けてチョーク攻撃。ジュースはロッサーをリングに戻して、さらに首を絞めていく。そしてロッサーのTシャツを無理やり脱がせると、そのTシャツで自分の尻を拭く挑発行為だ。
さらにジュースはベルトを使ってムチ打ち攻撃。続いてロープに振ってのラリアットだ。そして、ポケットからコインを取り出し握り締めたジュース。その拳をロッサーに構える。だが、ロッサーはこれを避けるとファイヤーマンズキャリーで抱え上げて、コーナーの扉に向かってデスバレーボムだ。
扉が折れるほどの一撃にさすがのジュースもダウン。ロッサーはジュースのベルトを手に取ると、先程のお返しとばかりにムチ打ち攻撃。そして、首に巻き付けてのチョーク攻撃だ。さらにロッサーはジュースをロープから吊るしての絞首刑にしてしまう。
場外に転落したジュースを追いかけて、自身も場外に降りたロッサーはなぜかたまたまあったスチール製のゴミバケツを手に取り、中に入っているゴミをジュースにぶちまけてから、そのゴミバケツで一撃だ。
続いてイスで殴って追撃すると、今度はそのイスを縦に構えて首に突き刺す。ジュースは大流血状態だ。それでも攻撃の手を緩めないロッサーは「STOP」と書かれた標識を手に持ってジュースにぶつける。さらにジュースを鉄柵の上に股間から落として、竹刀で顔面を殴りつけていく。
だが、それでもロッサーは止まらない。エルボーからパンチを連打し、ヘッドバットも食らわせる。そして今度はラダーを鉄柱に立てかけたロッサー。そのラダー目がけてジュースをシーソーホイップだ。
さらに先程のゴミバケツの中に入っていた食べ残しの食べ物を顔面に擦り付けてリングに戻す。そしてコーナーの金具に顔面を擦り付けてダメージを与えると、ゴミバケツを被せ、チェーンを拳に巻いて殴りつけていく。
さらにイスを手に持ったロッサーはゴミバケツの横と上からフルスイング。そしてゴミバケツを被ったままヒザをついたジュースをイスで横殴りだ。一方的な展開となったが、まだまだロッサーは攻撃の手を緩めない。
今度はコーナーで逆さ吊りにして、ストンピングとパンチでお仕置き。そしてチェーンをジュースの首に巻いて、自身は場外から引っ張って絞めていく。さすがのジュースも許しを請うようなポーズを取るが、ロッサーはそれでもチェーンを腕に巻いて構えている。
すると、背後からジュースの妻であり、ロッサーの挑発行為に使われていたストームが乱入。ストームはロッサーの股間にローブローだ。しかし、ロッサーはファールカップを入れていたため、この攻撃が通じない。ファールカップをタイツから取り出して勝ち誇ると、なんとストームを捕まえてキスをしてしまう。そしてストームを捕獲するとエアプレースピンだ。
しかし、この隙にジュースが背後からローブロー。ファールカップを取り出していたため、これにはロッサーも悶絶だ。そのロッサーにストームがストームゼロを炸裂させる。これはカウント2でロッサーもキックアウト。
ならばとジュースはパルプフリクションへ。しかし、ロッサーはこれをスリーパーに切り返し、チキンウィングフェイスロックだ。邪魔をするストームにジュースをぶつけて排除したロッサーはガットチェックから、チキンウィングフェイスロックに捕獲する。
だが、ここにストームが戻ってきて、なんと手に持ったビンでロッサーの頭部に一撃。ジュースは悶絶するロッサーにキャノンボールだ。ロッサーはコーナーの扉に激突してさらに大ダメージを負ってしまう。
そのロッサーに標識を被せると、ストームがヒップアタック。最後はジュースがイスの上にDDTを炸裂させ、ストームと一緒にロッサーをフォールして、ついに3カウント。凄惨な死闘に終止符を打ったのだった。