メインイベントは初代STRONG女子王座決定トーナメントの決勝戦。1回戦でステファニー・バッケルを破ったメルセデス・モネと、同じく1回戦でスターダムの向後桃を破ったウィロー・ナイチンゲールが、初代STRONG女子王座をかけて激突する。

　大歓声の中、ゴングが鳴るが、モネはこれを気持ち良さそうに浴び続ける。そしてようやくリング中央で対峙した両者。ナイチンゲールからモネに手を差し出して握手を求める。これに応じたモネだったが、ナイチンゲールは捻って先制だ。
　ならばとモネも素速く脱出して回転エビ固め。さらにエビ固めを仕掛けていくが、ナイチンゲールは張り手で一撃だ。そしてティヘラを仕掛けてきたモネを捕まえる。モネが回転エビ固めを仕掛けてきても上から圧殺だ。
　ならばとモネは背中合わせからモネメーカーを仕掛けるが、これもナイチンゲールには通じず。ド迫力のショルダータックル1発でモネをふっ飛ばしてしまう。モネはたまらず場外へ。これを追いかけたナイチンゲールは、立ち上がったモネにラリアットで追撃だ。
　モネがリングに戻ってくると串刺し式のラリアットから、ショートレンジラリアットを連発。そしてボディスラムで叩きつけてからマッチョポーズを取ったナイチンゲール。このボディスラムを連発していくが、モネも3発目を阻止してヒザ裏にエルボーで一撃だ。しかし、ナイチンゲールはすぐさまバックエルボーで反撃して、流れを譲らない。
　そしてコーナーに追い込んで逆水平チョップだ。モネもチョップを連打して反撃するが、すぐさまエルボーの連打でお返し。さらに延髄斬りも炸裂させる。そして上から被さるような形でフロントネックロックに捕獲する。
　モネが脱出するとすぐさまラリアットを食らわせるナイチンゲール。ならばとモネはスクールボーイからキック攻撃だ。しかし、これを腕でガードしたナイチンゲールはスパインバスターから逆エビ固め。体重をしっかり乗せて、モネを圧殺していく。
　ここはなんとかロープエスケープしたモネ。ナイチンゲールはコーナーでショルダータックルを小刻みに連発するとコーナーに持ち上げて、滞空時間の長い雪崩式ブレーンバスターだ。モネはカウント2でキックアウト。
　ならばとナイチンゲールはコーナーにもたれかかったモネに突撃。しかし、モネはこれを避けるとエプロンからナイチンゲールを捕まえてエルボーを連打。今度は自らコーナーに上がる。だが、ナイチンゲールもすぐさま立ち上がってコーナーに追いかけていく。
　ならばとモネはトップロープを使って、場外に飛び降りながらのスタンガン。しかし、モネもダメージが深くて次の攻撃に移れない。その間にタフなナイチンゲールはすぐに立ち上がってオクラホマスタンピートを仕掛ける。モネもこれを許さない。脱出して後方に倒すと、バンクステートメントに切り返す。
　だが、ナイチンゲールは強引に持ち上げると、Babe With The Powerbomb。これをモネはギリギリカウント2でキックアウトする。ならばとナイチンゲールはもう一発Babe With The Powerbombでトドメの一撃だ。今度こそ3カウントが入り、ナイチンゲールが初代STRONG女子王座を獲得したのだった。

　
ウィロー「（大きなため息をついて、ベルトに手をして）これ。今夜、私は歴史に名を刻んだわ。初代NJPW STRONG女子王者よ。トーナメントに出場当初、私にはチップを肩に乗せずに（アメリカの慣用句で、挑戦的な態度と言う意味）ファミリーサイズのドリトスチップス（アメリカの代表的なお菓子）を肩に乗せていたような感覚よ」
　

　
ウィロー「そして（ベルトに手をして）これよ。私がこれを、勝ち取ったの。私はSTRONGと言う言葉を代表すると言ったわ。もちろん身体的な強さもだけど、ハートや精神、感情、全てをこのトーナメントに捧げたその想いの強さをこのベルトが象徴する。今夜はベイブ・ウィズ・パワー時代の幕開けよ！」
　

　
ウィロー「私は王者、ウィロー・ナイチンゲールよ」
　
　
※モネはノーコメント