第1試合は中島佑斗&オスカー・ロイベがグレート-O-カーン&TJPと対決。TJPは今大会でAブロック公式戦が予定されていたが、対戦相手の石森太二が頚椎負傷で負傷欠場となり不戦勝。TJPは4勝5敗1不戦勝=10点で公式戦を終えることに。
今回はオーカーンとのUNITED EMPIREタッグで、ヤングライオンを迎撃する。
オーカーンはブリティッシュヘビーのヘビーを腰に入場。
先発はオーカーンと中島。中島はタックルを仕掛けるも、オーカーンは冷静に対処。続いて中島はローキックの牽制から、脇を差してロープに押し込む。そして離れ際にエルボー。
さらに中島はエルボーの連発からショルダータックル。だが、オーカーンは仁王立ち。しかし、中島は二発目のショルダータックルでダウンを奪う。
続いて中島はハンマースルーを狙うも、オーカーンは切り抜けて一本背負いで強引に場外に落とす。
オーカーンは中島を場内の奥まで連れ出し、壁に叩きつける。中島はカウント17でリングに生還。
スイッチしたTJPは、中島をリバースインディアンデスロックで捕獲。そして鎌固めを決める。その状態でTJPは中島の髪をつかむ。
TJPは技を解除すると、フライングメイヤーから中島の後頭部に低空ドロップキック。続いて変形のサーフボードストレッチ。
中島はTJPを持ち上げて自軍コーナーに運ぶ。しかし、TJPはロイベとのスイッチを妨害し、中島に顔面ウォッシュをお見舞い。
スイッチしたオーカーンは中島の背中にモンゴリアンチョップ。さらにボディスラムで投げつけ、踏みつけてカバー。これはカウント2。
するとオーカーンは中島の頭を捕らえ、靴を舐めさせようとする。切り抜けた中島はエルボー。しかし、オーカーンはエルボーからロープへ。すると、中島はボディスラムで投げつける。
スイッチしたロイベはオーカーンにショルダータックル。さらに逆水平チョップとエルボーを打ち込み、串刺しエルボーをお見舞い。
しかし、オーカーンは王統流二段蹴りで対抗。すると、ロイベもビッグブーツで反撃。そしてオーカーンをボディスラムで叩きつけてカバーするも、オーカーンはカウント2でキックアウト。
続いてヤングライオンは交互にオーカーンにエルボーを連発。さらにエルボー&ビッグブーツのサンドイッチ攻撃を浴びせ、中島がカバー。しかし、TJPがカット。
するとヤングライオン二人はTJPにダブルのショルダータックル。さらにロイベがギロチンドロップをお見舞い。
続いて中島がオーカーン、ロイベがTJPを同時に逆エビ固めで捕獲。これはUNITED EMPIREがロープエスケープ。
すると中島はエルボーの連発からロープへ。しかし、オーカーンはモンゴリアンチョップから地獄突き。さらにアイアンスリーパーで捕らえ、中島を座らせると、TJPがニーストライク。
ここでTJPがロイベをオクトパスホールドで捕らえると、オーカーンがFGO(Fate/Grapple O-Khan)で中島を叩きつけ、豪快に3カウントを奪取した。
TJP「UNITED EMPIREで今日、俺に素晴らしいパートナーがいるように、お前にもいいパートナーがいるようだな。汗もかかなかった。汗もかかなかったよ。髪も乱れなかった。元々、ボサボサの髪なんだけどな。しかしイシモリのケガについては本当に残念だ。既に敗退しているが、ポイントを獲得できてうれしいよ。
だがこれははっきり言っておく。イシモリ、お前が回復することを願っている。だが(ケガで欠場じゃなくても)俺はお前を倒していた。勝ち点は俺のもので、お前が敗退することになっていただろうよ。なぜならUNITED EMPIREでの内外を問わず、常に証明すべきことがあるからだ。
BULLET CLUBによる支配を台無しにしなければならないなら、そうするだろう。またいつの日か対峙する時が来るだろうよ。次は100%(の体調に)になってることを願う。今日の試合は簡単なものだった。オクトパスホールドにリバースインデアンデスロック。俺はこれで生活している。
これは練習だ。オスカー、ナカシマ、おまえたちは成長しているが、まだ十分にはほど遠いな。もうすぐお前たちは素晴らしいレスラーになるだろう。だが今は、何かを学んでくれると願うよ。さて、俺のボーイズたちがベストを尽くしているか見に行かねばならないな。CROWNS UP」
オーカーン「オイ!なに余の了承なく、タッグのタイトルマッチ決めとるんじゃコラ、この無礼者が!余はこうやって、解説もこなして、いざパートナーが欲しくなれば、わざわざ大阪まで出張って、ここまで勤勉に!働いてやってんだぞ、オイ。デイビスがケガで(ベルトを)返上するなら、同じ連合帝国が(ベルトを)持つのが筋だろうが!こちらも筋を通して、毘沙門と拷問(HOUSE of TORTURE)と、闘ってやると言ってあげてるんだぞ。それがわからんのか!
カイルがな、なんて言ったか知らねぇんだよ。覚えてるか?カイル、愚民ども。初めて帝国で同門対決をしたとき、タッグリーグで、余とヘナーレ(vs)、カイル、デイビスだったな。そこから、デイビス(vs)、オスプレイ。そしてオスプレイが欠場でデイビスが出たな。その後も、ダン(・モロニー)とアキラがやったな。そのすべてが!同門対決という……そうだな、腐ったようなレッテルを何度も剥がしてきた。カイル、デイビス、貴様らを待つのは、この余と、ヘナーレだ。あの時の続きをするぞ。
そのためにもまずは、毘沙門、拷問、テメェらに恥をかかせてやるしかねぇな、オイ!待ってろ……。(※いったん引き揚げかけるが、『そうだそうだそうだそうだ』と言いながら思い出したように戻って来て)余はよ、プロレスファンなんかじゃねぇからよ、知らねぇんだけどよ、もしかしたらよ、もしかしてだぞ、同門対決のタイトルマッチって、史上初じゃねぇか?
オイ、それができるブランド、強さ、試合のクオリティー、それをずっと示してきたな、帝国は。ピッタリじゃないか?これは、余が動かなくても、帝国民が動くなんじゃないか?会社の方から動くんじゃないか、これは?このチャンスを逃す気か、オイ?今宵の必殺技はFGO、Fate Grapple O-Khanで、拷問も、毘沙門も、処刑して、史上初の同門対決タイトルマッチをしてやるよ。ヘハハハハハハハハハハハハ……」
オスカー「(※肩を貸して運んできた中島は床に倒れ込む)『BEST OF THE SUPER Jr.』のツアーを通して俺たちは見てきた。ナカシマも見てきた。俺たちは学んできた。だから俺たちはもっと良くなる。これからもそうする。タッグチームとしてもシングルとしてでも、あのレベルになって新日本プロレスで輝きたい。どのタイトルでも、倒して闘う。(※中島を起こして)おい、起きろ。シングルだろうがタッグチームだろうが、魂を感じながら俺たちは闘い続ける」
※中島は無言のまま控室に戻った