第1試合ではリオ・ラッシュが中島佑斗、マイク・ベイリーがオスカー・ロイベを引き連れタッグ対決。ラッシュとベイリーは前日のAブロック最終公式戦で死闘を展開。辛勝を収めたベイリーがブロック1位通過で、準決勝進出を決めている。

　先発は中島とベイリー。互いに蹴りで牽制しあい、まずはローキックの攻防に。そしてベイリーは鋭いハイを繰り出すが、中島はよける。
　続いてラッシュが登場。するとベイリーはロイベとスイッチ。巨漢ロイベはラッシュを見下ろす。ラッシュはトリッキーな動きで翻弄するも、ロイベは空中でキャッチ。
　だが、ラッシュは切り抜け、中島にスイッチ。中島は串刺しエルボーからキックを連発。ロイベは蹴り足をつかむも、中島は膝十字固めで切り返す。ロイベはロープエスケープ。
　続いてラッシュがロイベにローキックを連発。次は中島がストンピングを浴びせ、さらにローキックの乱打からロープへ。
　するとロイベはビッグブーツで迎撃。スイッチしたベイリーは中島にフロントキック。さらに逆水平チョップからロープワークの攻防を経て、ベイリーはソバット、カカト落とし、ミドルキックをお見舞い。
　さらにその場飛びシューティングスタープレスを決めるが、中島はカウント2ではね返す。中島はベイリーの蹴り足を受け止め、打撃の猛攻。しかし、ベイリーはサイドキックをお見舞い。
　スイッチしたラッシュは、うまくベイリーを場外に追いやり空中技を狙う。ロイベが妨害するも、ラッシュはハンドスプリングキックでロイベを場外に落とし、ベイリーもろともトペ・スイシーダを炸裂。
　続いてラッシュはベイリーをリングに戻しファイナルアワーを狙うが、ベイリーは回避。そして両者はキックの応酬を繰り広げてダブルダウン。
　次は中島とロイベのマッチアップ。激しいエルボーの応酬から、中島はローキック。だが、ロイベはアバランシュホールドで叩きつけてカバー。これはカウント2。
　ならばとロイベは逆エビ固めを決めるが、ラッシュがトラースキックでカット。するとベイリーがラッシュをエプロンに追いやってフロントキック。そして場外に落ちたラッシュにバミューダトライアングルを決める。
　リング上、ロイベは中島の串刺し攻撃をキックで迎撃。さらに豪快なジャンピングクロスボディを浴びせ、中島から3カウントを奪取した。　

　
ベイリー「ドイツノコレサ、ヨクシッテイルネ。ソレカラキョウ、カチマシタ。サンキュー。いい気分かい？」
　

　
ロイベ「ああ、とてもいい気分だ！ 新日本プロレスの正式な試合で初めての勝利だ（5.3福岡の大岩3人掛けマッチで3人目に登場して勝利している）」
　

　
ロイベ「しかも親友であり、アイボーのナカシマから獲った。さらにうれしい。昨日はタッグを組んでいたのに。初めて試合で勝った。しかもヤングライオン（同士のタッグではなく）シングルで挑んだ試合でだ」
　

　
ロイベ「とってもうれしいよ！ サンキュー！」
ベイリー「また一緒にやろうな！ ヨシッ！」
　
　

　
リオ「なかなか運が味方につかないな…。マイク・ベイリーがＡブロックで勝ち上がったことには理由がある。俺に勝ったことにも、理由がある」
　

　
リオ「一つ言わせてくれ。オスカーは（背が大きいというジェスチャーをして）デカイし危険な男だ。やり合う予定が……サイズの違いがあったからか……。次回またやってやるぜ。（※遅れて引き揚げてきた中島選手に対して）大丈夫か？」
　

　
中島「あぁクソッ……。あぁ、クソッ……」
リオ「大丈夫だ。次は勝てる。完璧なことなんてない。学び続ければいい」
中島「（※英語で）勝たなければならない。」
リオ「勝たなければならない？」
中島「（※英語で）もちろん。俺はクソだ…」
リオ「何を言っているんだ。負けることもあるが、学びを得て、次に勝てばいい。今日、俺はベイリーに負けたが、次がまたある。今日の負けから学んで、より素早くなり、強くなる」
　

　
中島「サンキュー。（※ここから日本語で）オイ、オスカー。次やるときは、俺がどんな手使ってでも勝ってやるからな、この野郎」