セミ(第7試合)は『BOSJ』準決勝、マイク・ベイリー(Aブロック1位)vsマスター・ワト(Bブロック2位)。初エントリーのベイリーは、バックボーンのテコンドーを活かした打撃やハイフライムーブで大暴れ。この勢いで初出場初優勝の快挙を狙う。対するワトは「新日本ジュニアの“未来を拓く”」と公言しているだけに、こちらも初優勝に向け気合い充分。ワトも蹴りと空中技を得意とするだけに、試合は壮絶なつばぜり合いが繰り広げられそうだ。
開始のゴング、場内は両者へのコールが交錯する。まずベイリーは握手の手を差し伸べる。するとワトも応え、両者は離れる。
続いて互いに蹴りで牽制。そしてベイリーは組み合うと見せかけてローキック。するとワトもキックを返し、ソバットからロープワークの攻防に。
そしてアームホイップの応酬から、ワトはいきなり通天閣ジャーマンを狙う。切り抜けたベイリーはアームホイップの体勢に入るも、こらえたワトはドロップキックで場外に吹っ飛ばす。
そしてワトはプランチャをお見舞い。ワトはベイリーをリングに戻すといきなりベンダバールへ。しかし、ベイリーは足をロープにかけてエスケープ。
するとワトは後頭部にエルボーを落とし、フライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。続いて胸板にキックを連発。
だが、ベイリーもマシンガンキックからの延髄斬りで
ワトを場外に落とし、空中技を狙う。これを嫌がったワトはエプロンに上がるも、ベイリーはフロントキックで吹っ飛ばし、バミューダトライアングルを炸裂。
そしてベイリーは観客席を練り歩いて場内を煽ると、助走をつけてワトの腕に二段蹴り。さらにワトの左腕を膝で押しつぶす。
ベイリーはワトをリングに戻し、ストンピング、サッカーボールキック、ニードロップを浴びせる。カバーをワトがカウント2ではね返すと、ベイリーは串刺しフロントキックをお見舞い。
そしてボディスラムからリバーススプラッシュ式のダブルニー。ワトは腹を押さえて悶絶。
続いてベイリーは起き上がり小法師チョップを食らわせ、アームブリーカーを狙う。ワトは切り抜けてエルボーを連発。
だが、ベイリーはソバット、かかと落とし、ミドルキックで反撃。続くその場飛びシューティングスタープレスをかわしたワトは、フェイスクラッシャーをお見舞い。
さらにワトは飛びつきネックブリーカードロップを決める。続いてゼロ戦キックでベイリーを場外に落とすと、ノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。
ワトはベイリーをリングに戻し、スワンダイブ式エルボーアッパーへ。だが、ベイリーは腕ひしぎ逆十字で捕獲。ワトは必死にロープに逃れる。
するとベイリーは腕を蹴りつけ、さらに逆水平チョップ。そしてハンマースルーを狙うが、ワトはロープをつかんで回避。
ならばとベイリーはロープを用いてワトの腕を痛めつけ、串刺しフロントキックへ。ワトは切り抜けるも、ベイリーはキックでなぎ倒しアルティマウエポンを発射。
ワトがかわすと、ベイリーは着地。そしてワトの蹴りを回避し、飛びつき腕ひしぎ逆十字へ。ワトは切り抜けると、前方回転エビ固めへ。
ベイリーはこれを押しつぶすが、ワトは巧みにベンダバールで捕獲。しかし、ベイリーは腕ひしぎ逆十字で切り返そうとする。
回避したワトは通天閣ジャーマンを狙うが、ベイリーはバック取って持ち上げると、マットに叩きつけ腕ひしぎ逆十字へ。
そこからベイリーはムーンサルトダブルニーを繰り出すが、ワトは自爆を誘い、再度ベンダバールで捕らえる。ベイリーは必死に足をロープにかけてエスケープ。
するとワトはキックを繰り出すが、ベイリーがキックで競り勝つ。さらに竜巻旋風脚を繰り出すが、ワトは回避し、技の読み合いからレシエンテメンテを炸裂。だが、カバーはカウント2。
ならばとワトは通天閣ジャーマンを狙うが、ベイリーはこらえ、バックを取られた状態のままエプロンまで連れ出す。そしてベイリーはアームブリーカーでひるませ、キックを叩き込む。
すかさずワトもキックでやり返し、両者はエプロンで意地をぶつけ合う。ワトはハイキックからエプロンで通天閣ジャーマンを狙う。だが、ベイリーはこらえてムーンサルトダブルニーを炸裂。
続いてベイリーはコーナー最上段からついにアルティマウエポンを炸裂。そしてカバーするが、ワトはカウント2で必死にはね返す。
ならばとベイリーは気合いを入れ、フラミンゴドライバーの体勢に。しかし、ワトは回避しTTDで突き刺す。だが、カバーはカウント2。
ならばとワトは気合いを入れ、通天閣ジャーマンの体勢に。しかし、腕ひしぎ逆十字のダメージで持ち上がらず。するとベイリーはハイキックの3連発からサイドキック。
そしてベイリーは竜巻旋風脚を狙うも、ワトは先に旋風脚を炸裂。すかさず通天閣ジャーマンを決め、3カウントを奪取。 ワトが自身初となる優勝決定戦進出を決めた。
試合後、両者はダメージでなかなか立ち上がれない。ベイリーはセコンドの肩を借りてフラフラと退場。ワトは勝ち名乗りを受けると、場内の歓声に応えながら引き上げた。