セミ(第8試合)はNEVER無差別級6人タッグ王者のオカダ・カズチカ&棚橋弘至&石井智宏組がベルトを懸け、ジョン・モクスリー&クラウディオ・カスタニョーリ&海野翔太組を迎撃。海野は5.3福岡にてオカダに対し、師匠であるモクスリーと共に6.4大阪城での対戦をアピール。
そして5.28大田区で海野は正式にNEVER6人タッグ挑戦を要求。そのパートナーとしてモクスリー、さらにモクスリーの同門であるBCCのカスタニョーリの名を挙げると、オカダは「しっかり二人に支えてもらって。お父さんお母さんによくしてもらいなさいよ、このクソガキ!」と見下してみせた。
強力な援軍を得た海野が狙うのはオカダの首一つ。海野が新時代の扉を開くのか、それともオカダが現実を見せつけるのか?
なお、この試合は当初、セミで第7試合で行なわれる予定だったが、カスタニョーリがフライトトラブルのため、第8試合へと変更された。
海野、3年ぶりに国内の新日本マット登場のモクスリー、そして初参戦のカスタニョーリは場内を練り歩きながら入場。カスタニョーリの腰にはROH世界王座のベルトが輝く。オカダ組はNEVER6人タッグのベルトを携え花道を進む。ゴング前、海野はオカダをにらみつける。
先発は棚橋とカスタニョーリ。ロックアップで組み合うと、カスタニョーリがロープに押し込む。棚橋は体勢を入れ替え、ここはクリーンブレイク。
続いて棚橋はヘッドロックで捕獲。だが、カスタニョーリは跳ね除けてショルダータックル。さらに強烈な串刺しエルボー。
続く串刺し攻撃を切り抜けた棚橋は、セカンドロープからフライングクロスボディを食らわせてエアギター。するとモクスリーが棚橋に襲いかかり、エアギターで挑発。
すかさず石井がモクスリーを殴りつけ、両者は打撃戦で火花を散らす。そして棚橋がモクスリーの膝に低空ドロップキックを見舞うと、石井も同じ攻撃をお見舞い。そしてオカダがフロントキックでモクスリーを吹っ飛ばす。
続いて棚橋と石井がカスタニョーリにダブルの低空ドロップキック。さらにオカダが海野を突き飛ばし、石井がショルダータックルを食らわす。
今度はカスタニョーリと棚橋がエルボー合戦に突入。そしてロープワークの攻防では、カスタニョーリが棚橋を担ぎ上げてバックブリーカーを炸裂。
スイッチした海野は、「カモン、オカダ!」と挑発。様子見のオカダに対し、海野はエルボーをお見舞い。オカダがスイッチすると、海野は突進。
しかし、オカダはうまく場外に誘い込み、フェンスに叩きつけると、フロントキックで吹っ飛ばす。さらにDDTを狙うが、海野は切り抜けてオカダを鉄柱、そしてフェンスに叩きつける。
ここで海野はテーブルを手にし、オカダに投げつける。モクスリーとカスタニョーリも棚橋と石井を場外で蹂躙。
海野はオカダをリングに戻し、ストンピングを浴びせる。スイッチしたモクスリーは、オカダにキックを連発。
次はカスタニョーリがストンピング。そしてオカダをサイドスープレックスで叩きつける。
続いてモクスリーがオカダを逆片エビ固めで捕獲。すると、石井がエルボーでカット。
スイッチした海野は相手コーナーの石井、棚橋にエルボー。すると、オカダもモクスリーとカスタニョーリにエルボー。
すかさず海野がオカダを自軍コーナーに追い詰めてストンピング。次はカスタニョーリがストンピングを乱打。
スイッチしたモクスリーはオカダに串刺しラリアット。さらにフライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。
次は海野がオカダを担ぎ上げ、モクスリーがネックブリーカードロップを食らわす連携攻撃。
海野はオカダの頭部を蹴りつけて挑発。怒ったオカダはフロントキックを浴びせるが、海野はひるまずパンチを返し、串刺しエルボーへ。かわしたオカダは海野をDDTで突き刺す。
次は棚橋とカスタニョーリのマッチアップ。棚橋は太陽ブローの連発からジャンピングフォアアーム。さらにリングインしたモクスリーにはフェイントから低空ドロップキック。
そして棚橋は海野の顔面に強烈な張り手をお見舞い。勢いに乗る棚橋は、カスタニョーリにスリングブレイドを狙う。だが、カスタニョーリは切り抜けてビッグブーツ。
棚橋はこらえると、二発目のビッグブーツをドラゴンスクリューで切り返す。スイッチした石井はカスタニョーリにショルダータックル。
しかし、仁王立ちのカスタニョーリはブレーンバスターの体勢に。だが、石井は逆に投げ返してみせる。
するとモクスリーが石井に襲いかかるも、石井はショルダータックル。さらに石井は海野のショルダータックルに動じず、エルボーで吹っ飛ばす。
石井はカスタニョーリにエルボーを連発。カスタニョーリもエルボーで応戦し、肩に担いで変形のデスバレーボムを炸裂。
スイッチしたモクスリーは石井に串刺しラリアットを連発し、さらに頭部にナックルを乱打。続いて頭に噛みつくラフファイト。
そしてモクスリーは石井の突進を切り抜け、4の字固めへ。これはオカダがカットに入り、石井と共にモクスリーにダブル攻撃を狙う。しかし、モクスリーはラリアットで二人まとめて吹っ飛ばす。
続いてモクスリーは石井をパイルドライバーで突き刺してカバーするも、棚橋がカット。するとカスタニョーリが棚橋を場外に連れ出す。
リング上、モクスリーは石井の首筋にエルボーを乱打し、スライディングラリアットを炸裂。石井がカバーをカウント2ではね返すと、モクスリーはスリーパーで捕獲。
石井はバックドロップで切り返すが、モクスリーはすぐに立ち上がる。すると石井はラリアットでなぎ倒す。すかさず、モクスリーもラリアットで反撃。
ラリアットの相打ちから、石井はヘッドバット。そしてロープに走るが、モクスリーはスキをついて一気にデスライダーを炸裂。
そしてモクスリーは石井にカーフストンプを決めてカバーするが、オカダがカット。モクスリーの頭部からは流血が見られる。
ここでカスタニョーリが石井を担ぎ上げるが、石井は回避。するとカスタニョーリはエルボーを浴びせ、間髪入れずにモクスリーがラリアット。しかし、カバーは石井がカウント2ではね返す。
ならばとモクスリーは首切りポーズから、デスライダーの体勢に。しかし、石井は回避しヘッドバットから延髄斬り。そして棚橋がモクスリーにスリングブレイド。
続いて石井がスライディングエルボーからカバーするが、モクスリーは必死にカウント2ではね返す。
すると石井は気合いを入れ、モクスリーに垂直落下式ブレーンバスターを狙う。だが、モクスリーは切り抜けてカッターを炸裂。しかし、石井は意地で立ち上がり、ラリアットでねじ伏せる。ここでダブルダウンに。
次はオカダと海野のマッチアップ。オカダはカウンターのフラップジャックから、串刺し攻撃を狙う。海野は切り返すが、オカダはキックで迎撃すると、ショットガンドロップキックを炸裂。
そしてオカダはマネークリップで捕獲。これは海野がロープエスケープ。するとオカダは海野に挑発するようにハンマーパンチを乱打し、ロープへ。
これに対し、海野はカウンターのドロップキックを突き刺す。続いてカスタニョーリがオカダをジャイアントスイングで豪快にブン回す。
そしてカスタニョーリとモクスリーがオカダを担ぎ上げ、海野と共にトリプルの合体パワーボム。しかし、オカダはカウント2で必死にはね返す。
ここでモクスリーは場外の石井にトペ・スイシーダを炸裂。リング上、海野はオカダにスピニング・フェイスバスター。そしてデスライダーを狙うも、オカダはショルダースルーで切り返す。
海野は気合を入れてロープに走るが、オカダはカウンターのドロップキック。そしてレインメーカーの体勢に入るも、海野は切り抜けてオカダを持ち上げると、変形のデスライダーで突き刺してカバー。しかし、オカダはカウント3寸前ではね返す。
ならばと海野はとどめのデスライダーを狙うも、棚橋がスリングブレイドでカット。さらに棚橋はカスタニョーリにツイスト&シャウト。
だが、モクスリーが棚橋にエルボー。すると棚橋は顔面への張り手でひるませ、すかさず石井がモクスリーにジャーマンを炸裂。
ここでオカダが海野にフロントキック、棚橋が張り手、石井が延髄ラリアット。そして3人がかりのDDTで突き刺し、オカダがカバー。
海野が必死にカウント2ではね返すと、オカダは担ぎ上げる。海野は切り抜けてエルボー。しかし、オカダはひるまず「来い、オラ!」と鬼の形相。
海野の攻撃をかわしたオカダはローリングラリアットの体勢に。海野も回避し、デスライダーを狙うも、オカダは担ぎ上げて旋回式のエメラルドフロウジョン。そして最後はレインメーカーで粘る海野を撃沈。王者組が初防衛に成功した。