Circuit2009 BEST OF THE SUPER Jr.XⅥ 〜The Hard Luck Soldiers〜
- 日時
- 2009年5月30日(土) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2005
-
第4試合 30分1本勝負
レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
後藤と平澤の攻防になると、平澤が張り手で後藤をグラつかせる。対する後藤は、串刺しラリアット、串刺しニールキック、ダイビングエルボードロップ。これでペースダウンする平澤だったが、牛殺しを阻止し、走ってきた後藤を捕まえて必殺のヒラボトム。永田とスイッチする。
永田は、串刺しフロントハイキック(永田)→串刺しバックエルボー(平澤)→串刺しランニングニーリフト(永田)→エクスプロイダー(永田)という、平澤 との連続攻撃を後藤に見舞う。そして、平澤との連携でナガタロックIIとアンクルホールドを同時に極め、後藤を苦しめる。
永田に攻め込まれる後藤だったが、ロープへ走った永田を背後から追いかけ、振り向きざまにラリアット。これで反撃に成功し、棚橋に繋ぐ。
棚橋は、ジャンピングボディアタックでエプロンに控える中西、平澤を場外へ転落させると、永田にはダイビングサンセットフリップ。その後、エプロンの中西を再び攻撃するが、その隙を突かれて永田のフロントスープレックス、垂直落下式ブレーンバスターを食らってしまう。
永田と替わって入った中西は、棚橋に逆水平チョップ連打、串刺しラリアット2連打、ブレーンバスタースラム、ジャンピングニードロップ。助けに入ろうとした岡田を場外へ追い払うと、アルゼンチンバックブリーカーで棚橋を捕獲する。
だが、棚橋は上手く脱出し、スリングブレイドを経て、スリーパーホールドへ。すると、中西は強引に抜け出し、アルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げた棚橋を自らの膝へ落とす。そして、追い討ちをかけるように腹部へのアイアンクローでダメージを与える。
中西は、棚橋の援護に入った後藤を大☆中西ジャーマンで投げ飛ばす。すると、その間に試合権利を得た岡田が中西にミサイルキック。そこからジャンピング ネックブリーカードロップを経て、変型大外刈りを狙う。ところが、中西は踏ん張って不発させ、アルゼンチンバックブリーカーで岡田をギブアップさせた。
試合後、中西は、場外の棚橋目掛けてプランチャでダイブ。そして、IWGPヘビーのベルトを掲げて勝利をアピールした。
COMMENT
平澤「ハイ!」
中西「いいね!」
永田「お前、岡田がこっちにいたら潰さないとダメだよ。潰せよ! 後輩にナメられっぱなしだぞ」
平澤「ハイ!」
永 田「まぁ、噛み合わないというか、色んな思惑の入り混じった汚い試合というか、ギスギスした試合だよね。流れは決してキレイな試合じゃないけど、グチャグ チャの、ある意味で新日本らしい試合だったね。確かに新日本は今までいいムードであるけど、ちょっと規定の線に乗りすぎたというかね。規定路線でそのまま 行っている新日本のプロレスが、ちょっと俺的には不満だった。だけど、中西学がこうやって(IWGPヘビーの)ベルトを獲ってくれたことで、群雄割拠の新 日本らしい流れになったのは、俺としては大歓迎ですね。“世代闘争の壁”とか言ってきたけど、俺1人じゃなかなか難しかった。中西学がチャンピオンになっ たことで、上手くいくというかね。ヘタすりゃ物凄い壁としてできるんじゃないかと。やっぱり、俺1人じゃ下の世代全員(を相手にする)というわけにはいか なかったんで。ただ、この2人が立ち上がれば、何人束になってかかって来ようが、そんなものは軽く押し返せる。今日の試合で、そういう手応えを感じた」
中西「とにかく! 俺と永田、口じゃなくて、体で! 世代闘争の大きな壁になったるからな」
永田「(中西と握手して)じゃあ、チャンピオンシップ、絶対に防衛して頑張って(と言って去る)」
中西「(『王者として初めてのシリーズですが?』)そんなことより、完全燃焼してやる。持ってるモン、全部出してやるよ」
棚 橋「(中西は)人が変わったみたいだな。ベルトっていうのは人を変えるんスね。アバラも痛くないと思えば痛くないし、コリコリコリコリ、(ギターみたい に)ビートも刻めるしな。アバラでビートを刻めるのは俺だけだ。大丈夫だ。(6/20)大阪まで突っ走るから心配すんな」
後藤「何かね、新日本で 良かったなって本当に思うよね。あれだけの上の人間がいるっていう。越えごたえのある山が俺の目の前にある。ただ、今シリーズ(6/20大阪)、新日本の 代表として(プロレスリング・)ノアの杉浦(貴)とシングルやるから。新日本のレベルの高さを見せつけてやる。あれだけの上の人間がいる新日本に、俺は 入って良かったよ」
岡田「(6/20は)棚橋さんはベルトに挑戦して、後藤さんはノアの杉浦とやって、俺も潮崎(豪)と(シングル対決)。もう負けねぇ。1つ言っとくぞ。潮崎に勝つことが目的じゃねぇんだ。今“クソ強い”中西を倒すことだ」