クアーズライト Presents DESTRUCTION’09 – 東京・両国国技館 – 第8試合無制限1本勝負

クアーズライト Presents DESTRUCTION'09

日時: 2009年11月8日(日) 16:30開場　17:00開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 7500

第8試合無制限1本勝負
チェーンデスマッチ　DESTRUCTION BURST!!

真壁刀義
飯塚高史

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

真壁の入場を襲撃した飯塚だったが、反撃に遭ってしまう。そのまま真壁が飯塚の動きを封じる中、海野レフェリーが両者にチェーンを装着。試合開始となった。
　早くも額から流血した飯塚は、真壁の急所を攻撃して先制。そこから観客席に雪崩れ込んで、パンチ攻撃などで真壁をいたぶり続ける。これで真壁も額から流血。先にリングに戻った飯塚は、パンチ、噛み付きなどで真壁の傷口を集中攻撃する。
　しかし真壁は、飯塚の突進をかわして場外に転落させると、リングに戻ってコーナーのクッションを外し、飯塚の額を金具に叩きつける。
　1度は飯塚の反撃を許した真壁だったが、すぐにパワースラムで逆襲し、連続ラリアット、串刺しラリアット、セカンドロープに乗ってのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスと畳み掛ける。
　これに対して飯塚は、レフェリーのブラインドを突いた急所バックキックで逆転。そして、ラリアットで追い討ちをかけ、真壁の首にチェーンを巻いてブリザードスープレックス。そして、トップロープ越しに真壁を吊るし、力任せに引っ張る。
　真壁は、パンチを狙う飯塚にバックドロップで反撃。そして、ラリアットで追い討ちをかけて飯塚をコーナー最上段に乗せ、スパイダージャーマンを狙う。これに対し飯塚は、バックエルボー連打で反撃。吹っ飛ばされた真壁は腹筋の力で起き上がるものの、今度は飯塚が噛み付き攻撃で応戦し、体勢を入れ替えて雪崩式バックドロップ。
　ここから両者はリング中央でパンチを何発も打ち合う。相打ちで両者がダウンすると、セコンドの石井がエプロンに上る。
　これをレフェリーが注意している間に、飯塚はアイアン・フィンガー・フロム・ヘルを装着。しかし、同時に真壁もチェーンを腕に巻きつける。そして、飯塚が振り向いた瞬間、真壁はチェーンラリアット。さらに、串刺しラリアットで追撃すると、飯塚をコーナー最上段に設置。そして、その首にチェーンを巻きつけると、今度こそスパイダージャーマンを敢行し、トップロープからのキングコングニードロップを投下。
　これでダブルダウンとなり、レフェリーがカウントを数える。そして、ギリギリで立ち上がった真壁が勝利を収めた。

COMMENT

真壁「文字通りだよ。有言実行だよ！　覚悟決めてきただけはあるよ。俺も今足元やべぇよ。努力は報われるしよ、報われなきゃならねぇんだ。わかるだろ?　だけどよ、ちょこっと角度間違えたらよ、観客に失笑だよ。失笑されてそれで終わりだよ。奴も命がけ?　ちゃんちゃらおかしいぞ。こちとらよ何年命がけでやってんだ。勘違いすんじゃねぇぞ。

　テメェだけがきつい?　冗談じゃねぇ馬鹿野郎。俺見たらわかんだろ。あと一つだけ言っといてやるよ！　立ち位置が駄目なヤツはいくらやったって駄目なんだよ。すげぇヤツはどこ行ったってすげぇんだよ。その現実を見せてやっただけだよ。それだけだろこの野郎。

　俺とあいつは3段も4段も格が違うんだよ。最初から試合なんかやる気さらさらねぇよ。消しあいだって言ったはずだよ。観客が喜ばねぇよな。喜ばねぇ試合やったんだよ馬鹿野郎。なめんじゃねぇぞ。言ったはずだよな。存在の消し合いだって。

　テメェが最高のパフォーマンス見せてきたじゃねぇか。社長の車を襲うっていうよ。今までのテメェじゃ無かったことだよ。それは認めてやるよ。それはよ。こちとら命がけでリングに上がってんだよ。それ以外は認めねぇってことだよ。格が違うんだよ。

　もう一つだけ言っといてやるよ。次のメインの試合棚橋か中邑か?　どっちでもいいよ。勝ったほうが俺の標的だよ。俺の餌食だよ。何遍も言うぞ。俺はプロレスラーだよ。G1獲りました。次は何だよ?　IWGPだよ。中邑に負けました。だからなんだよ?　尻尾巻いて逃げ出す?　100年はえぇよ。俺が100年はえぇよ。尻尾巻いて逃げ出す?　冗談じゃねぇよ。
　
　おい、中邑さんよ、棚橋さんよ、テメェら2人に言っといてやる。ベルトの輝き?　ベルトが輝いてる、輝いてねぇそんなのどうでもいいんだよ!!　テメェらがリングでよ、ベルト以上に輝いてみろよ。俺が言いてぇのはそれだけだよ。ベルトがどうのこうの。テメェが輝かねぇだけじゃねぇえのか?　それだけだよ」

※飯塚高史はタンカで運ばれたため、ノーコメント