NEVER.8 〜Go to the Next Level〜
- 日時
- 2012年2月10日(金) FC先行18:20開場/一般18:30開場 19:00開始
- 会場
- 大阪・世界館
- 観衆
- 220人(超満員)
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第6試合 30分1本勝負
キング・ファレ壮行試合レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
ファレの攻撃を受け止めた永田が、レッグロック、アキレス腱固め。さらに、ローキックを浴びせるが、ファレは強烈な逆水平チョップでお返し。
さらにファレは、フロントハイキックを受けてもショルダータックルですぐに逆襲。続いて、ボディスラムからエルボードロップを投下するものの、永田がかわして背中にローキックをお見舞い。続いて、アームブリーカーで絞り上げる。
ここから永田は、ファレの痛めた左腕へ狙いを定め、ミドルキック連射、ショルダーアームブリーカーで追い討ちをかける。しばらく劣勢の続いたファレは、カウンターフロントハイキックで逆転。そして、「マテマ・トンガ!」と叫ぶと、串刺しボディアタック、ショルダータックル、ジャンピングヘッドドロップ、ジャンピングショルダータックルに繋げる。
だが、永田がブレーンバスターを切り返し、ランニングアームブリーカーをお見舞い。さらに、エクスプロイダーでファレを投げ飛ばし、腕へのミドルキック連射、フロントハイキックで追撃。
しかしファレは、張り手で永田の動きを止め、ブレーンバスターで反撃。そして、バックフリップを狙うが、永田が脱出してショルダーアームブリーカー。そこから腕ひしぎ逆十字固めを極め、ギブアップを奪った。
試合後、永田からファレに握手を求め、2人は抱擁。そして、永田がファレの手をあげ、海外遠征を激励した。
永田が去ったあと、ファレは客席に向かって深々と頭を下げ、ファンの声援に応えた。
COMMENT
永田「ファレがね、明後日の大阪終わって、世界に羽ばたくんです。彼の才能は、みなさん見ててわかると思いますけど、本当に世界で一流になれる素材とセンスを持ってますから。それを生かすも殺すも、ファレ次第。本当に世界の頂点、新日本の枠に留まらず、外に出ていけるだけの力を付けて帰って来てほしいし。もしくは、ものすごい才能を開花したら、新日本には帰って来ないかもしれない。だけど、それを抜きに、ファレのルーツというかスタートは、新日本プロレスのリングだって想いを忘れないでほしい。そういう意味で、スパーリング、道場の練習、第1試合、第2試合で若者で競い合ってるだろう“(腕ひしぎ)逆十字”という技を、今日は使ってみました。たぶん痛かったと思います。久しぶりに受ける痛み、これを忘れずに海外、アメリカで羽ばたいて強くなってほしい。ファレのような才能をもってすれば、もうワールドワイドだよ。この体、まだまだ未完成だから。もっと強くなるし、もっと大きくなる。もっと凄くなる。それに期待して、がんばって!」
ファレ「ありがとうございました!」
——青義軍の人数が減ってしまいましたが?
永田「ファレがこうやって、世界に羽ばたくっていうことは、青義軍から出ていくことは、やっぱり嬉しいことですよ。青義軍の枠は小さいよ。新日本のみならず、世界に羽ばたくこの体ですよ、で、あれだけ動ける。トレーニングの仕方、体のつくり方、新しい動き。一つ一つ取り入れたら、とんでもないバケモノになる。究極のスーパースターになってほしい。青義軍の枠から出る。喜ばしいことですよ。な?」
ファレ「向こう行っても『青義軍』ですから」
永田「そうか。どうもありがとう(と言って握手、抱擁。控室へ)」
ファレ「ありがとうございました。今まで、いろいろガイジンとして、本当に苦しかった。日本語の勉強とか、新日本のプロレスの勉強とか。本当にがんばってきたんですよ。今日、ここまできたんですけど、向こうでもっともっとトレーニング、いい体をつくって、もっといい経験を積んで、大好きな新日本プロレスに戻ってきます」