カードファイト!! ヴァンガード PRESENTS NJPW 40th anniversary Tour G1 CLIMAX 22 〜The One And Only〜

日時: 2012年8月12日(日) 14:00開場　15:00開始
会場: 東京・両国国技館
観衆: 11,500人（超満員札止め）

第7試合 30分1本勝負
G1 CLIMAX 22 Aブロック公式戦

境界線

（3勝4敗＝6点）
(4勝3敗＝8点）

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　永田と鈴木の因縁対決が『G1』Aブロック公式戦で実現。両者はこれまでに何度もシングル対戦してきたが、今年の『NEW JAPAN CUP』1回戦では鈴木が勝利している。
　
　今回も鈴木のセコンドにタイチがつき、ファンの反感を買う。そんな中、永田と鈴木はいきなり張り合い、そこから鈴木がカウンターキチンシンク。そして、永田を場外に落とすと、タイチが試合介入して襲い掛かる。
　さらに鈴木が、鉄柵攻撃で追い討ちをかけると、レッドシューズ海野レフェリーと言い争いになる。すると、タイチがその隙を突き、永田にイス攻撃をお見舞い。怒った海野レフェリーがマイクで退場を言い渡し、タイチを花道の奧まで押し込む。ところが、その間も鈴木がラフ殺法で永田をいたぶり続けた。
　ようやくリングに戻り、鈴木がローキック連射で追撃。しかし、永田が蹴り脚をキャッチしてエルボースタンプを見舞い、ミドルキック連射、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダー、フロントハイキック、張り手に繋げる。
　だが、鈴木が巻き返して永田をフライングメイヤーで投げ、ランニングローキックとローキックを連射。そして、スリーパーホールドを狙うものの、永田が切り返してミドルキック。さらに、ショルダーアームブリーカー2連発から腕固めを極め、白目をむいた鬼の形相で絞り上げた。
　ところが、いつの間にか戻って来たタイチがエプロンに上がり、永田がそれに気を移してしまう。すかさず鈴木がスリーパーホールドで反撃し、張り手合戦に持ち込む。そして、左右の張り手を連発して永田をひざまずかせ、スリーパーホールドで絞めあげる。
　これで永田の力が抜けると、鈴木が押さえ込んでフォールするも、カウントは2。すると鈴木は、低空ランニングフロントキックで追い討ちをかけ、ゴッチ式パイルドライバーの体勢に入る。
　しかし、バックスープレックスで脱出した永田が、タイナー、大☆中西ジャーマン（第1段階）で逆襲。そして、フロントハイキックでタイチを蹴散らすと、スリーパーホールドに来た鈴木をバックドロップで叩きつける。
　すると、鈴木が張り手を繰り出し、これに永田も応戦。そのまま両者がノーガードで打ち合い、場内がヒートアップする。
　そんな中、永田が打ち勝って鈴木を倒し、ガッツポーズ。そして、すかさずバックドロップホールドをさく裂させ、3カウントを奪った。
　
　試合後、永田はタイチを強烈な張り手で蹴散らし、溜飲を下げた。

COMMENT

永田「フゥ……。俺のことが眼中にない？その気持ちはよくわかるぜ。なぜなら、俺と闘うとこうなることがわかってるからだ。タイチのヤローもクソつまんねーレスラーになったな？俺を素通りしたほうがラクだもんな？あのくやしがり方みたらわかるだろ？アイツは見てるよ、目をそらしているといいながら、試合中の目を見たらわかる。勝ったほうが強いんだろ？じゃあ、俺より鈴木より強いってことだ」
——『G1』公式戦を越えた試合だったが？
永田「どこでも一緒ですよ。ただ、俺の立場からすると、星とり的には終わっていたわけで、そういう意味じゃあ、越えていたかもしれない。さぁ、どうする？これでもシカトするか？優勝するつもりだったんだろ？　侵略？侵攻？パチンコ『花の慶次』じゃねーんだ！俺を素通りしてみろ。これでも素通りするなら。俺から逃げたってことだ。以上ォ！（敬礼）」

鈴木「アーッ！クソ！クソー!! （這いつくばってインタビュースペースへ）クソッタレ！またアイツか！テメーなんか予選落ちじゃねぇかよ！またテメーか！永田！またテメー俺の前にくんのかよ！いつもそうだ、いつだってそうだ。またテメーか！貴様！あのヤローどこ行った?! ブッ殺してやる！永田！テメー永田かコノヤロー！（と言ってテレ朝ディレクターの襟元に掴みかかる）オイ！テメー永田かこのヤロー！永田どこ行った？このヤローどこ行った?!（と言いながら控室へ）」