NJPW 40th anniversary KING OF PRO-WRESTLING
- 日時
- 2012年10月8日(月) 16:00開場 17:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 9,000人(満員)
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第3試合 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合- (第64代王者)
- (挑戦者)
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飯伏 幸太
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ロウ・キー
※ロウ・キーが第65代王者となる。レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
さらにロウ・キーはラリアットを放つが、飯伏がかわしてヘッドシザースホイップ。これでロウ・キーを場外に落とし、コーナー最上段へ駆けのぼる。ところが、ロウ・キーが背後から突き飛ばし、大きく吹き飛んだ飯伏は鉄柵に激突してしまう。
リングに戻り、ロウ・キーがエルボー連射、フライングメイヤー、背中へのローキック、ボディシザース、踏みつけ攻撃、エルボースマッシュ、ローリングソバット、ブラジリアンキックなどで一気に攻め立てる。
しかし、飯伏が強烈なミドルキックで逆襲し、ロウ・キーを後退させる。だが、ロウ・キーはなおもボディシザース、コブラツイストを極め、飯伏を悶絶させる。
苦しくなった飯伏は、ショルダースルーでロウ・キーをエプロンに追いやり、ロンダート式のバク宙キックで場外に落とす。そして、コーナー最上段からのムーンサルトアタックで追い討ち。
リングに戻った飯伏は、ミドルキック、その場飛びシューティングスタープレス。続いてのパワーボムは不発に終わったものの、すぐにジャーマンスープレックスホールドに繋げる。
さらに飯伏は、ムーンサルトムーンサルトを繰り出し、ロウ・キーの回避行動を読んで安全に着地。ところが、その直後にロウ・キーが強烈なドロップキックで逆転。
それでも飯伏はドラゴンスープレックスを繰り出すが、ロウ・キーが着地してその場飛びフットスタンプ。しかし飯伏は、ロウ・キーをコーナーに激突させ、その場飛びカンクーントルネードで追撃。さらに、パワーボムホイップで後頭部をコーナーへ叩きつける。
次に飯伏は、コーナー最上段にのぼるが、ロウ・キーが起き上がってハイキックで脚を払う。そして、自らコーナーへのぼると、トップロープからの雪崩式キークラッシャーで勝負を決めた。
試合後、プリンス・デヴィットが登場し、ホームリングの新日本プロレスでロウ・キーに挑戦することを表明。
これに対してロウ・キーは、自分が田口隆祐、KUSHIDA、飯伏を倒した世界のナンバーワンであると主張。そして、「ナゼダカワカルカ?セカイノセンシデスカラ!」と日本語で絶叫し、両者は至近距離で睨み合った。
COMMENT
ロウ・キー「みなさん、ロウ・キーの時代へようこそ。ロウ・キーの時代がやってきた。俺はいつも、『俺がナンバーワンだ』と言ってきた。そして今や、(IWGPジュニアヘビー)ベルトもこの手の中にある。誰でも挑戦したいヤツはかかってこい。俺はTNAや、WWEでも活躍し、そして新日本でも再びチャンピオンとなった。でも、俺の目の前に1人のライバルが現れた。デヴィットだ。去年に関して言えば、彼の活躍は素晴らしかったかもしれない。でも、今チャンピオンであるのはこの俺だ。俺はどうやってデヴィットに勝つのかを知っている。挑戦してくるのは、いいだろう。でも、わからせてやる。俺が強いということを」
——飯伏選手に関して、どんな感じでしたか?
ロウ・キー「今日はイブシに対して、チャレンジャーの立場で臨んだ。前は負けたということだ。でも俺は2回同じ失敗はしない。今日彼に勝って、俺がチャンピオンだ。なぜ俺がチャンピオンかわかるか?世界の王者です。そして、世界の戦士です!今日は東京、両国でパーティーだ!(と言ってビールを一気飲み)」
飯伏「(頭を押さえて)……クッソ。ダメでした……すみません。いや〜……。わかんなくなりました。自分が何をしてるのか? スタイルチェンジとかいろいろしたんですけど、わかんないっすね。チェンジできてない。わかんないすね、なんでか。いや〜、短期間で自分のところのベルトも、IWGPジュニアも失って、凄い調子よかったんすけど、ダメでした。いや、でも、でも、あきらめないっす。まだまだ、やりますよ。いつでも。負けたけど、あきらめてないっす」
——武道館のケニーとの試合がチェンジのきっかけ?
飯伏「あの次は、違うスタイルでと思ったんですけど、わかんないす。今日、出せたのかわからないです。なんでかわからないっす。いや〜、でもリマッチ。できれば。やりたいっす。あきらめきれないっす。ただ、今日はダメだった。期待に応えられなかったのがダメでした。くやしいです。リベンジしたいです」