新日本プロレス創立35周年記念 G1 CLIMAX 2007 〜Winner Take All〜
- 日時
- 2007年8月11日(土) 17:30開場 18:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 7800
MATCH REPORT
未だ稀に見る混戦模様となった「G1 CLIMAX 2007」。公式リーグ戦最終日まで4強が誰1人として決まらないという状況の中、一番乗りを果たしたのは真壁刀義。ラフ殺法を得意とする“黒の総帥”蝶 野正洋を相手に場外戦でペースを掴む。途中、蝶野の巧みなインサイドワークに手を焼く場面も見られたが、最後はチェーンラリアット、トップロープからのキ ングコングニードロップというフルコースで見事勝利。
“元祖夏男”に引導を渡した“G・B・Hの暴走コング”は、強豪ひしめき合うAブロックを1位で突破するという最高の結果を収め、「G1」完全制圧までいよいよあと2つと迫った。
Bブロック1位同士の潰し合いとなった中邑真輔VS矢野通は、矢野のセコンドについた石井智宏、本間朋晃が介入し、中邑にとっては劣勢の時間が続く。だ が、最後は矢野の必殺技である鬼殺しをカウント2で跳ね返すと同時に、下から三角絞めで捕獲。そのまま腕ひしぎ逆十字固めに移行して矢野からギブアップを 奪った。
この結果を受けて、3勝1敗1分の勝ち点7で、Bブロック堂々の1位となった中邑。2年ぶりの“真夏の祭典”で目指すは史上最年少「G1」王者だ。
“黒の棚橋”が優勝戦線へ本格的な殴り込みをかける!
負ければ後が無いところまで追い詰められたIWGPヘビー王者の永田裕志は、Aブロック1位のジャイアント・バーナードと今年2度目の一騎打ち。バーナー ドのケタはずれなパワーの前に押される場面が続き、強烈なシットダウン式ラストライドの餌食となって万事休す。しかし、永田は執念のカウント2.9キック アウトでピンチを脱出すると、最後は奥の手リストクラッチ式エクスプロイダーからナガタロックⅡへ。バーナードがギブアップしないと見るや、ナガタロック Ⅳへと移行し熱戦に終止符を打った。この結果、永田はAブロック2位へと滑り込み、史上初の春夏制覇へ望みを繋いだ。
ベスト4最後のイスを争っ たのは、この日メインに登場した棚橋弘至と越中詩郎。共に勝てばBブロック2位が決定するだけに、のっけからエンジン全開。黒のロングタイツというニュー コスチュームで登場した棚橋は、そのイメージカラーを彷彿とさせるようなスタイルで、“人気者”越中を翻弄。ドラゴンスープレックスホールド、侍パワーボ ム、ジャパニーズレッグロールクラッチホールドといった越中の決め技をカウント2でことごとく返すと、最後はダルマ式ジャーマンスープレックスからハイフ ライフローでダイブ。
公式戦最終日にして新たな一面を垣間見せた棚橋は、序盤のもたつきを挽回し、Bブロックを2位で通過。「G1」初制覇に向けて、明日は自身の真価が問われる真壁戦に臨む。
また、中西学がミラノコレクションA.T.を、曙がディフェンディングチャンピオンの天山広吉をそれぞれ下し、ミラノ、天山の決勝トーナメント進出を阻止。そして、遂に真壁、永田、中邑、棚橋というベスト4が出揃った。
蝶野が長州、越中、ライガー、マシンと新軍団結成へ!
また、真壁に敗れた蝶野は、試合後にマイクを握ってリング上から新軍団結成を呼びかけた。そこへ姿を現わしたのは長州力、獣神サンダー・ライガー、B・ S・マシン、越中と、新日本プロレスの激闘史に数々の名勝負を刻み込んできたベテランレスラー達。そして、5人はリング上で結束を誓い合うと、新日本マッ トの“ど真ん中”を占拠すると高らかに宣言した。
RESULT
-
第1試合 15分1本勝負
-
プリンス・デヴィット
-
裕次郎
-
-
第2試合 20分1本勝負
C.T.Uファイナルスペシャル -
第3試合 30分1本勝負
G1 CLIMAX Bブロック公式戦 -
第4試合 30分1本勝負
G1 CLIMAX Aブロック公式戦 -
第5試合 30分1本勝負
G1 CLIMAX Aブロック公式戦 -
第6試合 30分1本勝負
G1 CLIMAX Bブロック公式戦 -
第7試合 30分1本勝負
G1 CLIMAX Aブロック公式戦 -
第8試合 30分1本勝負
G1 CLIMAX Bブロック公式戦