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ジュース&フィンレーがEVIL&SANADAを撃破し初制覇！
リュウ・リーがライガーに対戦アピール！
モクスリーがUSヘビー級王者アーチャーに宣戦布告！
ジェリコが棚橋をビデオメッセージで挑発！
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12月8日(日)、広島・広島グリーンアリーナで『WORLD TAG LEAGUE 2019』最終戦が行なわれた。
いよいよ迎えたタッグの祭典の天王山。現時点ではEVIL&SANADA組が13勝1敗でトップを独走。そのあとをジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー組とG.o.D（タマ・トンガ&タンガ・ロア）が12勝2敗で続き、優勝の可能性を残すのはこの3チームに絞られた。
EVIL&SANADAが前人未到の三連覇を成し遂げるか？ 3年連続準優勝のG.o.Dが初優勝をつかむか？ それともジュース&フィンレーがタッグの頂点に一気に躍り出るのか？
第1試合の『WTL』公式戦では天山広吉&小島聡組（4勝10敗）と永田裕志&中西学（1勝13敗）が激突。年輪を感じさせる重厚なファイトが繰り広げられた第三世代タッグ対決は、永田&中西がイーストゴールドで天山の動きを止めると、最後は永田がナガタロックⅡでギブアップ勝ち。
第2試合の『WTL』公式戦は矢野通&コルト・カバナ組（8勝6敗）vsバッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ組（6勝8敗）。BULLET CLUBはカバナに集中攻撃でダメージを与える。だが、矢野&カバナもトリッキーなファイトで応戦し、最後は矢野の急所攻撃からカバナがスーパーマンにつないでオーエンズをピンフォール。
第3試合の『WTL』公式戦はジェフ・コブ&マイキー・ニコルス組（7勝7敗）と鷹木信悟&テリブレ組（6勝8敗）が対峙。両チームは真っ向から肉弾戦を展開。終盤、テリブレが打撃のコンビネーションでニコルスをひるませ、ロープに走る。するとニコルスはカウンターのマイキーボムを決め、3カウントを奪取した。
第4試合は『WTL』公式戦、棚橋弘至&トーア・ヘナーレ（2勝12敗）vs後藤洋央紀&カール・フレドリックス組（3勝11敗）。後藤&フレドリックスはヘナーレをロックオンし、息のあった合体攻撃で攻め立てる。フレドリックスは番狂わせを狙うも、最後はヘナーレのTOAボトムの前に撃沈。試合後、ジェリコからのメッセージVTRが流れると、棚橋はマイクアピールで応えた。
第5試合の『WTL』公式戦は鈴木みのる&ランス・アーチャー組（8勝6敗）vsKENTA&高橋裕二郎組組（8勝6敗）。KENTAと鈴木は激しい乱打戦を展開。裕二郎もアーチャーの巨体をフィッシャーマンズバスターで投げ捨て見せ場を作る。だが、最後はアーチャーがブラックアウトで裕二郎を撃破。試合後、前IWGP USヘビー級王者のジョン・モクスリーが姿を現れ、アーチャーと乱闘を繰り広げた。
第6試合は来年の1.4ドームのIWGPヘビー級王座戦で雌雄を決する王者のオカダ・カズチカと挑戦者の飯伏幸太が、それぞれSHO&YOH、獣神サンダー・ライガー&タイガーマスクを引き連れ前哨戦。気のはやる飯伏はゴング前にオカダに奇襲攻撃。広島出身のライガーは地元の声援を背に発奮し、YOHを相手にひさびさに雪崩式フランケンシュタイナーを披露。最後は飯伏がSHOをカミゴェで仕留めた。
試合後、ドラゴン・リーあらためリュウ・リーの映像が流れ、ライガーに対戦を要求。するとライガーは「もう一人戦いたい男がいる」と高橋ヒロムの存在を匂わせ、「二人まとめてかかってこい！」と受けて立つ構えを見せた。
第7試合の『WTL』公式戦では石井智宏&YOSHI-HASHI（10勝4敗）とG.o.D（12勝2敗）が激突。ここで勝てば優勝に望みの残るG.o.Dは、ダーティーファイトで試合を支配。CHAOSタッグは苦しい戦いとなるも勝負どころを逃さず、連携攻撃でロアの動きを止め、最後はYOSHI-HASHIが首固めで逆転勝利。有終の美を飾ると共に、9.15別府のIWGPタッグ王座戦の雪辱を果たした。
そして迎えてメイン（第8試合）の『WTL』公式戦はジュース&フィンレー組（12勝2敗）vsEVIL&SANADA（13勝1敗）。EVIL&SANADAは勝利、もしくは引き分けでも三連覇達成。ジュース&フィンレーは勝利すれば初制覇を果たすことに。
両軍は開始からチームワークを駆使してつばぜり合いを展開。終盤、目まぐるしい攻防の中、ジュースがSANADAをパルプフリクションで排除。最後はフィンレーがEVILにACID DROPを決めて3カウントを奪取し、ジュース&フィンレー組が初優勝をつかんだ。
試合後、本隊勢に祝福されたジュース&フィンレーは、G.o.Dに東京ドームでのIWGPタッグ挑戦をアピールした。
