飯伏がライバル内藤を撃破し悲願の二冠戴冠!
オカダが“解禁”レインメーカーでオスプレイ撃沈!
棚橋はオーカーンを正攻法で成敗!
KENTAは小島のラリアットを封じて勝利!
G.o.DはIWGPタッグ史上最多戴冠!
ヒロムはファンタズモに辛勝、IWGPジュニア挑戦へ!
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1月4日(月)、年間最大のビッグマッチ『WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』が開催された。2021年の戦い始めとなるドーム二連戦の初日、二冠王座戦を中心に激闘が続出した。
メイン(第6試合)はIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合、王者・内藤哲也vs挑戦者・飯伏幸太。9度目のシングル対決にして、ついにドームのメインで向かい合った同い年のライバル同士。これまでの戦いの集大成のように、両雄は意地と意地をぶつけ合う。終盤、カミゴェからのカバーを内藤が返すと、飯伏はフェニックススプラッシュを繰り出す。これを内藤がかわすと、飯伏はもう一度カミゴェをヒット。しかし、またも内藤はカバーをはねのけ、バリエンテを炸裂。だが、続くデスティーノをこらえた飯伏が、三度目のカミゴェでついに内藤から3カウントを奪取。
試合後、内藤は自ら飯伏に二本のベルトを手渡すと、その腕を上げて勝者を称えた。続いて明日激突する二冠挑戦権利証保持者のジェイ・ホワイトが登場し、飯伏を挑発。飯伏は「ジェイ、俺は絶対に一日じゃ終わらない。オマエは明日で終わりだ!」と応戦。そして、「明日、ジェイに勝って本当の“神”になる!」と叫んで大会を締めくくった。
第5試合のスペシャルシングルマッチでは、オカダ・カズチカがウィル・オスプレイと因縁渦巻く一騎打ち。オカダは序盤からノータッチ・トペ・コン・ヒーロを敢行し、裏切り者の制裁に気合いを見せる。しかし、オスプレイも雪崩式スパニッシュ・フライや本部席へのブレーンバスターなど、豪快な技で徹底抗戦。オカダのマネークリップを切り抜けたオスプレイは、掟破りのレインメーカーまで炸裂する。すると、オカダは変形ツームストンパイルドライバーでオスプレイの動きを止めると、長らく封印していたレインメーカーを解禁。この一撃で35分超えの死闘を制した。
第4試合のスペシャルシングルマッチは棚橋弘至vsグレート-O-カーン。オーカーンは前哨戦で痛めつけた棚橋の左ヒザに、集中攻撃を浴びせる。しかし、棚橋も意地を見せるように躍動感あふれるファイトで反撃。すると、オーカーンは初公開のアイアンクロー式のコブラツイストなど、強力な技を立て続けに浴びせる。だが、イス上へのエリミネーターを切り抜けた棚橋は、怒りのイス攻撃を見舞うと見せかけ、あくまで正攻法にこだわり、最後はハイフライフロー二連発で勝利をゲット。
第3試合はIWGP USヘビー級王座挑戦権利証争奪戦として、権利証保持者のKENTAが小島聡を迎撃。闘志に燃える小島をすかすように、KENTAは序盤からインサイドワークを発揮。さらに小島のセコンドの天山広吉をたびたび挑発する。小島は力強い攻めで追い込むも、KENTAは徹底してラリアットを封じる。そして、最後はブサイクへの膝蹴りからgo 2 sleepを決めて権利証を守り抜いた。また、試合前にはUSヘビー級王者のジョン・モクスリーからの「ドームの後に挑戦権利証を持ってるヤツは覚悟しておけ」というメッセージVTRが流された。
第2試合はIWGPタッグ王者のタイチ&ザック・セイバーJr.組が、G.o.D(タマ・トンガ&タンガ・ロア)を相手に三度目の防衛戦。『WORLD TAG LEAGUE 2020』優勝チームであるG.o.Dの息の合った連携に対し、タイチ&ザック組も真っ向から応戦。終盤、邪道が介入するが、DOUKIが阻止。しかし、一瞬のスキをついてタマがタイチにアイアンフィンガーで地獄突きを炸裂。すかさずロアがエイプシットを決めて、3カウントを奪取。G.o.DがIWGPタッグ史上最多となる7度目の戴冠に成功した。
第1試合は『BEST OF THE SUPER Jr. 27』優勝者vs『SUPER J-CUP 2020』優勝者スペシャルシングルマッチとして、高橋ヒロムとエル・ファンタズモが対決。ファンタズモはロープウォーク・ラ・ケブラーダなど軽快なファイトに加え、ヒロムの右手をなりふり構わず攻める無法殺法を展開。苦戦を強いられたヒロムだったが、最後はCRⅡをウラカン・ラナで切り返して辛勝。明日の1.5ドームで石森太二のIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦することに。
第0試合は21選手参加の『KOPW 2021』進出権争奪ニュージャパンランボー。最後まで勝ち残った4選手が、翌日の1.5ドームで行なわれる『KOPW 2021』決定戦4WAYマッチに進出することに。戦況が目まぐるしく変わる中、21人目の矢野が入場する時点でリング上にはバッドラック・ファレ、チェーズ・オーエンズ、BUSHIの3選手のみに。結果、矢野は戦わずして勝ち抜けが決定した。