ファンタズモが無法ファイト全開!
決勝で粘るACHを粉砕して『SUPER J-CUP』2連覇達成!!
東京ドームで『SUPER Jr.』優勝者との対戦を要求!
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12月13日(日)、アメリカで『SUPER J-CUP 2020』が開催され、世界注目のジュニアの強豪&新鋭ら8選手がワンデイトーナメントで激突した。
ROUND 1(一回戦)第1試合は、“LA道場”クラーク・コナーズが、“IMPACTからの刺客”クリス・ベイと対峙。コナーズは師匠・柴田勝頼譲りの気迫で攻め込んでいく。だが、ベイもトリッキーな動きで応戦。最後はアート・オブ・フィネスでコナーズを仕留めた。
ROUND 1(一回戦)第2試合では、近年の新日本マットでも存在感を残したACHとTJPの実力者対決が実現。TJPは持ち前の巧みなテクニックを披露。しかし、ACHも抜群のバネを活かした攻撃を繰り出していく。最後はACHが雪崩式ストマックバスターで動きの止まったTJPに、ミッドナイトスターを決めてフォール勝ちをスコア。
ROUND 1(一回戦)第3試合はROH所属のルチャファイターであるレイ・ホルスが、『NJPW STRONG』でも活躍中の新鋭ブレイク・クリスチャンと対戦。体格差のある対決となったが、大柄なクリスチャンはホルスに負けじと立体的な技で対抗。終盤、ホルスの雪崩式カサドーラでクリスチャンは鼻から出血が見られるも、負けじと雪崩式リバース・スパニッシュ・フライを敢行。ホルスは必死にキックアウトするも、クリスチャンが追撃のフロッグスプラッシュで準決勝進出を決めた。
ROUND 1(一回戦)屈指の好カードとなったのが、昨年の『SUPER J-CUP』覇者エル・ファンタズモと“元WWE戦士”リオ・ラッシュの一戦。序盤、ラッシュは機動力でファンタズモを圧倒し、余裕の笑みを浮かべる。だが、ファンタズモは場外でのスタイルズクラッシュで流れを引き寄せ、ラッシュを攻め立てる。終盤、ラッシュのファイナルアワーをヒザで迎撃したファンタズモは、レフェリーの死角をついてサミングからローブロー。すかさず横入り式エビ固めで勝利を強奪した。
第5試合のスペシャルタッグマッチでは、ロッキー・ロメロがフレッド・ロッサーとのタッグで、TEAM FILTHYのダニー・ライムライト&JRクレイトス組と激突。TEAM FILTHYはロッキーに集中攻撃を浴びせる。ロッキーもロッサーのアシストで挽回し、ライムライトにスライスロッキーを仕掛けるが、回転したところでクレイトスが捕獲。そのままアバランシュホールドで叩きつけると、さらに豪快なぶっこ抜きジャーマン。すかさずライムライトがカバーして3カウントを奪取した。
SEMI-FINALS(準決勝)第1試合は一回戦でコナーズを下したベイと、TJPとの接戦を制したACHが対峙。ベイは軽快な動きでACH攻略を図る。ACHの雪崩式ストマックバスターを雪崩式フランケンシュタイナーで切り返したベイは、一回戦でコナーズを仕留めたTriple Cを繰り出す。だが、回避したACHは一気にたたみかけ、最後はミッドナイトスターで決勝へのチケットをゲット。
SEMI-FINALS(準決勝)第2試合は一回戦でホルスを退けたクリスチャンと、ラッシュをダーティーファイトで撃破したファンタズモが激突。クリスチャンはゴングと同時に仕掛け、短期決戦を狙う。だが、ファンタズモはクリスチャンが一回戦で痛めた鼻に集中攻撃。それでもクリスチャンは多彩な飛び技で懸命に反撃。しかし、最後はファンタズモが狙いすましたスーパーキック一発で3カウントを奪い、二年連続でファイナリストに。
第8試合はLA道場で修行中の成田蓮が、同門のLA道場“5人目の男”ケビン・ナイトと組み、BULLET CLUBのKENTA&ヒクレオ組と対峙。LA DOJOタッグは果敢に挑んでいくが、BULLETタッグはヒクレオのパワー、KENTAのインサイドワークで翻弄。ヒクレオが成田をチョークスラムで排除すると、最後はKENTAが逆エビ固めでケビンに貫禄のギブアップ勝ち。
そして、メインのFINALS(決勝)ではACHとファンタズモが激突。入場するACHを背後から襲撃したファンタズモは、優勝トロフィーで背中を乱打。その後もファンタズモはダーティーファイトを軸にACHの背中に集中攻撃。ACHも意地を爆発させて徹底抗戦に出るも、勝負を賭けたミッドナイトスターはファンタズモがヒザで迎撃。そしてローブローでダメージを与えたファン タズモが、最後はトラースキックからのCR IIで勝利。
試合後、『SUPER J-CUP』史上初の二連覇を成し遂げたファンタズモは、マイクを握ると「『SUPER J-CUP』の連勝チャンピオンである俺さまと、“ミスター・BEST OF THE SUPER Jr.”」の試合を要求する。『WRESTLE KINGDOM』で会おう」とアピールした。