ザックが飯伏もねじ伏せ、破竹の快進撃!
KENTAが石井になりふり構わず勝利!
矢野が頭脳ファイトでロアを攻略!
オーカーンは裕二郎とのレスリング対決を制す!
永田を下した鷹木は、神戸のファンに内藤戦を約束!
9月26日(日)、兵庫・神戸ワールド記念ホールで『G1 CLIMAX 31』第5戦を開催。今大会ではAブロック公式戦(3日目)が行なわれた。
メイン(第6試合)の公式戦では飯伏幸太(2勝1敗)とIWGPタッグ王者のザック・セイバーJr.(2勝0敗)が激突。これまで幾度となく熱闘を繰り広げてきた両雄は、今宵もハイレベルな攻防を展開。飯伏はキックを軸にザックを攻め立てる。するとザックはサブミッションに加え、レッグラリアットやシットダウン式パワーボムと相手のお株を奪う技で応戦。終盤、飯伏は相手のリストをつかんだままバズソーキックを食らわすと、カミゴェへ。しかし、ザックはかわしてグラウンドに持ち込むと、クラーキーキャット(バッドバルーンリミックス)で捕獲。ジリジリ締め上げると、ついに飯伏はギブアップ。
内藤、鷹木に続いて飯伏からも勝利を収めたザックは試合後、日本語で殊勝にアピールすると見せかけ、「今年の『G1 CLIMAX』は俺がもらった! ナイトーのヒザはもう使い物にならない。オマエらの優勝予想は真っ直ぐゴミ箱行きだ」と一気にまくし立てた。
第5試合の公式戦ではNEVER6人タッグ王者の石井智宏(1勝2敗)とKENTA(2勝1敗)が対峙。序盤、KENTAはマタドールのような仕草で石井を挑発。だが、石井が猛攻を見せると、KENTAも引き寄せられるように真っ向勝負を展開。しかし、終盤の大技の応酬の中、石井の垂直落下式ブレーンバスターを切り抜けたKENTAは、金具むき出しのコーナーに相手の顔面を叩きつけるダーティーファイト。そして一気に横入り式エビ固めで押さえ込み、3カウントを強奪した。
第4試合の公式戦では「KOPW 2021」保持者の矢野通(2勝1敗)がタンガ・ロア(1勝1敗)と対決。矢野は相手セコンドの邪道に対抗するように「セコンド」と書かれた袋(大量のテーピング&手錠入り)を持参するも、試合前にレフェリーに没収されてしまう。矢野はロアのパワーの前に劣勢となるも、終盤に邪道の竹刀を奪うとロアに背後から一撃。すかさず矢野は邪道に竹刀を渡し、ロアは味方が叩いたと誤解し詰め寄る。すると矢野はロアをローブローから丸め込み、まんまと3カウントを奪取した。
第3試合は公式戦、グレート-O-カーン(3勝0敗)と高橋裕二郎(2勝1敗)の対決。両者は序盤、重厚なレスリングの攻防を展開。続いて裕二郎は場外でのケイン攻撃でダメージを与えると、オーカーンを着実に追い込んでいく。苦しい戦いとなったオーカーンだが、ラリアット狙いの裕二郎を大空スバル式羊殺しで捕獲すると、一気にエリミネーターにつないで撃沈。無傷の4勝目をスコアした。
第2試合はスペシャルシングルマッチ、鷹木信悟vs永田裕志。IWGP世界ヘビー級王者との対戦に気合い十分の永田は、序盤に場外フロアでエクスプロイダーを炸裂。その後もキックで的確にダメージを与えつつ、大技で王者の牙城を崩しにかかる。だが、最後は鷹木がパンピングボンバーからのラスト・オブ・ザ・ドラゴンで勝利。試合後、鷹木は「今日のメインでやる予定だった鷹木vs内藤は流れてしまったが、必ず近い将来実現させてみせるからな」とマイクアピール。
オープニングマッチは“ヤングライオン”藤田晃生が、マスター・ワトにチャレンジ。藤田は果敢な食らいついていくも、ワトは胸を貸すように基本的な技で堂々のファイト。最後はドロップキックからの逆エビ固めで貫禄の勝利を収めた。
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