KAIRIが岩谷との5年ぶりの死闘に激勝!
初代IWGP女子王者にたむが挑戦をアピール!
海野を返り討ちにしたオスプレイに、
なんとケニー・オメガが宣戦布告!
新日本ラストのムタはオーカーンに毒霧噴射!
ミックスドマッチ3試合も白熱の攻防に!
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11月20日(日)、東京・有明アリーナで新日本プロレスとスターダムの歴史的合同興行『Historic X-over』が開催され、LEC 水の激落ちくん Presents IWGP女子初代王座決定トーナメント決勝戦を中心に激闘が繰り広げられた。
第1試合は石井智宏&YOSHI-HASHI&YOH&リオ・ラッシュvsEVIL&高橋裕二郎&SHO&ディック東郷。国内の新日本マット初登場のラッシュは、明日開幕の『SUPER Jr. TAG LEAGUE』に共に出場するYOHと、小気味いい連携を披露。H.O.Tも無法ファイトで応戦するが、最後はYOH&ラッシュが3Kで東郷を沈めた。
第2試合はQueen’s Questの上谷沙弥&AZM&レディ・Cと、Donna del Mondoのひめか&桜井&テクラによる6人タッグ。試合はそれぞれが持ち味を発揮し、華やかさと激しさを兼ね揃えた攻防に。とくにワンダー・オブ・スターダム王者の上谷が躍動し、最後は桜井をファイヤーバードスプラッシュで仕留めた。
第3試合はトム・ローラー&朱里の“元UFC”タッグと、ザック・セイバーJr.&ジュリアの“欧州タッグ”によるミックスドタッグマッチ。ザックとローラーは緊張感あふれるサブミッション合戦を展開。12.29両国(スターダム)にてワールド・オブ・スターダム王座戦で激突する王者・朱里とジュリアも、バチバチの攻防を繰り広げる。エキサイトする両者にローラーが割って入ると、二人がローラーに連係攻撃を見舞う場面も。最後はザックが技アリのヨーロピアンクラッチでローラーから3カウントを奪取した。
第4試合はタイチ&金丸義信が中野たむ&なつぽい(COSMIC ANGELS)、エル・デスペラード&DOUKIがスターライト・キッド&渡辺桃(大江戸隊)とカルテットを結成し、ミックスド8人タッグマッチで激突。試合中、デスペラード組にはセコンドの大江戸隊も加勢。だが、タイチ組は合体技「Love X-Over」、「フェアリ丸ミスト」、「愛をとりもどせ!!」を次々にお見舞い。そして最後はタイチがブラックメフィストでDOUKIを仕留めた。
第5試合は棚橋弘至&林下詩美(Queen’s Quest)の“逸材タッグ”と、後藤洋央紀&舞華(Donna del Mondo)の戦国武将を彷彿とさせるコンビによるミックスドタッグマッチ。棚橋と後藤の力強い攻防に呼応するように、林下と舞華も迫力ある戦いを繰り広げる。試合が佳境に入ると、林下が後藤にスリングブレイドを炸裂。そして棚橋も舞華にスリングブレイドを狙うも、舞華はバックドロップで切り返してみせる。一進一退の攻防の最後は、林下がトーチャーラックボムからのハイジャックボムで、舞華を豪快に撃沈した。
第6試合はL・I・JとUNITED EMPIREによる10人タッグ、内藤哲也&鷹木信悟&SANADA&高橋ヒロム&BUSHIvsマーク・デイビス&カイル・フレッチャー&TJP&フランシスコ・アキラ&ギデオン・グレイ。ユニット同士の総力戦は序盤、グレイがL・I・Jの餌食に。だが、UNITED EMPIREもTJP&アキラの流れるような連携から反撃開始。最後は明日開幕の『WORLD TAG LEAGUE』に初出場するオージー・オープンが、BUSHIからコリオリスで3カウントを奪取した。
第7試合は「グレート・ムタ新日本プロレスラストマッチ」として、レジェンドレスラーのムタがオカダ・カズチカ&矢野通と豪華トリオを結成し、UNITED EMPIREのジェフ・コブ&グレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレと6人タッグで激突。ムタに憎しみの炎を燃やすオーカーンは、序盤からラフファイトを仕掛けていく。だが、ムタもラフ殺法で応戦。終盤、オーカーンはムタに毒霧を噴射。だが、ムタはコブに誤爆させると、すかさずオーカーンに毒霧をお見舞い。そして最後はムタの閃光魔術で動きの止まったヘナーレを、オカダがレインメーカーで葬った。
セミファイナル(第8試合)では海外修行から凱旋帰国を果たした海野翔太が、ウィル・オスプレイの保持するIWGP USヘビーのベルトに挑戦。海外でオスプレイにシングルで2連敗中の海野は、その雪辱を果たすべく猛攻。しかし、オスプレイも多彩な攻めで徹底抗戦。終盤、オスプレイは10月のイギリス大会で海野を仕留めたように後頭部にエルボーを乱打。ここで父である海野レフェリーが試合を止めるような素振りを見せると、海野は「止めるな!」と叫び、意地の反撃。変形のDEATH RIDERから、正調のDEATH RIDERを狙う。だが、オスプレイはポップアップ式のエルボーで切り返すと、最後はストームブレイカーで粘る海野を撃沈。
試合後、なんとAEWのケニー・オメガがVTRメッセージでオスプレイに宣戦布告。オスプレイは「喜んで受けてやるよ! 『WRESTLE KINDGOM』でケニー・オメガvsウィル・オスプレイだ!」と咆哮した。
そしてメインイベント(第9試合)はLEC 水の激落ちくん Presents IWGP女子初代王者決定トーナメント決勝戦、“スターダムのアイコン”岩谷麻優(STARS)と、世界的に名を馳せるKAIRI(フリー)の大一番。これまで幾度となく激闘を繰り広げてきた両者が、5年5カ月ぶりに歴史的舞台で対峙した。両者は序盤、空白の期間を確かめ合うように重厚な攻防。その後、花道を使った技の応酬や、激しい打撃戦で感情をぶつけ合う。終盤、大技の応酬に入ると、岩谷は二段式・ドラゴンスープレックスの体勢に入るが、KAIRIは必死に回避。そして必殺のインセインエルボーを炸裂させるも、なんと岩谷はカバーを執念のキックアウト。驚きを隠せないKAIRIだったが、最後は二発目のインセインエルボーで撃沈。栄えある初代IWGP女子王者に輝いた。
試合後、KAIRIが「次、できれば1.4東京ドームで試合をさせていただけたらと思います。生まれたてのピッカピカのベルトに挑戦したいコ、いるんだろうか?」とアピールすると、中野たむが登場。両者による王座戦の機運が高まった。そして、KAIRIは最後、IWGPの創設者であるアントニオ猪木さんに敬意を表し、「1、2、3、ダー!」で大会を締めくくった。
また、第0−1試合では「オスカー・ロイベ デビュー戦」として、新たな若獅子・ロイベが中島佑斗&大岩陵平&藤田晃生と組み、クラーク・コナーズ&アレックス・コグリン&ゲイブリエル・キッド&ケビン・ナイトを相手に初陣。巨漢ロイベはパワフルなファイトを見せるも、最後は『WORLD TAG LEAGUE』に出場するコグリン&ゲイブが合体技DPDでロイベを沈めた。
第0−2試合ではスターダム所属の15選手が参戦する時間差バトルロイヤル『スターダム・ランボー』を実施。終盤、鹿島が次々と起死回生でフォール勝ちを奪うも、MIRAIが排除。最後はそのMIRAIが正体不明のスーパ・ストロング・スターダム・マシンをミラマーレショックで下し、勝利をつかんだ。
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