FTRがオージー・オープンとの死闘を制し王座初防衛!
試合後、オーカーンがFTRの前に立ちはだかる!
オスプレイは海野に戦慄のレフェリーストップ勝ち!
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10月1日(土・現地時間)、イギリスのCrystal Palace National Sports Centre(ロンドン)で『ROYAL QUEST Ⅱ』2連戦の初日大会が開催され、IWGPタッグ王座戦を中心に激闘が繰り広げられた。
約3年ぶりとなるイギリス大会。その初日のメインイベント(第8試合)では、IWGPタッグ王者のFTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)が、UNITED EMPIREのオージー・オープン(マーク・デイビス&カイル・フレッチャー)を相手に初防衛戦を敢行。序盤から両チームはチームプレー&ラフファイトで一進一退の攻防を展開。流血混じりで激しい技の応酬を繰り広げる。終盤、オージー・オープンはハーウッドに合体技コリアリスを狙うも、ウィーラーが必死にカット。そしてフレッチャーをうまく場外に排除すると、最後はフレッチャーに合体技ビッグリグを炸裂し、IWGPタッグ初防衛に成功。
試合後、オージー・オープンの健闘を称えるFTRの前に、IWGPタッグ挑戦をアピールしているグレート-O-カーンが立ちはだかり、王者たちをにらみつけた。
セミファイナル(第7試合)はスペシャルシングルマッチとして、ウィル・オスプレイが英国修行中の海野翔太と激突。IWGP USヘビー級王者として母国凱旋を果たしたオスプレイは序盤、余裕を漂わせながら攻撃。だが、海野は成長の跡を見せつけるように、力強いファイトでオスプレイに猛攻。試合が佳境に入ると、海野は大技を連発するが、デスライダーは不発。怒ったオスプレイは急角度のシットダウン式パワーボムを決めると、海野の後頭部をエルボーで乱打。すると動かなくなった海野を見て、レフェリーが試合をストップ。オスプレイが戦慄の勝利を収めた。
第6試合では10.10両国でIWGP世界ヘビー級王座を懸けて雌雄を決する挑戦者タマ・トンガと王者ジェイ・ホワイトが、それぞれ棚橋弘至&ヒクレオ&邪道、カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ&外道とカルテットを結成して前哨戦。BULLET CLUBのチーム力に対し、棚橋組は真っ向から応戦。タマはジェイとつばぜり合いを繰り広げ、アンダーソンと遺恨が生じたヒクレオは豪快なファイトを披露。終盤、棚橋組は外道に集中攻撃を仕掛け、最後は棚橋がハイフライフローで葬った。
第5試合はオカダ・カズチカ&石井智宏vsバッド・デュード・ティト&ザック・ナイト。当初、オカダと10.10両国で激突するJONAHが出場予定だったが、ハリケーンによる飛行機のトラブルで欠場に。代役となったナイトは奮闘し、ティトも明日のオカダとのシングル戦に向けて気合の攻めを見せる。だが、最後は石井が垂直落下式ブレーンバスターでナイトを撃沈。試合後、イギリス修行中の辻陽太が現れ、石井に一騎打ちを要求した.
第4試合は翌日の10.2ロンドンでシングル対決を行なう内藤哲也とザック・セイバーJr.が、それぞれSANADA&高橋ヒロム、エル・デスペラード&DOUKIとのトリオで前哨戦。内藤とザックは心理的駆け引きを含め、スリリングな攻防を展開。両者は、内藤がバレンティアからのデスティーノでDOUKIを仕留めたあとも、耳を引っ張り合って番外戦を繰り広げた。
第3試合では10.2イギリスのIWGP女子王座決定トーナメント1回戦で激突するジャジー・ガーベルトとアバ・ホワイトが、それぞれカンジ、アレックス・ウインザーをパートナーに前哨戦。185cmの巨漢ガーベルトとアバが火花を散らす中、最後はウインザーがカンジをGTFで仕留めた。
第2試合ではUNITED EMPIREのグレート-O-カーン&ギデオン・グレイが、イギリスRPWのリッキー・ナイトJr.&マイケル・オク組と対戦。ひさびさのイギリス上陸で気合いが入るオーカーンだったが、現ブリティッシュヘビー級王者のリッキーと、クルーザー級の実力者オクの躍動感あふれる動きの前に、UNITED EMPIREは苦戦を強いられる。最後はリッキーがグッド・ナイト・ドライバーでグレイを沈めた。
オープニングマッチにはゲイブリエル・キッドが登場し、RPWのダン・モロニーとシングル対決。母国の観客の声援を背に、ゲイブリエルは奮闘。師匠・柴田勝頼のようにあぐらをかいて、相手の攻撃をこらえる場面も。最後はパイルドライバーでモロニーから3カウントを奪取した。
また、試合開始前には10月1日に逝去されたアントニオ猪木さんを偲び、出場選手集合の元、追悼の10カウントゴングが打ち鳴らされた。