内藤が地元凱旋のザックとの熱闘を制す!
英国修行中の辻は奮闘及ばず石井の前に玉砕!
JONAH戦目前のオカダは、その相棒ティトに快勝!
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10月2日(日・現地時間)、イギリスのCrystal Palace National Sports Centre(ロンドン)で『ROYAL QUEST Ⅱ』2連戦の2日目の大会が開催され、注目のシングルマッチを中心に激闘が繰り広げられた。
メインイベント(第8試合)ではスペシャルシングルマッチとして、内藤哲也と母国凱旋となるザック・セイバーJr.が激突。約3年ぶりのイギリス大会の大トリを飾るのは、ウィル・オスプレイの保持するIWGP USヘビー級王座への事実上の次期挑戦者決定戦。内藤は序盤、ザックを挑発して心理的揺さぶりをかける。だが、ザックは左腕に狙いを定めると、多彩なサブミッションで攻撃。試合が佳境に入ると、内藤はバレンティアを決め、一気にデスティーノを狙う。だが、ザックは切り抜けてザックドライバーを炸裂。そこから両者は意地の攻防を繰り広げ、ザックはもう一度ザックドライバーを狙うも、今度は内藤がデスティーノで切り返す。最後は正調のデスティーノを炸裂し、内藤が激勝。
試合後、内藤はイギリスの大観衆と共に、「デ・ハ・ポン!」で大会を締めくくった。
セミファイナル(第7試合)では石井智宏とイギリス修業中の辻陽太が激突。当初、石井はJONAHとのシングル戦が予定されていたが、JONAHが飛行機トラブルで欠場。すると10.1ロンドンで辻が石井に宣戦布告し、一騎打ちが急遽実現することに。石井は厳しい攻めで押し込み、「どうした、ヤングライオン!」と挑発するが、辻は徹底抗戦。フォスベリー・フロップやスタガリンブロー、アラバマボムなど大技を繰り出し、成長の跡を見せる。だが、最後は石井が垂直落下式ブレーンバスターを炸裂し、粘る辻を粉砕した。
第6試合ではオカダ・カズチカが、TMDKのバッド・デュード・ティトとシングル対決。10.10両国で実現する同じTMDKのJONAHとのリマッチを前に、その相棒を迎え撃ったオカダは、場内の声援を背に力強い攻撃。ティトもレインメーカーを旋回式のブルーサンダーで切り抜けて見せ場を作るが、最後はオカダがレインメーカーで貫禄勝ち。両国決戦に向け勢いを見せた。
第5試合は10.10両国でIWGP世界ヘビー級王座を懸けて雌雄を決する挑戦者タマ・トンガと王者ジェイ・ホワイトが、それぞれ棚橋弘至&ヒクレオ、カール・アンダーソン&ドク・ギャローズとトリオを組んで最終前哨戦。BULLET CLUBの狡猾なインサイドワークに対し、棚橋&G.o.Dはひるまず応戦。終盤、両チームが入り乱れる中、タマが一瞬のスキをついたガンスタンでギャローズを撃沈。試合後、ジェイとアンダーソンが奇襲を仕掛けるも、タマはジェイにガンスタン、ヒクレオはアンダーソンをチョークスラムをお見舞いした。
第4試合はダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー&海野翔太&ゲイブリエル・キッド&リッキー・ナイトJr.vsウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン&マーク・デイビス&カイル・フレッチャー&ギデオン・グレイ。試合は序盤から10人が入り乱れ、一進一退の攻防に。終盤、グレイの急所蹴りでひるんだウィーラーに対し、オーカーンが王統流二段蹴りを炸裂。そして一気にエリミネーターを決めて3カウントを奪い、現IWGPタッグ王者から価値ある勝利を収めた。
第3試合はIWGP女子王座決定トーナメント1回戦として、ジャジー・ガーベルトとアバ・ホワイトが対決。かつてワールド・オブ・スターダム王座を戴冠している身長185cmのガーベルトは、パワーファイトで猛攻。アバも長い足で多彩な蹴り技を繰り出すが、最後はガーベルトがイノキプレックス(変形バックドロップホールド)で勝利。トーナメント準決勝に歩を進めた。
第2試合ではSANADA&高橋ヒロムが、RPWを主戦場とする “The Young Guns”のイーサン・アレン&ルーク・ジェイコブと対戦。L・I・Jタッグに対し、Young Gunsは小気味いい連携で対抗。終盤、Young GunsはSANADAにダブルインパクトを決め、さらに合体技を狙う。だが、ヒロムが分断すると、最後はSANADAがアレンをSkull Endで仕留めた。
オープニングマッチはデスペラード&DOUKIの鈴木軍タッグが、RPWのマイケル・オク&ロビー・エックスと対決。RPWを代表する軽量級の猛者二人は軽快な動きで攻め立て、終盤にはデスペラードに空中技をたたみかける。だが、最後はデスペラードが一瞬のスキをついたエル・エス・クレロでエックスから3カウントを奪った。