「ただいま!」オカダが初の地元凱旋試合で快勝! IWGP世界ヘビー級王座の奪回を故郷に宣言!
11月12日(土)、愛知・東祥安城アリーナで、『安城市制施行70周年×新日本プロレス創立50周年記念 ×オカダ・カズチカ安城市凱旋試合』が開催された。同大会はその名の通り、安城市出身で安城市のPRアンバサダーを務めるオカダが主役の大会だ。そのオカダの凱旋試合を含め、次期シリーズの『WORLD TAG LEAGUE&SUPER Jr. TAG LEAGUE』、そして来年の1.4東京ドーム大会を見据えた全8試合の激闘が展開された。
メインイベントはオカダがCHAOSの先輩である石井智宏&矢野通を引き連れて堂々の登場。棚橋弘至&真壁刀義&本間朋晃と6人タッグマッチで対戦した。終盤に本間の執念の小こけしを食らうなど追い込まれる場面もあったオカダだったが、CHAOSの仲間たちの連携も冴えて、最後は本間に必殺のレインメーカーでトドメを刺して、地元凱旋を勝利で飾った。
試合後にはCHAOS6人で記念撮影をしたオカダは、生まれ故郷である安城市での思い出を語ると、「また新日本プロレス、オカダ・カズチカは、この安城市という大事な大事な場所に帰ってきます」と、再度の凱旋を地元・安城市のファンに約束したのだった。
第7試合は鷹木信悟&高橋ヒロムvsタイチ&エル・デスペラード、L・I・Jvs鈴木軍のタッグマッチだ。『KOPW2022』を巡る因縁を抱える鷹木とタイチ、そして1.4東京ドーム大会で4WAYによるIWGP世界ジュニア王座戦を控えるヒロムとデスペラードにとっては前哨戦とも言えるカードだった。しかし、鷹木がタイチにTシャツを着せることにこだわったのが勝負の明暗を分けた。一度はタイチを追い込みながらも、Tシャツにこだわりすぎて逆転のフォール負けを喫した鷹木に、ヒロムも呆れ顔で引き上げていった。
第6試合は次期シリーズの『WORLD TAG LEAGUE&SUPER Jr. TAG LEAGUE』の前哨戦。CHAOSの後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&YOHのCHAOSと、内藤哲也&SANADA&BUSHIのL・I・Jが6人タッグマッチで激突した。この試合ではオカダと同じ愛知県の愛知郡東郷町出身のYOSHI-HASHIが奮闘。後藤と連携技・合体技を次々と炸裂させて、最後はBUSHIを消灯で仕留めてみせた。
第5試合は小島聡&田口隆祐&成田蓮vsザック・セイバーJr&金丸義信&DOUKI。1.4東京ドーム大会で初代NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメントの決勝を闘う成田とザックにとっては、大事な前哨戦の第1Rとなる6人タッグマッチだ。それもあって序盤から成田とザックがグラウンド、打撃など様々な局面で激しくぶつかり合う。最後は成田がザックも得意とするコブラツイストでDOUKIを仕留めて、挑発してみせた。
第4試合は天山広吉とマスター・ワトが久々に師弟タッグを結成。高橋裕二郎&SHOのHOUSE OF TORTUREの2人とタッグマッチでの対戦だったが、反則を混じえた連携はやはりHOUSE OF TORTUREのほうが上手。天山が裕二郎をアナコンダバイスであと一歩というところまで追い込みながら、裕二郎のケインとビッグジュースの連続攻撃に沈んだ。
第3試合はUNITED EMPIREのグレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレと、HOUSE OF TORTUREのEVIL&ディック東郷がタッグマッチで対戦。『WORLD TAG LEAGUE』にエントリーしているオーカーンとヘナーレは、EVILと東郷の悪の連携に苦しめられつつも、最後はそれを上回る連携を見せつけて、ヘナーレが東郷からアルティマでギブアップを奪って快勝した。
第2試合はタイガーマスクにヤングライオンの藤田晃生が挑むシングルマッチ。果敢に挑んでくる藤田の攻撃をしっかりと受け止めたタイガーは、キックと関節技の厳しい攻撃で応えて、最後はアームロックで仕留めている。
オープニングマッチは中島佑斗と地元・愛知県の江南市出身の大岩陵平のシングルマッチだ。両者相譲らず気迫溢れるファイトを繰り広げたが、最後は中島がエルボーから逆エビ固めを極めて勝利を奪った。