オカダが鷹木との死闘を制し世界ヘビー防衛!
そして2.18サンノゼの挑戦者に棚橋を逆指名!
タマはファンタズモの猛攻を振り切りNEVER死守!
ヒクレオは日本追放マッチでジェイに激勝!
鈴木&デスペ&成田がNEVER6人タッグ奪取!
ラッシュがIWGPジュニア王者ヒロムに宣戦布告!
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2月11日(土・祝)、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)にてシリーズの最後を飾るビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in OSAKA』が開催され、超満員札止めの大観衆が見つめる中、3大王座戦を中心に激闘が繰り広げられた。
第1試合は矢野通がオスカー・ロイベを引き連れ、グレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ組と対戦。UNITED EMPIREの力強い攻めに対し、矢野はインサイドワークで対抗。ロイベも体格を活かして応戦する。終盤、ロイベがヘナーレにヒップトスを仕掛けるも、ヘナーレは膝蹴りで切り返すと、続くランペイジでピンフォール勝ちを収めた。
第2試合は本間朋晃&海野翔太&タイガーマスク&田口隆祐vs内藤哲也&SANADA&高橋ヒロム&BUSHI。いつにも増してボディオイルでテカテカの本間に対し、L・I・Jが「技がすべる」と嫌がる場面も。2.4札幌の一騎打ちで内藤に敗れている海野は、スピード感あふれる攻撃で存在感を放つ。最後はヒロムが田口をTIME BOMB IIで撃沈。試合後、リオ・ラッシュがビデオメッセージで、ヒロムの保持するIWGPジュニアヘビーへの挑戦をアピールした。
第3試合はマスター・ワトと石森太二によるシングルマッチ。前哨戦のタッグマッチでは、2.4札幌でワトが石森から3カウントを奪えば、2.5札幌で石森がワトからお返しのピンフォール勝ちをスコア。迎えた一騎打ちで、ワトは石森の肩攻めに苦しむも、必死に対抗。そして終盤、ワトは通天閣ジャーマンを決めるが、石森はキックアウト。一進一退の攻防の末、最後は石森が強烈なラリアットからのブラディークロスで勝利をつかんだ。
第4試合はこれまで幾度となく激闘を繰り広げてきた棚橋弘至とKENTAが、シングルマッチで対戦。KENTAは序盤から巧みな試合運びで、棚橋の首を中心に痛めつける。棚橋もフライングフォアアームを皮切りに反撃。だが、KENTAはレフェリー不在の状況になると、イスを持ち出す無法ファイト。厳しい戦いとなった棚橋だが、go 2 sleepをスリングブレイドで切り返しピンチを脱出すると、最後は渾身のハイフライフローで3カウントを奪取した。
第5試合は鈴木みのる&エル・デスペラード&成田蓮組がEVIL&高橋裕二郎&SHO組が保持するNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦。この試合は当初ノンタイトル戦だったが、鈴木のアピールにより急遽王座戦に。H.O.Tが断固拒否すると、新日本は防衛戦を行なわない場合は王座剥奪と発表。混乱の中で迎えた王座戦、H.O.Tは入場時の成田を襲撃し、戦線離脱に追い込んでしまう。H.O.Tの悪の連携の前に大苦戦を強いられるも、終盤に成田が復活すると鈴木組も大反撃。最後は鈴木がEVILを卍固め、デスペラードがSHOをヌメロ・ドスで捕らえる中、成田がコブラツイストで裕二郎からギブアップを奪い王座奪取に成功。。試合後、鈴木が3人のユニット名を「ストロングスタイル」と発表すると、場内は大歓声に包まれた。
第6試合は「ルーザーリーブ・ジャパンマッチ」(負けた選手は日本から追放)として、ヒクレオとジェイ・ホワイトが激突。遺恨深まる両者が非情の試合形式で迎えた一騎打ちは、序盤からヒクレオが体格を利したパワーファイトでジェイを攻め込む。だが、ジェイはラフ殺法と狡猾なインサイドワークで徹底抗戦。エグい膝攻め、さらにイス攻撃でヒクレオの動きを止めにかかる。終盤、ヒクレオはパワースラムを狙うも、ジェイはブレードランナーで切り返す。さらにとどめのブレードランナーの体勢に入るが、ヒクレオは喉元を捕らえ、ネックハンギングの体勢から一気にパワーボムを炸裂。そしてチョークスラムの体勢で捕らえると、ジェイは別れのようにToo Sweetサインを求める。するとヒクレオはそれに応えてから、チョークスラムを繰り出し、3カウントを奪取した。
セミファイナル(第7試合)はNEVER無差別級選手権試合、王者タマ・トンガvs挑戦者エル・ファンタズモ。ファンタズモはタマの右手に集中攻撃を浴びせ、さらに持ち前の機動力で追い込んでいく。しかし、タマも負けじと抜群の身体能力で反撃。終盤、両者はBULLET CLUBの歴史を感じさせるように、歴代のリーダーの攻撃を巡る攻防を繰り広げる。そして互いにサドンデス、ガンスタンと得意技を炸裂するも、どちらもカウント3でキックアウト。意地を真っ向からぶつけ合う中、最後はタマがジェイドリラーで突き刺し、3カウントを奪取。タマが先日、不慮の事故で亡くなったジェイ・ブリスコに捧げる大技で粘るファンタズモを沈め、王座初防衛に成功した。
メインイベント(第8試合)ではIWGP世界ヘビー級王者のオカダ・カズチカが、初防衛戦として鷹木信悟を迎撃。鷹木は今シリーズ、1.22愛知でオーカーンを相手にKOPW王座を防衛に成功すると、その後はオカダと激しい前哨戦を展開。そして迎えた大一番で、両者は序盤から世界ヘビーのタイトルに相応しい重厚な戦いを繰り広げる。試合時間が進むに連れ、その攻防はどんどん加速。鷹木が場外でデスバレーボムを繰り出せば、オカダは場外ツームストンパイルドライバーを敢行。終盤、鷹木が怒涛のたたみかけを見せ、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを炸裂するも、カバーが遅れたためオカダはキックアウト。そしてオカダは鷹木のパンピングボンバーを、カウンターのラリアットで切り返すと、最後は変形エメラルド・フロウジョンからのレインメーカーで死闘に終止符を打った。
試合後、オカダは2.18サンノゼでの防衛戦で、新日本プロレスの戦いを見せるにふさわしい相手として、棚橋を逆指名。そして最後は「カネの雨が降るぞ~!!」と雄叫びを上げ、大会を締めくくった。