内藤が拳王を撃破! 5番勝負は3-2でL・I・Jに凱歌!!
武藤が引退試合の相手に内藤を電撃指名!
オカダと清宮は暴走ファイトで遺恨激化!
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1月21日(土)、神奈川・横浜アリーナで『WRESTLE KINGDOM 17 in 横浜アリーナ』が開催された。今大会は昨年の1.8横浜アリーナから約1年ぶりに、NOAHとの全面対抗戦が実現。団体の威信を懸けた戦いは、激闘が続出した。
第1試合は両団体の混合8人タッグ、棚橋弘至&矢野通&小島聡&杉浦貴(NOAH)vs丸藤正道(NOAH)&KENTA&エル・ファンタズモ&外道。ゴング前から丸藤とBULLET CLUBのあいだには、不穏な空気が漂う。一方の“トオル&ヒロシ”と現GHCタッグ王者“タカ&サトシ”は見事に融合。終盤、KENTAと外道が丸藤にToo Sweetサインを要求。しかし、丸藤は応じず、そのスキをついて矢野が、外道とKENTAに546をお見舞い。すかさず矢野が外道から横入り式エビ固めで3カウントを奪取した。
第2試合はエル・デスペラードvsYO-HEY(NOAH)、両団体を代表するジュニア戦士による一騎打ち。昨年の1.8横アリでタッグ対決(デスペラード&DOUKIvsYO-HEY&NOSAWA論外)を行なった両者は、共に待ち望んだシングル対決でスリリングな攻防を展開。YO-HEYの機動力に対し、デスペラードは足殺しで徹底抗戦。終盤のすばやい攻防の中、デスペラードはグラウンドでのドラゴンスクリューから一気にヌメロ・ドスで捕獲。YO-HEYからギブアップを奪い、接戦を制した。
第3試合はタイガーマスク&田口隆祐&マスター・ワトとNOAHのAMAKUSA&宮脇純太&アレハンドロ、両団体のジュニア同士の6人タッグ。新日本ジュニアは厳しい攻めを見せるも、NOAHジュニアもスピード感あふれるファイトで応戦。終盤、新日本トリオは現GHCジュニアヘビー級王者AMAKUSAを狙い打ち。だが、AMAKUSAはタイガーにロープのあいだを抜けてのブエロ・デ・アギラで反撃。その後も猛攻を見せ、最後はオーバーロードでタイガーを仕留めた。
第4試合はIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカが真壁刀義、NOAHのGHCヘビー級王者・清宮海斗が稲村愛輝をパートナーに注目のタッグ対決。清宮は昨年の1.8横アリのタッグマッチで敗れたオカダを、ゴング前から挑発。しかし、オカダは眼中にないとばかりにすかしてみせる。試合中、オカダが稲村をチンロックで捕らえると、清宮はカットに入る。それでも涼しい表情のオカダに対し、なんと清宮は死角から強烈な顔面蹴りをお見舞い。これでブチ切れたオカダが清宮を場外に連れ出すと、両者は壮絶なラフファイトを展開。収拾がつかないと判断したレフェリーはゴングを要請し、結果はノーコンテストに。すると清宮はオカダに対し、「次、シングルで決着つけろ!」とアピールした。
第5試合からメインイベント(第9試合)までは“L・I・J対金剛 シングル5番勝負”が実現。まず第5試合では、BUSHIとタダスケ(NOAH)が対峙。BUSHIはゴング前に奇襲攻撃を仕掛け、さらに矢のようなトペ・スイシーダを炸裂。終盤、BUSHIはとどめのMXの体勢に入るが、タダスケはカウンターのラリアットで撃墜。だが、BUSHIも相手のお株を奪うラリアット、さらに徹底した首攻めで追い込む。そしてスキをついて毒霧を浴びせ、ブシロールを繰り出すが、タダスケはうまく丸め込みで切り返し3カウントを奪取。妙技で金剛に先勝をもたらした。
第6試合ではIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムが、金剛の試合巧者・大原はじめと対戦。1月6日のカード発表会見にて、自身を“覇王”扱いするヒロムに対し、当意即妙な切り返しで驚かせた大原は、試合でもテクニシャンぶりを披露。多彩な腰攻めでヒロムを苦しめる。終盤、両者は激しいエルボー合戦を繰り広げ、ヒロムは「大原はじめ~!」と名前を叫んで強烈な一撃。だが、大原は張り手の乱打からケブラドーラ・コン・フロウジョン。さらに必殺のフィンランド式フォア・アームを狙う。しかし、ヒロムは切り抜けると、波状攻撃を仕掛け、最後はTIME BOMB IIで粘る大原を撃沈。これで5番勝負は1-1のイーブンに。
第7試合はかつてのタッグパートナー同士であるSANADAと征矢学(NOAH)が対峙。全日本プロレス時代は共にアジアタッグを戴冠。それから12年経ち、それぞれのユニットの看板を背負って向かい合った両者は、序盤から一進一退の攻防を展開。SANADAのテクニックに対し、征矢はパワフルなファイトで応戦する。試合が佳境に入ると、SANADAはSkull Endを狙うも、征矢は豪快なアバランシュホールドで切り返す。しかし、征矢の弾道を切り抜けたSANADAは、ラウンディング・ボディプレスを連発。だが、2発目は征矢が膝で迎撃。ここから両者は感情ムキ出しの攻防を繰り広げ、最後は征矢が渾身の弾道でSANADAを撃沈。5番勝負は金剛が2-1で一歩リード。
セミファイナル(第8試合)は『KOPW 2023』保持者の鷹木信悟が中嶋勝彦(NOAH)と対決。過去に鷹木にシングルで2度にわたり勝利を収めている中嶋は、強烈なキックで相手を削っていく。ここで自身が負ければL・I・Jの負け越しが決定するだけに、鷹木も必死の反撃を見せるが、厳しい展開が続く。終盤、中嶋はとどめのバーティカルスパイクで突き刺すも、鷹木はカバーを3カウント寸前で執念のキックアウト。そして中嶋の追撃のキックを起死回生のMADE IN JAPANで切り返すと、さらに豪快なパンピングボンバーを炸裂。そして怒涛のたたみかけを仕掛け、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで逆転勝利。5番勝負を2-2のイーブンに持ち込んだ。
そしてメイン(第9試合)は内藤哲也vs拳王(NOAH)、ユニットのリーダー同士による一騎打ち。昨年の1.8横アリのL・I・Jvs金剛(10人タッグ)の雪辱を狙う拳王を、内藤は余裕の構えで挑発。しかし、内藤が寝転びポーズを見せると、拳王はフットスタンプを叩き込み、そこからラフファイトを仕掛ける。さらにキックの波状攻撃から、相手のお株を奪うように目を見開いて挑発。内藤も緩急をつけた攻撃で応戦し、両者の攻防はどんどん加速。終盤、拳王は蹴暴、そしてP.F.Sを炸裂するが、内藤は何とかカウント2でキックアウト。続いて拳王がブレーンバスターの体勢で持ち上げると、内藤はデスティーノで切り返す。そしてバレンティアで動きを止め、最後はデスティーノで拳王を撃破。5番勝負は3-2でL・I・Jに凱歌が上がった。
試合後、内藤は5番勝負の勝利の喜びを表し、「デ! ハ! ポン!」の大合唱。そしてリングを下りると、放送席の武藤敬司に視線を送ってから花道へ。
すると、武藤がリングに上がり「内藤! 俺の引退試合の相手、オマエに決めた!」とアピール。これに対し、内藤はリングに引き返し、「俺の答えはトランキーロ! あっせんなよ! ただ2月21日、予定空けときますよ」と呼応。急転直下でドリームカード実現の機運が、一気に高まった。
そのほか、第0-1試合では大岩陵平&藤田晃生vs矢野安崇&小澤大嗣、両団体の若手同士がタッグで激突。昨年の1.8横アリの一騎打ちで時間切れ引き分けとなった藤田と矢野は、開始から意地をぶつけ合う。それに呼応するように大岩と小澤も気迫ムキ出しのファイト。最後は藤田が逆エビ固めで小澤を仕留めた。
第0-2試合では石井智宏がヤングライオンのオスカー・ロイベを引き連れ、NOAHのマサ北宮&稲葉大樹組と対峙。石井と北宮はゴングと同時にバチバチの肉弾戦を展開。ロイベも気合いを見せるが、最後は北宮の監獄固めの前にギブアップ。試合後、石井は北宮に襲いかかり番外戦を繰り広げた。
また、第1試合前には1月17日(アメリカ現地時間)に交通事故により亡くなられたジェイ・ブリスコ選手の栄誉を称え、追悼の10カウントゴングが打ち鳴らされた。
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