オカダがダニエルソンとの夢の一戦に惜敗……!
内藤がスティングとの連携で鈴木をピンフォール!
オスプレイがケニーとの死闘を制し王座奪還!
SANADAはペリーに貫禄勝利で世界ヘビーV3!
大物パンクは小島をGTSで撃沈!
棚橋は不遜な王者MJFの前に無念の敗北!
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6月25日(現地時間)、カナダ・オンタリオ州トロントのScotiabank Arenaで、AEWと新日本プロレスによる合同興行『AEW x NJPW: Forbidden Door』が開催された。
本戦第1試合では棚橋弘至がAEW世界王者のMJFに挑む注目の王座戦が、いきなり実現。AEWの“四本柱”の一人である不遜な王者MJFは、狡猾なインサイドワークで攻め立てる。だが、逸材は大歓声を背に徹底抗戦。しかし終盤、MJFはスキをついてダイヤモンドリングで棚橋を殴りつけ、まんまと3カウントを奪取した。
第2試合は「オーエン・ハート杯」1回戦として、WWEでも活躍し現在はAEWのトップ選手であるCMパンクと、小島聡が激突。パンクは大ブーイングの中、小島を挑発するようにモンゴリアンチョップやアナコンダバイスを繰り出す。小島もパワフルなファイトで応戦するが、ラリアットはパンクが巧みに回避。そして最後はGTSを小島に突き刺し、1回戦突破を決めた。
第3試合はAEWインターナショナル王者のオレンジ・キャシディに、ROHピュア王者の柴田勝頼、NJPW WORLD認定TV王者のザック・セイバーJr、そしてダニエル・ガルシアの3選手が挑戦する4WAYタイトルマッチ。試合はそれぞれが持ち味を発揮し、攻守が激しく入れ替わる展開に。終盤、ガルシアがザックをパイルドライバーで突き刺すと、そのガルシアに柴田がPKを炸裂。すると、キャシディがすばやく柴田を場外に追いやり、ガルシアを押さえ込んで3カウントを奪取。漁夫の利でベルトを守り抜いた。
第4試合はIWGP世界ヘビー級王者SANADAが、AEWの“四本柱”の一人、“ジャングルボーイ”ジャック・ペリーを挑戦者として迎え撃つ防衛戦。チャンスに燃えるペリーは序盤から得意技のスネア・トラップを繰り出し、早い仕掛けを見せる。だが、SANADAもひるまず応戦し、終盤には掟破りのポイズンラナをお見舞い。最後はシャイニングウィザード、ラウンディング・ボディプレスとたたみかけて3度目の防衛に成功した。
第5試合は海野翔太とAEWを席巻するブラックプール・コンバットクラブ(ジョン・モクスリー&クラウディオ・カスタニョーリ&ウィーラー・ユウタ)、さらにBCCと共闘関係にある竹下幸之助がチームを結成し、エディ・キングストン&石井智宏&アダム・ペイジ&ニック・ジャクソン&マット・ジャクソン組と激突。石井は竹下との熱のこもった攻防を展開。海野は竹下との連携攻撃を披露する。10人が所狭しと暴れまわった一戦は、最後に石井がユウタを垂直落下式ブレーンバスターで粉砕した。
第6試合はジュース・ロビンソンの妻であり、AEW世界女子王者のトニー・ストームのベルトに、初代STRONG女子王者のウィロー・ナイチンゲールが挑む王座戦。体格で優るナイチンゲールの猛攻にストームは苦戦を強いられるも、OUTCASTSの仲間であるルビー・ソーホーやサラヤが助太刀。だが、レフェリーがセコンドの退場を命じ、ナイチンゲールは一気に攻勢に。しかし、ストームはレフェリーを盾にしてナイチンゲールの突進を食い止めると、すかさず必殺のストーム・ゼロを炸裂。なりふり構わず王座を防衛した。
第7試合はIWGP USヘビー級王者のケニー・オメガと、挑戦者決定トーナメントを勝ち抜いた前王者のウィル・オスプレイのリマッチ。今年の1.4東京ドームの雪辱を果たすべく、オスプレイは荒々しい攻撃を繰り出す。だが、地元出身のケニーも怒涛の反撃。共に血にまみれ、試合は死闘の様相に。終盤、ケニーは片翼の天使を狙うが、オスプレイはドン・キャリスから手渡されたドライバーで一撃を見舞って脱出。そしてストームブレイカーを炸裂するが、ケニーは足をロープにかけて3カウントを回避。ならばとオスプレイはカミゴェから掟破りの片翼の天使を決めるも、ケニーはカバーを執念のキックアウト。だが、最後はオスプレイが渾身のストームブレイカーでベルト奪還に成功した。
セミファイナル(第8試合)では内藤哲也がスティング&ダービー・アリンと魅惑のトリオを結成し、クリス・ジェリコ&鈴木みのる&サミー・ゲバラ組と対決。スティングとジェリコ、レジェンド二人の初対決に場内は興奮の坩堝に。内藤も大歓声の中、随所で得意のムーブを披露。AEWの“四本柱”であるアリンとゲバラも、軽快な動きを見せる。終盤の混戦模様の中、内藤が鈴木にマンハッタン・ドロップを決めると、すかさずスティングがラリアット。間髪入れずに内藤がジャックナイフ式エビ固めを決め、勝利をゲットした。
そしてメイン(第9試合)はブライアン・ダニエルソンvsオカダ・カズチカ、世界のプロレスファン大注目のドリームマッチ。プロレス界で数々の栄冠をつかみとってきた両雄は、序盤から重厚な攻防を繰り広げ、場内の視線を釘づけにする。オカダはフィニッシュへの布石として、首攻めを見せるが、ダニエルソンは持ち前のハイレベルなテクニックで徹底抗戦。試合が佳境に入ると、ダニエルソンは「YES!」コールから突進するも、オカダはドロップキックを突き刺し、一気にレインメーカーを炸裂。しかし、カバーをカウント2ではね返したダニエルソンは、続くレインメーカーをYes Lockで切り返す。その状態でさらに腕を捕らえて締め上げると、オカダは無念のギブアップ。ダニエルソンが大きな勝利をものにした。
また、本戦開始前には第0試合が実施され、トレント・バレッタ&ロッキー・ロメロ&チャック・テイラー&エル・デスペラード組が、ブライアン・ケイジ&スワーブ・ストリックランド&カウン&トア・リオナ組に敗北。エル・ファンタズモはシングルマッチでストゥ・グレイソンに勝利。そして鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHI組は、ジェフ・コブ&カイル・フレッチャー&TJP組を下した。
★オーカーン選手のPodcast『王宮生活ラジオ』更新中!今回は「オージー・オープンAEW電撃加入、モロニー“裏切り”への見解は?『ALL TOGETHER』裏舞台でまさかの事態が…!?」