• 2018.10.30
  • #Media
【WEBで無料更新!】「ジェリコは、俺の“好み”のスーパースターじゃない」11.3大阪決戦目前! EVILに直撃インタビュー!

『九州三国志 presents POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018~』11月3日(日)大阪府立体育館大会にて、クリス・ジェリコ選手の持つIWGPインターコンチネンタル王座に初挑戦するEVIL選手に直撃インタビュー!

消滅したザック戦、ジェリコの狂乱ハードコアスタイル、そしてEVILが考えるスーパースターとは?

※11月1日(木)12時にスマホサイトでEVIL選手の特写待ち受けを更新!

■『POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018~』
11月3日(土)17:00~大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
★カード情報はコチラ!

※全席完売のため「小中高生券」を含め当日券の発売はございません。何卒ご了承ください。
★今大会は新日本プロレスワールドで生中継!

■ジェリコ戦が決まっても、けして俺の中でザック戦が“上書き保存”されたわけじゃない。

――さて、EVIL選手。11月3日(土)大阪大会で、IWGPインターコンチネンタル選手権試合でのクリス・ジェリコ戦について話を伺いたいのですが、ことの始まりは6.9大阪城ホールでジェリコに敗れた内藤哲也選手の救出劇でしたね。

EVIL そもそもその前に福岡(5.4福岡国際センター『レスリングどんたく』)で内藤を襲撃して、ジェリコはこのリングで好き勝手暴れていた。その時にも、俺らは助けに入ったな。
 
――すでにその時から、因縁があったというか。

EVIL その時から因縁があったのかは知らないが、大阪城(6.9 大阪城ホール『DOMINION』)の内藤vsジェリコ戦の試合後もアイツは好き放題暴れていたから制裁を加えてやった。それに対して何やらいちゃもんをつけてきているが、別にそんなことで名前を上げようなんて思ってねぇよ。
 
――相手がジェリコ選手だったからではないと。
 
EVIL 俺が支配していくリングでの無法者に制裁を加えたまでだ。
 
――ジェリコを制裁する必要を感じたと。逆に今回、EVIL選手は10.8両国でジェリコ選手に襲撃を受けてしまいましたが、この復讐は予期していましたか?
 
EVIL その試合に関してはあくまでザック(・セイバーJr.)に勝つことに集中していた。
 
――試合後ではなく、試合前に襲撃をしてきたのは前代未聞ですよね。
 
EVIL 俺を「襲撃する」ことだけを念頭にしていたなら、たしかに試合前に襲った方がより屈辱的だし、強烈なインパクトも与えられる。そういう意味では今回は「やられたな」という部分はあるな。
 
――手段を選ばないという部分に関しては、新日本のルールも一切お構いなしというか。
 
EVIL ヤツは目的を遂行するためには本当に手段を選ばない男だな。ただ、ジェリコがあそこまで振り切って来るなら、こちらにも考えがある……(ギロリ)。
 
――しかも相手はチャンピオンであり、世界的なスーパースターですし。あそこまで遮二無二に向かって来ることに対して、スイッチが入ったのでは?
 
EVIL この試合はすでに『レッドゾーン(危険なゾーン)』に入っている。
  
――そもそもEVIL選手としては、両国ではザック・セイバーJr.選手との試合でリベンジを狙ってたわけですけど、あの試合がジェリコ選手の乱入で消滅してしまったことに関しては?
 
EVIL ザックに関しては、2度フォールを取られた借りをキッチリと返してやろうと思っていたんだが……ノーコンテストになってしまった。ジェリコは「EVILとシングルをやらせろ」とアピールしてきたが、これには新日本の対応が早かったな。すぐに俺とジェリコのシングルマッチを組んだじゃないか。
 
――同時にザック選手も11.3大阪で内藤哲也選手とのシングルが組まれましたから、EVIL選手とザック選手の因縁はいったんペンディングのかたちになってしまいました。
 
EVIL ただし、ジェリコ戦が決まっても、けして俺の中でザック戦が“上書き保存”されたわけじゃない。ザックとのシングル戦は俺の中ではシッカリと“別枠で保存”してある。
 
――EVIL選手の中には、ザック戦というファイルが“別枠で保存”されていましたか。
 
EVIL 組まれたからにはジェリコ戦に集中する。その方が“EVILvsザック”の価値も上がっていくだろう。

――つまり、EVIL選手がインターコンチネンタル王者になったうえでの防衛戦となる可能性もあると。

EVIL もちろん、ザックが防衛戦の相手になることは十分考えられるだろう。

■ジェリコが出した過去の対戦相手? あの名前で俺が怖気ずくとでも思ってんのか?

――先日、ジェリコ選手がEVIL選手を挑発するインタビュー映像が公開されましたが、そちらはご覧になりましたか? 
 
EVIL アイツはよく喋る野郎だ。
 
――そのVTRの中では、ジ・アンダーテイカー、ショーン・マイケルズ、エディ・ゲレロというWWEスーパースターの名前を挙げて「おまえも有名人にしてやるぞ?」と挑発していましたね。
 
EVIL 俺は今この瞬間で闘っている。ジェリコが出した過去の対戦相手? 確かに数々のビッグネームだが、この俺が怖気ずくと思ってんのか? それを含め、ジェリコ、お前を“最高の踏み台”にしてやるよ。
 
――とはいえ、ジェリコ選手は世界的なビッグネームであることは間違いないですけど。
 
EVIL たしかにヤツが世界の頂点を獲ったレスラーの一人であることは認める。ただ、それだけだ!
 
――そもそもジェリコ選手は、EVIL選手にとってどんな存在の選手なんでしょうか?
 
EVIL 日本マットでもトップを獲ってきた人間、さらに世界でもトップを獲ってきた人間。クリス・ジェリコはたしかに凄いレスラーであり、スーパースターなんだろう。……ただし、俺の“好み”じゃないな(ニヤリ)。

――あ、EVIL選手の好みではない。

EVIL 去年から新日本マットに来てはいたけど、クリス・ジェリコなんて、まったく俺の視界には入ってなかったからな。

――例えば、ケニー・オメガ選手とジェリコ選手の対戦は世界中で話題になりましたが、あの試合にも心は動かなかった?
 
EVIL そうだな。「ああ、ジェリコが本当に新日本マットにあがるのか」と思ったぐらいで、「次は俺がやりたい」とか、そこまで自分に響くモノはなかった。

■両国でのあの仮面の下のメイク……。あの中途半端で出来損ないのメイクを見たか?

――逆に、EVIL選手好みのWWEスーパースターはいらっしゃいますか?
 
EVIL (聞かずに)クリス・ジェリコは俺の好みではない。これは間違いない事実だ。

――なるほど。

EVIL それから両国でのあの仮面の下のメイク……。あの中途半端で出来損ないのメイクを見たか?「仮面とマントでこのゴージャスな顔を好き好んで隠すと思うか?」と言ってたようだが、マスクをとったらピエロのようなメイクをしてんじゃねぇか。
 
――手厳しいですね。一方、ジェリコ選手の言うように、「ジェリコと闘えばスーパースターになれる」というようなお気持ちもある?
 
EVIL ジェリコは確かにすごいビッグネームだが、もう終わったレスラーだ。しかし、“腐ってもスーパースター”であることは間違いない。

――“腐ってもスーパースター”ですか。

EVIL ジェリコは「俺と闘ったら、有名になれる」「スターになれる」「同じリングにあがったらレベルアップできる」とか言ってたようだな。いいだろう。じゃあ、俺はおまえの持っているすべてを利用して“最高の踏み台”にしてやるよ。そのうえで、闇に葬ってやる。
 
――ケニー・オメガ選手もジェリコ選手と対戦したことで知名度を手にしたわけですが、ジェリコ選手の後ろにいるアメリカのプロレスファンも意識しますか?
 
EVIL ジェリコと試合をすることに世界的な注目が高まっているのは事実だ。この前もアイルランドとロンドン遠征に行ったが、ファンから「Beat him up!(ジェリコを倒せ)」という声をかけられたしな。

――なるほど。加えて、現在のハードコアなジェリコ選手のファイトスタイルはいかがですか?

EVIL いまのジェリコは「なんでもあり」を体現してるようなファイトスタイルだが、「おまえが本気で“そっち”で闘うなら、覚悟して来い!」と言っといてやるよ。
 
――“ハードコア”といえば、昨年の『G1 CLIMAX』のオカダ・カズチカ戦など、EVIL選手も破天荒すぎる場外攻撃をする時がありますけど。
 
EVIL 俺はどの試合でもべつにリミットをかけてるわけじゃない。ただし、今回のジェリコvsEVIL戦は限りなくリミッターの外れた、“一線を越えた”試合になるんじゃないか?

――それからウォール・オブ・ジェリコなど、ジェリコ選手の必殺技に関してはいかがですか?

EVIL ヤツの代表的な技はウォール・オブ・ジェリコ、コードブレイカー、ライオンサルト……。こう見ると、シンプルな技をシッカリと自分のモノにしている。「俺の好みではない」と言ったものの、そういう意味ではレスラーとして認める部分がないわけでもない。
 
――好みではないが、共鳴する部分もなくはないと。
 
EVIL シンプルな技でも強烈なダメージは与えられる。そこは自分の考え方にも近いし、ヤツの技も警戒するに値するだろうな。
 
――実際、10.8両国でジェリコ選手のコードブレイカーも食らってますから。
 
EVIL そうだな。ヤツのコードブレイカーに威力があるっていうことは、この肉体を通して十分認識しているよ。
 
――6.9大阪城ホールでは内藤選手がジェリコ選手と対戦してますが、この試合が決まって内藤選手からアドバイスなどはありましたか?
 
EVIL 深い話をしたわけじゃないが、「ジェリコは荒っぽいタイプだから、気をつけろ」という言葉ぐらいかな。あとは大阪城の内藤との試合を観て、俺なりに感じ取ったモノがいくつかある。大阪ではその辺をシッカリと見せつけてやるよ。
 
――EVIL選手とジェリコ選手は、ファイトスタイルで似通った部分もある。噛み合った試合になる可能性も高いですが。

EVIL 殴るなら殴る、場外なら場外、いたってシンプルだ。俺はアイツを叩き潰すことしか考えてはいない。
 
■白いベルトのイメージを全て塗り潰す。ダークネスに染め上げられるのはクリス・ジェリコではない。この俺なんだよ。

――今回の試合はメインイベントにラインナップされる可能性も高いと思いますが、EVIL選手にとって大阪府立体育会館という舞台は相性がいい会場ですよね。
 
EVIL そうだな。大阪府立に関しては、EVIL初の試合となった後藤洋央紀戦(2015年11月7日)、そしてNEVER無差別級王座を奪取した柴田勝頼戦(2016年11月5日)、さらに『G1』のオカダ・カズチカ戦(2017年8月5日)……。EVILとしてターニングポイントになってる試合が多い。もちろん、今回のジェリコ戦はEVILヒストリーの中でも、非常に重要な試合になるだろう。
 
――加えて、今回初挑戦となるIWGPインターコンチネンタルのベルトに関してはどんな印象がありますか?
 
EVIL アイツは防衛戦をまったくやってないだろ? だから、ジェリコが持ってても、いまや他のベルトに押されてるような薄い印象しかない。ただし、そういう意味ではいまのインターコンチは逆においしいんじゃないか。なぜなら、「あの白いベルトを、ダークネスに染め上げてやろうか」という気持ちも芽生えてきたからな。
 
――インターコンチネンタルのベルトと言うと、やはり中邑真輔選手(現WWE)がその価値を上げてきた印象がありますが。
 
EVIL 中邑だけでなく歴代王者がやってきたこと、白いベルトのイメージを全て塗り潰す。ダークネスに染め上げられるのはクリス・ジェリコではない。この俺なんだよ。

――インターコンチを黒く塗りつぶしますか。

EVIL フフフ。This is EVIL. Everything is EVIL. すべては……EVILだ! クリス・ジェリコよ、よーく覚えとけ!

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