天山広吉が海野翔太を引き連れ、ザック・セイバーJr.&エル・デスペラードと激突。
まずは天山とザックが先発で試合開始。
場内が天山コールに包まれる中、両者リストの取り合いからザックが独特のムーヴで天山を翻弄すると、デスペラードが背後から天山を襲撃。
だが、天山はこれに動じず、ザックとデスペラードをショルダー・タックルでリングに叩きつけると、ザックへ串刺しラリアットを見舞う。
続けて、天山はブレーンバスターでザックを放っていくと、両者エルボー合戦を展開。
そんな中、天山はモンゴリアン・チョップの連打を仕掛けると、ザックはスリーパーで応戦。
海野対デスペラードの場面、海野は串刺しバックエルボー3連発で会場を沸かすと、逆方エビ固めを極めるが、これはデスペラーがロープへエスケープ。
攻勢に出る海野はエルボーの連打からロープへ走るが、デスペラードはカウンターのスパインバスターで反撃。
そして、最後はカットに入った天山をザックが卍固めで阻止すると、デスペラードがヌメロ・ドスを極め、海野からギブアップを奪い、貫録の勝利を飾った。
ザック「イージーな試合だったよ。楽勝だね。アイツらも俺たちにとってはエサでしかないな。第三世代ボーイズのテンザン? 今度はシングルでやってみたいね。面白い試合になると思うよ。『G1』はあと1試合あるけど、まずはそれに勝たないと。両国で、イシイ? ボールド・ブルドッグ! (※デスペラードに)日本語で何だっけ? 『ハゲ』? 両国でイシイに勝つよ」
デスペラード「石井の次は、天山、喜べ。ザックが、何か面白そうだからやってやるってよ。それはそうと、俺の相手はどこ行ったんだろうなあ…」
海野「(※背中を押さえながらインタビュースペースに現れ)あーーーっ、クソーッ! せっかくチャンスをもらったというのに、この結果…。けどまだ、両国三連戦も残ってる! 自分からチャンスを掴みに行く!」
天山「今日はね、コジの公式戦の応援もありますけども、試合も組まれて。海野翔太頑張って、最後はもうちょっと頑張ってほしかったけども、彼も言った通り、チャンスを絶対掴んでってものにしてっていう、その気持ちは絶対忘れないでいってほしいね。今の若い人間みんなに言えることですけども、どっかでチャンスをもらったら、それを生かすも殺すも自分次第なんやから。今日なんかでももっと『オッ!』っていうところを見せないと、次につながらない。もうちょっとエゲツないやり方でもいいし、もうちょっと上に行くっていう気持ちを持ってやらないと。まあでも、海野翔太とタッグを組むなんてね、数年前には考えられなかった。彼は若手の中で、公平な目で見てもセンスもあるし、プロレスに対する気持ち、情熱もしっかりと持ってるし、将来楽しみな選手ですよ。海野翔太、もっとこれからガンガン伸びてね、上の選手に食らいついて、噛みついて、自分で行動起こしてやることも、これから求められると思うし。自分なりにこの新日本で生きていくっていう気持ちを持ってね、しっかりと頑張ってほしいなって思います、翔太には。自分に限っては、コジがね、公式戦、タマ・トンガ、こないだ俺はガッチリやられたけども。コジにはあのガンスタンだけは食わないで、しっかりと、ガッチリと剛腕を吹かしてほしいなと思います。コジにとってはラスト2試合。今日きっちり勝って両国に乗り込んでほしいと思うし、そういう意味ではコジの援護射撃をしっかりとやりますよ。BULLET CLUBが何人来ようが、俺がコジのために、壁になってやりますよ」