いよいよ翌日に迫った 1月4日(水) アントニオ猪木追悼大会『WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム ~闘魂よ、永遠に~』の開催を前に、前日記者会見が行われ、各選手が意気込みを語った。
このページでは、第7、第8、第9試合のコメントを掲載!
■アントニオ猪木追悼大会『 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム ~闘魂よ、永遠に~ 』
2023年1月4日(水) 14:45開場 17:00試合開始
※第0試合は15時20分開始予定
東京・東京ドーム
※「ロイヤルシート」「アリーナA」「バルコニースタンド」は完売。アリーナBは残りわずか
☆対戦カード情報はコチラ
▼イープラス
https://eplus.jp/njpw/ ファミリーマート店舗
⇒ 2023年1月4日(水)18時まで販売
※当日券は12時より、“22ゲート前 当日券売場”にて販売!
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■第9試合 ダブルメインイベントⅡ IWGP世界ヘビー級選手権試合
ジェイ・ホワイトvsオカダ・カズチカ
●(『G1 CLIMAX 32』優勝/チャレンジャーチーム)オカダ・カズチカ選手のコメント
「『とうとう明日1.4なんだな』というのがいまの正直な気持ちでして、『やっと明日、ジェイ・ホワイトのチャンピオンのこのベルトを持った姿が終わりなんだな』と思うと、『すごい新日本プロレスもいい方向に向かっていくんだな』と思います。
ホントに今年いろいろなバラエティに富んだカードも並んでますし、注目度という意味ではほかのカードの方がすごいかもしれないですけど、最後にこのベルトをかけた試合があってですね、やっぱりこの闘いを見て新日本プロレスというのを感じてもらいたいですし、しっかりとこのメインイベントの闘いっていうのがすごいなというような試合を皆さんにお届けしたいと思います。IWGP世界ヘビー級チャンピオンと『G1』覇者の闘い、そちらを楽しんでもらいつつ、ホントに皆さんの心が燃える闘いをしたいなと思います」
●(チャンピオン)ジェイ・ホワイト選手のコメント
「すべてのやりとり、そして過去の試合というのは、すべてが明日の試合につながっている。いま一度、オカダと俺が対戦する。そしてこのベルトに挑戦するというのは、オカダにとって明日が最後になるだろう。一度ゴングが鳴れば、俺がおまえの頭になかに入っていき、そしておまえは自分自身の雨に溺れることになるだろう。いつも言っていることだが、オカダ、おまえは観客やここに来ている記者たちを騙すことはできても、俺をごまかすことはできない。
いつもクールでカッコいいオカダを気取っているが、俺ほどおまえのことを理解している男はいない。おまえはクールでもなんでもない不安な子ネズミなんだ。そして、おまえの小さな自信はこのあとトイレに流れてしまうだろう。小さな小さな子ネズミのフンのようにな。そして、その不安というものを東京ドームという世界最高峰の舞台で露見することになるのだから、たったいま不安でおびえているのだろう。
弱虫のオカダよ、俺がおまえからすべてを奪ってやるからお楽しみにな。そして、アントニオ猪木さんを誇りに思ってもらいたいと思っている。自分自身が彼を誇りに思ってるように、2023年51年目の東京ドームのリングでなかでスイッチブレードが、1、2、3、ダー(Too Sweetポーズ)をお見せしましょう」
※フォトセッション後、握手を拒否し退場したオカダに対して、ジェイは「ほら、見ただろ?アイツがどれだけおびえて弱虫なのか。あの態度でわかっただろ?それをちゃんと伝えておけ!」と罵倒した。
■第8試合 ダブルメインイベントⅠ レック Presents IWGP USヘビー級選手権試合
ウィル・オスプレイvsケニー・オメガ
●(チャレンジャー)ケニー・オメガ選手のコメント
※ドン・キャリス氏とともに登場
「(日本語で)ついに来たんだね。ウィル、1.4。ケニー・オメガ、このオレ様が新日本にワクチン、打ってやる。その後、残念ながら、ウィル・オスプレイがカックリでしばらくいなくなる。でもね、ファンの皆さん。泣かないで欲しい。今まではよく頑張った、ウィル。全部の見た試合は本当に素晴らしかった。
ベストバウトも獲ったね、おめでとう。だからこそ、オマエの背中を叩いて、“お疲れ様です”と言いたい気持ちが強い。だからこそ、もう1つのやりたいことはある。それはオレからのプレゼントですよ。ウィル・オスプレイの1.4の最初と最後のメインイベントだ。感謝いらないので、楽しみにして欲しいだけです。以上です。Good bye, and good night. Bang!」
●ドン・キャリス氏のコメント
「ここで日本に戻ってきて、また何をしたくて戻ってきたかというところをお話したいと思います。2018年、ジェリコvsオメガが終わった後、ケニー・オメガが日本を発つ時、雨が降っていた。その雨は何だったのかといえば、神の涙だっただろう。それ以降、ここ数年にかけてAEWでもスターとなり、そして人々を魅了し続けて、そしてここでまた日本に戻ってくることになりました。
そして、ここでプロレスの業界には何種類かの人間が存在すると思います。プロレスを楽しむ人、プロレスの魅力を伝える人。しかし、我々は何をしているかというと、このプロレスの歴史を変えるためにここ5年間尽力してきました。ケニーが日本に戻ってきたのも、ただの試合がしたいから、ウィル・オスプレイと試合がしたいから。試練を迎えたかったからではなく、歴史の1ページを新たに刻むためです。
NBAにマイケル・ジョーダンがいるように、プロレスにはケニー・オメガがいる。たくさん素晴らしい選手がいても、一唯一無二の選手というのはそんなに何いません。それは運動神経が素晴らしかったからではなく、彼らの頭の中に素晴らしいものが、素晴らしい考えがあったからです。ウィル・オスプレイ、あなたが不安なのは当然です。リングに上がって、明日のトーキョードーム、ファンからどんなリアクションが来るか、もちろん怖いでしょう。
なぜならばあなたは、リングの神様と対戦するのですから。ゴット・オブ・プロレス、カール・ゴッチには失礼ですけれども、そう呼ばせてもらいます。ケニーは、プロレスの神様です。その最高、最強の選手とリングを共にするあなた、今の気持ち、今の不安、察しますが、頑張ってください」
●(チャンピオン)ウィル・オスプレイ選手のコメント
「(※激高しケニーに詰め寄ると眼前で)黙って聞いてれば、オマエがオレのメンタル。今、どんな思いをしているのかなんて知るわけがないだろう。オレはこの試合の為にイギリスから24時間かけて飛んできた。ロシアとウクライナのせいで普段は15時間かかるところ24時間。そしてホテルで缶詰になり、明日オマエたちと戦うためにここに来ているんだ。
そんな全ての思いをオマエが分かるわけがないだろう。そしてオマエはオレたちのもと、ここを去り遠くの地でビックスターになったかもしれないが、オレはケニー・オメガ、オマエがいなくなった後、この団体を引き継ぎ、そしてトップとして君臨してきたんだ。オレはずっとここで戦ってきた。
そして、オレはここでベルトを獲ったんだ。ケニー・オメガのファンがどうだろうとオレには関係ない。明日、プロレスの神様であるオマエはオレとリングの上で踊るんだ。4年前にオマエがオレに言ったこと、一語一句覚えている。オレのことを馬鹿にするのは、いい加減にしたほうがいい。世界のトップは今、このオレであり、オマエはオレから何も取り上げることはできないだろう(※マイクを投げ捨てベルトを手にして足をテーブルに乗せ着席)」
※対するケニーは再びマイクを握り、英語でコメント
「オマエがここまでやってきたこと、全て見ていたし、オマエが何の後ろ立てもないままここまで来たというところも全て知っている。オマエの苦労を語ってくれるのはありがたいことだが、それは全てオレのせいではない。オマエは何かこの試合に向けて個人的な思いをぶつけようとしているようだが、トーキョードームでのリングの中では一切、個人的な感情はなしにして欲しい。この試合は全てビジネスであり、そこに徹していきたいと思っている。
少なくともオレにとってはこの試合はビジネスであり、それ以上でもそれ以下でもないんだ。ただ一つ、ファンには私は“借り”があるのでそれだけは言っておかなくてはいけない。チケットを買ってくれる人、配信を見てくれる人、全てに対してお礼を言っておきたい。ここの試合、まだ俺には勝てないというところを、そしてそのありがたいファンの為にも見せておこう。
将来的に何か動きがあるかもしれないが、今年の『WRESTLE KINGDOM』では、オマエがオレに勝てるほどの力がないということを見せてあげよう。どうやら怒りに震えイライラしているようだが、それを今俺にぶつけるのは場違いだ。その全ての憎悪を明日のリングの中まで取っておくがいい。そして明日、どれだけそのベルトを保持したいのかを俺に見せるがいい。そしたら俺も見せてやるよ、どれだけ俺がそのベルトを欲しているか」
■第7試合 IWGPジュニアヘビー級選手権試合 4WAYマッチ
石森太二vsマスター・ワトvs高橋ヒロムvsエル・デスペラード
●(チャレンジャー)マスター・ワト選手のコメント
「明日は新日本プロレス51年目、最初の大会になります。俺がIWGPジュニアヘビー級王者にならなければいけない。そう思っていますので、しっかり現王者(石森)から(勝利を)獲りたいと思います」
●(チャレンジャー)高橋ヒロム選手のコメント
「(※ワトに拍手したあと立ち上がり、大きな地声で)このテンションだけで、3ヶ月間! 前哨戦3ヶ月ですよ! 非常に長かった!(※身振り手振りをして)誰よりも、このね、東京ドーム、9試合ですか? 組まれてますよ。誰よりもね、前哨戦やってきました。すごい! みんなすごいよ!(※拍手をして)これはすごい! これはみんなね、拍手だと思いますよ!
でもね! 俺はこのテンションでね、俺はね、伝えたいこと、チャンピオンに伝えたいこと、そして挑戦者! そして俺自身にも、伝えたいことはちゃんと伝えてきた! この3ヶ月間! 何も思い残すことなくコメントした! コメントを残した! だから今日! ここで、敢えて言うことは何もありません。
そう! 俺は、チャンピオンになりたい。そのベルトが欲しい! ただそれだけです。できれば! 石森選手から獲らせていただきます。以上です。あとは! 質疑応答でなんなりと質問ください。質疑応答でちゃんと答えます。ありがとうございました!(※頭を下げる)」
――ヒロム選手、ありがとうございました。ちなみに質疑応答の時間というのは設けておりません。
ヒロム「あぁっ!?」
――申し訳ございません。
ヒロム「なんつった!!」
――会場の時間の都合などありまして…。
ヒロム「会場都合だと!? 知るか!! 質疑応答、頼みます!」
――検討させていただきます。
ヒロム「お願いします!(※着席)」
●(チャレンジャー)エル・デスペラード選手のコメント
「えぇ~……、正直、ここに並んでいる4人、全員が思っているであろうことは、いま声高にヒロムが言ったとおりですね。3ヶ月間、とにかく(前哨戦を)やり続けてきた。その上でここで何か新しいことを言うかっつったら、んなモン何もねぇに決まってんだろ、オメェ。3ヶ月間ずっとやってきたんだぞ!?」
ヒロム「そうだ、そうだ!」
デスペラード「いい、いい。“合いの手”はいいよ。うん。な? あと質疑応答ないってんだったら、『わざわざ聞くこともいまさらねぇよ』ってことだろ!?」
ヒロム「そうだ!」
デスペラード「だから(合いの手は)いいっての! だから、やることが目的になってる記者会見というのはよくわからん。でも、やる以上は新しいことを無理やり引っ張り出してきましたよ。頭の中にもともとあったものでも、俺はギリギリになんないと出てこないしね。そういうのもあったんで、新しいことっていま言ったけど、結局はこれ、俺がずーっと一貫して言ってることで、俺がよその人間の名前ばっかり出すことに対して、レスラーからも、会社の人間からも、あと見てくれている人の中からも拒絶反応があると思うんだけど、“お山の大将”でいたくないんだよ、私は。新日本プロレスの中で1番獲りました。
そこで終わりじゃないんで。もちろん新日本プロレスの中でも若いヤツが下から突き上げてきて、そこが伸びてくる。『俺がチャンピオンになる』っつって飛びかかってくるから面白いっていうのはわかってるんですけど、それだけじゃいつまで経っても“メンツ”(顔ぶれ)が変わらないんですよ。俺自身がプロレスに飽きてしまうので。同じヤツとばっかりやってたら。だからそういうことを言っているし。
あと、新日本のプロレスだけを見て、プロレスの全部をわかった気になってるようなヤツらもきらいだし。そもそもとなりにいるチャンピオンさん(石森)は“出”(出身)は新日本じゃない。新日本に来る前に、ビデオの中でも言ってたじゃねぇか。『修羅場をくぐってきた』とか。それだけの競争の中を生き抜いてきた人間とやることが、本当のレベルアップに繋がるんじゃないかと。
ま、これは俺の勝手な感想ですけどね。(そう)思っていると。で、あともう1コいまふと思いついたのは、昨日だっけ!? 一昨日だっけ!? この1.4に対しての各選手に対してのインタビューのビデオ。え~…、ワトのね、ビデオだけね、ちょっとね、途中で俺もう見てられなくなって、再生を止めちゃったんだよな。ごめんな。
あれ、途中でタイトルマッチ関係なくなったよな!? 駒大(駒澤大学)のあたりで路地で迷って、満月の夜になぜか環七を走ってたっていう。なんでそこで急にファンタジーっぽくなったのかもよくわかんなかったし、あそこからどうやってタイトルマッチに繋がっていくのかもわかんなかったんですけど……。うん……。申し訳ないけど、正直、気持ちが伝わらんかった。あのビデオだと。
でもまあ、ここでああいうふうに言ってくれたってことは、たぶん“それ”を言えばよかったんだろうなというのも、正直、ちょっと残念だなとは思ったよ。あのビデオを見たとき思っちまったよ。でも、ここでまあ『俺が獲んなきゃいけない』というのを言ったのは、ちょっと成長なのかなと思ったんで、ホントは石森チャンピオン様から獲るつもりだったけど、俺が明日、お前(ワト)から獲ってやるよ。そのあとに俺が石森さん、アンタを逆指名して、そこでしっかりやりましょう」
●(チャンピオン)石森太二選手のコメント
「年末にこのIWGP(ジュニア戦)4WAY(マッチ)を『トリプルメインイベントにしろ』と要求したが、音沙汰なし。まあ、それならそれで明日の試合を通して、すべてのヤツらが後悔すればいいだけの話。明日、その上で俺が勝って、(※ベルトに手をあて)このIWGPジュニアを次のステージに持っていくから。まあ、明日、見てろよ。というわけで、今日はここまでだ」
※ここで調印となるも、ヒロムが「ちょっと待った! 検討した結果、どうなったんですか!? 質疑応答に関して」と、司会の草薙和輝アナウンサーに詰問。「調印後にお伝えしたいと思います」という返答を聞き、菅林会長を含めた5人が調印書にサインを入れる。
その後、草薙アナウンサーが「先ほどの質疑応答の件ですが、検討の結果、申し訳ございません。時間を作ることはできないということでした」と告げると、ヒロムが「仕方ないよ」と言って了承し、写真撮影の時間となる。
ところが、ヒロムはその場から動かず、「もうみんな言い尽くしましたか!? もういいんですか!?」などと石森、デスペラード、ワトに向かって問いかける。
3人が黙っていると、ヒロムは「もう何も言い残したことはないですか!? 3ヶ月間、闘い抜いてきましたよ、俺たちで! 明日で終わるんですよ。さみしいですか!? さみしくないですか!? やっと終わるという気持ちですか!?」などと1人でまくしたてる。すると、石森とデスペラードは無言で立ち去ってしまった。
これでワトだけが残ると、ヒロムは「またお前と2人か!」と言ってぼやきつつ、ワトと一緒に写真撮影を行なった…。
■アントニオ猪木追悼大会『 WRESTLE KINGDOM 17 in 東京ドーム ~闘魂よ、永遠に~ 』
2023年1月4日(水) 14:45開場 17:00試合開始
※第0試合は15時20分開始予定
東京・東京ドーム
※「ロイヤルシート」「アリーナA」「バルコニースタンド」は完売。アリーナBは残りわずか
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