『G1』Bブロックでトップを独走するケニーが登場。8.4大阪の公式戦で当たる石井と前哨対決。
SHOとオーエンズのマッチアップで試合が始まり、SHOがリープフロッグ&ドロップダウンでフェイント。そして、ドロップキックを食らわせると、ケニーにもドロップキックを見舞う。
続いてSHOはジャーマンスープレックスを狙うが、オーエンズが脱出し、スクールボーイからの低空トラースキックで逆転。
その直後、ケニー&オーエンズがダブルエルボー、ダブルエルボードロップ、ダブルレッグスプリット5連発でSHOに追撃。さらに、オーエンズが“弓矢アクション”で挑発して行く。
だが、SHOはカウンタースピアーでオーエンズに報復。ようやくタッチを受けた石井が、パワースラムでケニーを叩きつけ、ブレーンバスターでオーエンズを投げ捨てる。
石井の攻勢は続き、エルボー&逆水平チョップ連射でオーエンズに追い討ち。すると、オーエンズはカウンターフロントハイキックを浴びせるが、石井が怯まず、エルボー連打も受け流す。
だが、オーエンズ&ケニーがフロントハイキック&トラースキックで石井の動きを止め、合体コタロークラッシャーをお見舞い。
これでオーエンズのペースとなり、串刺しジャンピングエルボー、低空ランニングニーアタックで石井に追撃。そして、パッケージドライバーの体勢に入るが、SHOのカットが間に合う。
その直後、オーエンズがSHOを羽交い絞めにする。だが、石井がSHOを救出し、ケニーが放ったトラースキックがオーエンズに誤爆してしまう。
すると、SHOがオーエンズ、石井がケニーをジャーマンスープレックスホイップで投げ捨て、SHOがバッククラッカーでオーエンズに追い討ち。そこから石井が垂直落下式ブレーンバスターでとどめを刺した。
石井「去年、あいつの伸びきった鼻をヘシ折れなかったから、今年はますます伸びてんな。それを(8.4)大阪、ヘシ折ってやるよ。ああ、全勝優勝? 俺もナメられたもんだな。ケニーに言っとけ。『俺を見くびんじゃねぇ』って」
SHO「まあ、オレはこの『G1 CLIMAX』、リーグ戦では絡んでないけど、ケニー・オメガ、ベストバウトマシンらしいな? まあ、明日(明後日)もベストバウト級にふさわしい試合になる……でしょうね。ちゃんとCHAOSの先輩方に、感謝しといた方がいいですよ。それが理由だ。ベストバウト級になんの……」
オーエンズ「(※頭を冷やしながら)だまし討ちしやがって! 汚い手を使いやがって!(※と言い残して先に控室へ)」
ケニー「CHAOSがここまでなったのがどうしてかというのを考えてくれ? 別に汚い手を使うというだけでなく、ハッキリしているのはSWITCHBLADEがいるから、どこであっても勝利しているということだ。誰が最初に彼に完璧なカウント3を聞いて、元チャンピオンにされたのか? 誰が、オカダがレジェンドになること間違いなしと言わせているのか? それが誰であるか、考える余地もないだろ? YOSHI-HASHIだなんて、誰も思わないよな。そういう策士はCHAOSにはいない。いや、ほかを見渡してもいない。これはお前に対して言ってるんだぞ、イシイ。お前はただの虚像でしかないんだ。そんなの、試合を見てたらわかる。お前はただ、子供がはしゃいでいるだけでしかない。とても闘いと言えるものじゃない。俺には魂と魂のぶつかり合いができる。俺に完璧なスープレックスを決めてみろ。俺に完璧なラリアットを決めてみろ。俺にノーガード・ヘッドバットを叩き込んでみろ。俺を倒せるものなら倒してみろ。さあ、どうぞ、やってみろ。お前にレスリングはできるのか? レスリングは肉体だけでやるもんじゃない。頭を使ってやるもんだ。俺が頭を使ったレスリングをお見せしよう。それもセンスあふれたレスリングをな。どちらが素晴らしいか、それでわかるだろう。誰がハイグレードな闘いに仕立て上げてるのか。まあ、そうなれば、お前も別のタイトルを手にすることができるかもしれないな。頼むから、俺の世界を台無しにはしないでくれよ。俺にとっては、大きな賭けだな。ほかのメンバーに迷惑をかけてくれるなよ。イシイ、せいぜい頑張ってくれ。この『G1』、俺はベルトを手にしたまま優勝するのが目標だ。ここまでは順調にきている。それだけに、俺の勢いを止めることはできない。まあ、“ストーンコールド・ピットブル”らしく、オーサカに顔を出してくれ。だけど悲しみに暮れて、俺に背を向けてトボトボと戻ることになるけどな。その時の思いなんて、俺にはわからない。お前がどんなに向かってこようとも、俺に叩きのめされるだけというわけで、グッバイ&(※銃口にキスをするポーズをして)グッナイト。Big Bang!」