タンガ「リスペクトってどういうことか知ってるか？ みんな、それがわかってない。俺たちはIWGPヘビー級のタッグチャンピオンなんだぞ。お前らはリスペクトの気持ちが足りない。BULLET CLUBは家族であり、最高の仲間だ。俺たちは引き裂かれることなく、5年間も強い絆で結ばれている。それがどういうことかわかってない。このタッグリーグで、それを見せつけてやる。そんなことないっていうなら、それを見せてくれ。俺たちのようにできるか？ できるっていうなら、やってみろ。俺たち以上の存在になってみろ」
タマ「俺は子供が生まれて幸せな時間を過ごしていた。でも、いまは息子に会えない。このトーナメントのためにな。でも、俺たちはここでやらなければならないことがある。俺たち以外のチームに白旗をあげさせる。いまはそれに全精力を注いでいる。俺たちに歯向かうなんてバカなことはやめとけ。お前らがどれだけのエネルギーを燃やして向かってきても無駄だ。俺たちこそが最高のタッグチームだからな。しっかりと目を見開いて見とくんだぞ。世界最高のタッグチームをな……」
　
ジュース「いけると思ったんだけどなあ……。フィンレーに任せておけばって。敵は13チーム。全勝して26点を目論んでいた。いい滑り出しだったのに……。昨年、公式戦は7試合。今年はほぼ倍に試合が増えた。これで俺たちは24点にしかならない。この敗北は痛い。負けたけど、俺たちはいいチームだと思うよ。だけど今日は、相手の方が少し上だったかな。この腰にIWGPヘビー級のベルトを巻くことが目標だ……」
フィンレー「タッグな」
ジュース「おお、そうだった。タッグチームのチャンピオンだ（苦笑)。優勝して、業界で最高のチームであることを示すんだ。だけど今夜は……。あと少しだったんけど。本当にあと少し。次はこうはいかない」
フィンレー「もう1回、闘うチャンスがあるよな。そうさ、優勝決定戦だ」
ジュース「ああ。この2チームが、そこで向かい合うんだ。今夜のことは、もう終わったことだ。次の公式戦で勢いを取り戻そう。確か次はシアサッテだったな。シアサッテ」
フィンレー「ん？ それはどういう日本語だ？」
ジュース「シアサッテか？ トゥモローがアシタ。その次がアサッテ。さらにもう1日後がシアサッテだ。そうだろ、シアサッテは？」
フィンレー「俺は日本語知らないから」
ジュース「そうだ、シアサッテだ。俺たちの次の公式戦は」
フィンレー「シアサッテっていうのか？ わかったわかった。日本語って難しいな」
ジュース「シアサッテ、ジュース・ロビンソンとデビチャン(フィンレー）の相手は……ジェフ・コブと“ビッグ”マイケル・エルガンだ。ここで2点をもぎ取って、今日の負けを取り戻す。混戦に持ち込めば、まだまだいけるさ」
フィンレー「今日は残念ながら祝杯を挙げることにならなかったけど、気を取り直してビールでも飲もう。ビールを飲んで、明日に備えようぜ」
ジュース「そうだな」
フィンレー「じゃあ、行こうか」
ジュース「勝利をつかむために一杯やろう。格別においしいのをな」