1.5東京ドームで行われる「NEVER戦」KENTAvs後藤、1.4東京ドームで行われる「IWGPタッグ戦」タマ＆タンガvsジュース＆フィンレーのダブル前哨マッチ。

　後藤が先発を買って出るも、KENTAは敢えてコーナーに下がって挑発。これで石井対裕二郎となるが、控えとなったKENTAが石井のロープワークを妨害。すかさず裕二郎がフロントハイキックを食らわせる。しかし、石井がロープワークでフェイントをかけ、後藤との連携でKENTAと裕二郎を蹴散らした。
　フィンレー対タンガとなり、フィンレーがリープフロッグからジャンピングエルボースマッシュ。さらに、串刺しジャンピングエルボースマッシュに繋ぐ。
　ところが、タマが乱入してフィンレーの注意を逸らし、タンガが背後からのラリアットで逆転。たちまち激しい場外乱闘が巻き起こり、KENTAが後藤を痛めつける。
　そして、フィンレーも大ダメージを追って完全に孤立するが、ドロップキックでタンガに逆襲。これでジュース対タマとなり、ジュースがセントーン、串刺しラリアット、キャノンボール、顔面パンチ連射と畳み掛ける。
　そこへタンガが入り、タマと共にジュースへ合体ブレーンバスターを仕掛ける。だが、フィンレーが割って入り、2人同時のジャンピングネックブリーカーでタマ＆タンガを蹴散らした。
　後藤対KENTAとなり、KENTAがカウンターキチンシンク、ローキック連打、ストンピング連打、グリーンキラーなどで攻め込む。そして、キックのコンビネーションから串刺しフロントハイキックで追撃。
　すると後藤は、串刺しラリアットで逆転し、ブルドッキングヘッドロックで叩きつける。ところが、セコンドの邪道が竹刀攻撃で介入し、またもや大乱闘が勃発。
　これで後藤の動きが鈍ると、裕二郎＆タマ＆タンガがストンピングを乱れ打つ。そして、タマが串刺しジャンピングボディアタック、タンガがアバランシュホールド、裕二郎が低空ランニングフロントキック、フィッシャーマンバスターと畳み掛ける。
　ここから両軍の選手が入り乱れ、フィンレーが裕二郎にジャンピングエルボースマッシュ、タマがフィンレーにトンガンツイスト、ジュースがタマに顔面パンチ、タンガがジュースにエイプシット、石井がタンガにジャーマンスープレックスホイップ。
　その後、裕二郎＆KENTAが後藤と石井を鉢合わせにするが、石井がKENTAにラリアット、後藤が裕二郎に牛殺しで報復。その直後、石井がスライディングラリアットで裕二郎に追撃し、最後は後藤がGTRで引導を渡した。

　試合後、後藤とKENTA、ジュース＆フィンレーとタマが、一触即発で睨み合った。

後藤「使命感に燃えてるぜ！　NEVERのベルトは、この俺が助けてやる！」
ジュース「東京ドームまであと1試合。今日も戦ったが、俺たちで勝敗を決めることはできなかったな。でも思ったんだ。G.o.D.はそこまでの脅威じゃないのかもしれないなぁ。G.o.D.はまだ、本当の俺たちと戦っていないんだ。でも警戒しないといけない。G.o.D.の2人は300日以上の長期間にわたって、IWGPヘビー級タッグのベルトを保持し続けている。約１年ってことだ。あのベルトの持ち主が新日本プロレスの最強タッグチームの証だって言うんなら、今最強なのはアイツらなんだろう。さらに恐ろしいことは、自分たちは親友同士で一緒にお酒を酌み交わすこともあるけど、アイツらは血のつながった兄弟だってことだ。しかもあいつらの父親はキング・ハクだ。これは驚異的であり、とても恐ろしくすごいことかもしれない。そんな彼らとのビッグファイトが待っている。そして結果的に、俺たちはまだ０勝２敗だ。もっと悪いことに、俺たちはあの２人だけでなく、邪道も相手にしなくてはいけない。シンガポール・ケイン？　ジュードー・スティック？　なんと呼べばいいのか分からないけど、あの邪道が持っている棒も相手にしなくてはいけないんだ。だが俺はあの棒をブチ折ってやる！　いや、あの棒を使って邪道のケツから大腸小腸を抜けて内臓まで引っ掻き回して引き裂いてやるんだ！　いや、でも難しい試合だよ。なぜなら３人vs２人なんだからな。アイツらはタッグじゃない。トリオなんだ。それにレフェリーも俺たちの味方をしてくれない。ケンタサン、その他レフェリーのみんな、いつまで黒と白のストライプのシャツを着てそんなジャッジをしてるんだ！　邪道をしっかり見ておけよ、バカ野郎！　あいつらがちゃんと見てないからいつもひどい目に合うんだよ！　しっかりしろこの野郎！」
フィンレー「このトロフィーを獲ってから約２週間。何だか霧の中にいるような不思議な気分だ。でもここまで来た。そしてあと１試合を残して、東京ドームの試合が待ち受けている。俺たちはG.o.D.と戦うんだ。今のところ、彼らが世界一なのか？　いや違う！　このトロフィーを獲ったんだから、俺たちこそが最強のタッグチームなんだと思う。明日も負けない。そして東京ドームに向かっていく！」